人狼物語 三日月国


129 【身内】狂花監獄BarreNwort2【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 蒐集家 テンガン

「――さて」
今日はここからが本番だ。最後の、かはともかく。

傷はすべて治してきた。考えられる準備も全て行った。
ショットガンを手に、処刑室へ向かう。
(0) 2022/03/05(Sat) 21:38:30

【人】 蒐集家 テンガン

「殺される訳にはいかないが……困った。今回は守ってくれる人間はいないか」

大振りの盾をその場に立てる。
もちろんこの会場から去る気はない。仲間えものの最後の見せ場だ。
自分が殺されては困るし、すぐに
死なれても困る。

銃口はアルレシャへと向け。

「一体何人残る?」
(6) 2022/03/05(Sat) 22:46:55
テンガンは、バーナードに感謝する。焼かれると熱い。
(a10) 2022/03/05(Sat) 22:57:55

【人】 蒐集家 テンガン

>>a8
これに対しては、盾へ入り、傾けて防ぐことにする。

「いつまでも見ているだけではつまらないな」

まずは一発。金属でも貫通する強い弾を、踊り始めるであろうアルレシャの足元へ撃ち出す。
ナフが離れた後か、その前かは分からないが。
(11) 2022/03/05(Sat) 23:16:42

【人】 蒐集家 テンガン

>>22の後

素早く動くアルレシャを狙いやすくなっただろうか?
銃口を向けダン、ダンと連続して撃ち出す。やはり狙いはアルレシャの足元、膝から下だ。
撃ちながら盾を持ち、立ち位置を徐々に変える。

死角を狙う。そしてできれば、近づきたい。
(23) 2022/03/06(Sun) 14:52:55

【人】 蒐集家 テンガン

>>29
ナイフは盾が弾くだろう。カン、カン、カン、と3回分の音は追加の銃撃の音で掻き消された。そのいずれもアルレシャには当たらなかっただろう。

機会を伺う姿を視界に納め。>>27
そのほぼ反対側に回り込む足を止め、弾を散弾へと切り替える。
小動物に使うような、細かい弾だ。

テンガンはしっかりと視界にスコップの実在を認めながら、射線上に他の演者が入らないよう、アルレシャへ向けて撃つ。
狙いはやはり足、しかし先程よりは上。胴に近い位置だ。
(31) 2022/03/06(Sun) 22:50:40

【人】 蒐集家 テンガン

>>34
「!」
狙いがロベリアへ向いて、それからテンガンは動き出す。盾と銃はその場に捨て走る。
もちろんその打撃を阻止するために動いたわけではない。

アルレシャ獲物の中身を暴いてやるのだ。

追い詰められつつある今がその機会だ。
スコップでの抵抗があろうと多少は耐えられる。この隙を掴むためにここまで無駄な怪我をしないよう気をつけた。
アルレシャの頭に指先を少しでも触れられるなら、全力で能力を使用する。
もしできるなら後頭部を掴み、逃さないような形で。

もっと気をつけて繊細な行使をしたならふわふわした違和感で済ませてやれるのだが――
この場においてはそんな配慮は一切しない。

強盗が盗みに入った家の家財の傷など気にしないのと同じ。

脳を掴んで、揺すり、ひっくり返して、それを幾度も繰り返すような感覚がアルレシャの平衡感覚を奪うだろう。
目的の情報を得る以上に抵抗を減らすため。
テンガンが見たいのは――

アルレシャが、今この場で、恐怖を感じているのか。

隠そうとしているであろう、それひとつだ。
探す過程で余計なものも見てしまうかもしれないが。
(35) 2022/03/07(Mon) 1:04:56

【秘】 白昼夢 アルレシャ → 蒐集家 テンガン

爆風。轟音。硝煙と土煙、崩れた瓦礫。
不明瞭な怒号。身を縮こめて息を殺すすぐ側を、何度も何度も通り過ぎていく敵軍の足音。
合わぬ歯の根を顎の骨ごと押さえつける痛み。
冷や汗が滲む気持ち悪さ。
恐怖、とまぜこぜの高揚。


吐き気。

「生きて帰るとは腑抜けた奴だ!」「恥を知れ、無傷など!」
記憶がこびりついて何度も何度も壊れた再生機のように。

目眩、頭痛。

死にたくない、
死にたくない!


遠くの爆発音。味方は敵軍の群に特攻したらしい。
あれは褒められるんだろうか。

砕け散ってもう拾い集めてももらえなかろう。

死にたくない。

いやだ、

いやだ、
いやだ!!


どうしてみんな死ねるんだ。
こんなに必要ない俺が隠れているのに。
こんなに必要ない俺だって死にたくないと思うのに。

こわい。 なにもかも。
(-7) 2022/03/07(Mon) 2:04:53

【人】 蒐集家 テンガン

>>38 >>-7 >>39
振り回されるスコップへはもう意識は向かなかった。当たったのかもしれないが。
今この場は知らない戦場になり、ここにあるのは強い強い
強い
感情だった。
身を包む不快感も見に覚えのない言葉もこの瞬間は本物であって、現実で、

「――そうだ」

振り乱される頭をずっと掴み続けることはできないだろう。
手を離して、若干覚束ない足取りで処刑室の壁に背がつくまで後退する。

己の焦点は合わない。同じだけこの脳も揺れている。違いは慣れているか、そうでないか。
それでも視界の中に、叫ぶアルレシャを捉えて逸らさない。

「折角、最後のステージなんだろう。ミラージュ」

「怖いのなら、怖がってくれれば良い。
死にたくないのなら、そう叫んでくれ


仲間
が隠そうとしていたであろう感情、その叫びの意味を晒し、笑いかける。
そうせずともこの場の人間も、いない人間も、感じ取れるのかもしれないが。
(42) 2022/03/07(Mon) 2:56:41

【人】 蒐集家 テンガン

壁に預けていた背を浮かせる。

「……」
何だ、もう終わってしまったのか、とは言わなかった。
中々良かったんじゃないか、結末としては。予想外で。

処刑室内へ、ゆっくり視線を巡らせる。
仲間の死体が1つ、2つ。それと……

壁際へ寄せられ、動かないロベリアへと近づく。
これは、3つ目だろうか。その確認のため。
(56) 2022/03/08(Tue) 0:17:41
テンガンは、口を開く。「蘇生の申請は3人分必要だ」
(a23) 2022/03/08(Tue) 0:36:06

【秘】 蒐集家 テンガン → 『巫覡』 ロベリア

ロベリアが蘇生室へ運び込まれてから。

遅れて蘇生室へ入る。処刑室からそのままここにやってきて、いるのを確認して、何をするでもなく立ったまま。
ロベリアの治療が完了するかしないか、意識の戻るギリギリになってから部屋を出た。
(-30) 2022/03/08(Tue) 1:32:52

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン

演目の途中、舞台から下りて観客席へと。
眠りを誘うような心地のいい音楽とともに踊る演者達。
それをボクはそこ観客席から見ていた。


強く感じたのは恐怖の味だ。他にも混ざる何かがあった。
こちらまで具合の悪くなるような苦味の強い痛む味。


ゆったりとしたワルツが流れ、演者の笑い声が耳に響く。
柔らかな陽だまりを思うその音に自然と笑みが浮かぶ。


自分の死さえ酷く怖く、痛いものだと感じるのに。
…これは駄目だ、良くない。早く死にたい。感じたくないものだ。


次はロンド。目を閉じて音に集中する。
弾むようなその音は楽しげな気分を感じさせる。


目を閉じても、耳を塞いでも感じるものは変わらない。
むしろより鋭く感じた恐怖の味はこちらの感覚まで狂わせる。


は、
ア、
ア゛
……………。


も う や め て く れ ! ! !

こんな味を、
……………ボクは、知りたくない。


ロベリアが目を覚ます時。
君や魚を待つ機械に聞こえたとするなら声にならぬ声。
叫びというには無茶苦茶で気でも狂ったような。

その後は気の所為だったかのように静かになるのだが……。
果たして、君はこちらへ足を向けるだろうか。
(-45) 2022/03/08(Tue) 3:05:04

【秘】 蒐集家 テンガン → 『巫覡』 ロベリア


離れるため動くはずだった足が止まる。
振り返る。ゆっくりと、部屋の入口まで戻る。
その頃には叫びも収まって、もう聞こえないのかもしれない。
中を見てもどこから聞こえたものか、なんて分からないのかもしれない。

でも、それは叫びで、あなたのいる所から発されたものだと思う。

部屋の中へ戻る。急ぐ様子もなく普段通りの足取りで、ロベリアのポッドの前へ。
あなたは気づくだろうか。
それともこちらが、またゆっくりした動作で蓋を開ける方が早いだろうか。
(-66) 2022/03/08(Tue) 11:20:03

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン


ロベリアはまだ、外に出る勇気を持てなかった。
だから小さく身を丸めて静かに、静かに涙を流す。

別に、覚悟をしていない訳じゃなかった。
あの場面でテンガンが動いたという事は、そういう事だから。


でも痛む舌と、それを受けて痛む胸。
他の誰かの味など感じられぬ程に強く、強く 響いた。
自分の死も近付いていたからこそ、余計に。


ポッド内に光が差す。それは君が蓋を開けたからで。

怯えるような翡翠色は君へ視線を向けるも揺れ動いている。
まるで認識しているようで、出来ていないような。

口元を押さえ叫びを堪えているのか。あるいは。
どちらにせよこちらからはまだそれ以上の反応を返せない。

辛い、苦い。焼けるような痛みが。胸が苦しい。
(-67) 2022/03/08(Tue) 11:52:03

【秘】 蒐集家 テンガン → 『巫覡』 ロベリア


小さくなったあなたの姿を視界に収める。
口を開きかけて、閉じ。
何を言うべきか分からない。


ちら、とこの場にいる生き返った人間と、それを迎えに来た人間を確認してから。
足を曲げ、合わない目を見て、近づいた距離から両手を伸ばす。
ロベリアが何を感じ取ってしまったのかまだ分からない。
はず。


伸ばした両手は、あなたの体へ。そのまま抱え上げる。
ここには人が多いから。

何も抵抗がなければそのまま部屋を出ていくだろう。
(-70) 2022/03/08(Tue) 12:49:25

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン


伸ばされた手に怯える様子は無い。
雫はまだ落ち続けているが、叫ぶ事も無い。

抵抗も無くそのまま抱え上げる事は可能だ。
部屋を出ていく事にも何の発言異論も無かった。

身を任せるように体を預けて、少し目を閉じる。
ボクはこの味も、熱も知っている。


怖い夢でも見た子供のように指先を伸ばして……。
――…君の服を軽く握る。縋るように。求めるように。
(-76) 2022/03/08(Tue) 16:24:56

【秘】 蒐集家 テンガン → 『巫覡』 ロベリア


向かい合わせになるように抱えたので、あなたの顔は見えない。
あなたからも見えないだろう。

廊下を歩き、預けられた重みと、それから握られた感覚があって、足を止める。気づいた。
……目的地がない。おそらく人のいない方、気配のない方に進んでいただけで。

立ち止まったまま。
どこへ連れて行くべきか。

立ち止まったまま。
本人の部屋がいいだろうか。


ぐる、と向きを変える。
来た道を少し戻って、今度はロベリアの部屋の方へと歩いている。
(-84) 2022/03/08(Tue) 21:33:15

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン


人がいない方へ。気配のない方へ。
そうして足を進める君のおかげか、少しずつ意識は明瞭に。

合わせて、揺れる瞳は今を映し感じる熱に気持ちが和らぐ。

そうだ、あの味はボクのものでは無い。
あまりにも強く感じ、深く受け入れてしまった。


立ち止まる足に閉じた目を開け、君を見ようとするけれど。
……見えない。その間に向きは変わりまた歩き出すのだが。

…………………テンガン


確かめるように名を呼ぶのは顔が見えない不安から。
掴んだ部分を緩く引っ張り、先とは違う落ち着きがある事を知らせようとする。

名を呼ぶ以外の言葉は、まだ上手く思い浮かばずにいた。
(-88) 2022/03/08(Tue) 22:26:33

【秘】 蒐集家 テンガン → 『巫覡』 ロベリア


名前を呼ばれて数歩、引かれて一歩。それだけ歩いてまた足を止める。
声が届いている証拠だ。
けれど、顔を見るような動作はしない。
返事もしないで、ただ止まっているだけだ。

「……」
沈黙の向こうに、きっと以前感じたことのある心配の味がある。
そして、強い味を感じている間は感じ取れないであろう、心配のさらに向こうにある味は。

本当に、あなたの知るもの正気、だろうか。
(-96) 2022/03/08(Tue) 23:38:54

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン


「……………テンガン」

もう一度名を呼ぶのは、
何故だろう。

意識が明瞭になる程に、君への違和感を得ていく。


服を握る手とは反対の手を動かし、叶うなら髪に触れる。
君は今、何を思っているのだろう。


また目を閉じて、僅かにでもその感覚を味わえないかと。
恐怖に飲まれかけた苦しみを持ちながらも、君の事は知りたいと思う。
もう遅いのだろうか。…教えてくれよ、第六感嫌いな力


服を握る手は今度は強く、離すまいと力が込められた。
(-100) 2022/03/09(Wed) 0:07:21

【秘】 蒐集家 テンガン → 『巫覡』 ロベリア


「……、何だ」
返事をする。きっと普段通りの声色で。
内にあるものは、きっとロベリアが先程飲まれかけた恐怖に似ている。


触れる手を振り払うことはない。
あるいは行き先のない聲を上げ続ける巫の、冷たい空虚。


掴む手も。
ほんの数日前、この男に読み取られた、"さよなら"の記憶に付随した身に覚えのある感情かもしれない。


この両腕はあなたを抱える為に使っているから、あなたの動作を邪魔することはない。
だが、そのどれもがテンガン自身には分からない。
感じないのではなくそこにあるものに気づけないが故の歪さが、この混ざり混ざった混乱をあなたに感じ取らせないかもしれない。
(-104) 2022/03/09(Wed) 0:48:56

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン


目眩を感じたように視界が揺れた。
声を、息を飲む音を零しかけて、堪える。
こんな近くにいるから、鼓動から伝わるのだろうか。


でも
大丈夫、ボクはもう、大丈夫。
苦しい。


髪に触れた手は一瞬強ばるように固まって。
――…撫でる。柔らかく、壊れ物でも扱う様に。

「…………何処に、連れてってくれる………の」

迷うような足取りは感じていた。
だから君が最後に決めた目的地を知らない。
目的地がなく、人のいない方に進んでいた事も。


本当は別に、これが気になったから名前を呼んだわけじゃない。
でも 君の声を聞ければ、今の思いももう少し治まるかなって。
(-105) 2022/03/09(Wed) 1:17:42

【秘】 蒐集家 テンガン → 『巫覡』 ロベリア


「ああ」
きっとまだ大丈夫ではないのだろう、と思った。あなたが。

「君の部屋。君の部屋がいいと思った。誰も入って来ない方がいいだろう」
また歩き始める。今度は目的地がはっきりしている分、先程までよりは少し早く。

「だから、安心するといい」
この間も、内の内にあるものは変わらない。
(-107) 2022/03/09(Wed) 1:34:55

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン


「……そう。………うん」

何処でもいい。…けれど人が居ない方がいい。
故に君のその選択を拒む理由は無かった。

歩き始めるなら髪を撫でる手は止まり、添えるだけ。

「……ふふッ、別にボクは……大丈夫なのに」

そう言いながらも身を預ける様は変わらず。
部屋に着いても、それは同じで。

勿論下ろす動作があれば素直に受け入れるのだが。

変わらない何かを、今尚感じ続けているかもしれない。
分からないものだとしても、それは確かな感情だから。
(-109) 2022/03/09(Wed) 1:59:00

【秘】 蒐集家 テンガン → 『巫覡』 ロベリア


鍵がかかっているかもしれない部屋をどう開けるか、についてはテンガンは何も考えていなかった。ので、部屋の前で数秒立ち止まり、「鍵」と呟いていただろう。
あなたが一緒にいて、受け答えができるのなら何とかなったのだろうが。

そして、部屋に入っても下ろす素振りはない。
掴んでいる手を離す気配はあるだろうか。あるいは添えている手を離すことは?

ないのなら、数秒止まった後に勝手にベッドに座る。あなたを抱えたまま、あなたの足は床に着かないよう折り曲げさせてベッドへ乗せ。
手を離すならその場に下ろそうと体を屈めるだろう。
(-112) 2022/03/09(Wed) 2:22:47

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン


部屋の鍵はそもそもかけていなかった。
理由は起きて直ぐに飛び出すように処刑室へ向かったから。
だから「鍵は閉めてないよ」と君に伝えたはずだ。

下ろす素振りが無い事には僅かに不思議そうにはする。
が、表には出さない。掴んでいる手も添えている手も離れない。
下ろされる際でなければ、離す理由も無い。


ポッドにいた際には体は温かくとも冷えて、けれど今は君の熱が混じり心地よい体温を有していると感じる。
ベッドに着いてからは擦り寄るように君の身に額を寄せて、頭に添えた手は君の髪を緩く撫でた。
離れたくない。


そういえばここまで君の顔を見る事は叶わなかったが。
……今ならどうだろう。手はそのままに、覗く事は叶うか。
叶わずとも君の熱を、味をより良く感じられるならばそれでも。
それがどんなものであれ、君を知りたい。欲しいと感じているから。
(-115) 2022/03/09(Wed) 6:18:38

【秘】 蒐集家 テンガン → 『巫覡』 ロベリア


こちらを見るなら、きっと目が合った。

座ったまま何をするわけでもなく、額を寄せられること、撫でられること、体温をそのまま感じている。
ロベリアの行う動作に対して、真に不快感は混ざらない。
それでどういう気持ちがあるかと言えば分からないが。
あなたが離さなかった気持ちと非常に似ているだろう。


それ以外のことは何も考えてい
られ
ない。あなたが何を思っているかも分からないし、何をするべきかも分からない。
これはただ待っているだけだ。自分が"元通り"になるのを時間の経過に任せている。野ざらしのまま嵐が過ぎ去るのを待つように。
(-117) 2022/03/09(Wed) 10:34:36

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン


目が合えばほっとしたように表情が和らぐ。
気が抜けたような。安心したような柔らかな笑みが浮かんでいる。

何をして欲しいかと聞かれれば、
ここにいて欲しい。

それは残り短いこの無礼講の中で我儘な思いだろう。


…………。服を握る手はゆっくりと離されるが、その指先は緩やかに首筋を辿り慈しむように頬に触れる。
拒まぬならだが。


感じるものがあろうとも、全てを知る訳では無いから気の利いた事など言えないし、君に問いかけるように零したとてまたいつかと同じようになるのかもしれない。

だから。
好きにする事にした。

髪を撫でる手はまた添えるだけに戻り、そのまま抱きつくように身を寄せ。

………落ち着くまで、傍にいて


耳元で囁く。
ふたりの心が癒されるまで。

そうせずとも君は望むならいてくれるのだろうが。
野ざらしになる君の、雨風凌げる存在になれればいいのに。


求める心が止まらない。触れる度に愛おしさが増していく。
(-119) 2022/03/09(Wed) 15:15:54

【秘】 蒐集家 テンガン → 『巫覡』 ロベリア


こちらを見ただけでそうやって変わる表情を視認し、ただ目を細める。
頬に触れる手の方へ、ほんの少しだけ首が傾く。
それ以外に動くことはない。

あなたがいくら近くに寄っても動くことはない。
でもきっとこれは、驚いているのだ。

返事をするまでに長い時が経つ。

「……分かった」
それでようやく返すのはこの一言だ。
沈黙の間、承諾するか拒否するかを考えていたわけでは無い。
承諾する言葉はどうだったかを思い出すための時間だった。
そしてやっぱり、言葉にも驚いていたのだろう。自分の口からは出せない、望みとも分からない望みを代わりにあなたが言ってくれたようで。
(-143) 2022/03/09(Wed) 21:23:24

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン


君の言葉を待っている。急かす様子もなく、ゆったりと。
それに焦れったい気持ちを抱くはずも無いのだから。
君がこちらの言葉を、行動を待ち続けてくれるように。


耳に寄せた口はその間に少しだけ離されるだろう。
君を、翡翠に灯したかったから。

「………ありがとう」
言葉と共に小さな笑い声が零される。

頬の手は、指先は撫でるように動かされ。
髪に添えた手は背を滑るように落ちて、腰辺りに移動する。

君が分からぬ事は、ボクが口にしよう。
まるでボクの言葉のように。望みのように。

実際、同じ気持ちであるから口にしただけだが。


「…ねえ、テンガン。手を借りても……いい? 」
(-152) 2022/03/09(Wed) 22:12:06

【秘】 蒐集家 テンガン → 『巫覡』 ロベリア


動きを追う視線があなたにぶつかる。相変わらず笑いもしないで。
背を滑る感触は厚い服越しでも分かった。少々擽ったい、と思う。思うだけだ。

あなたの問いに、少々の間を置いて応える。
ここへ運ぶ時にはあなたを支えていた、もう使っていない手を浮かせて、す、と目の前に差し出した。
いいとも悪いとも口にしないが、意思表示はこれで十分だろうか。
(-162) 2022/03/09(Wed) 23:02:55

【秘】 蒐集家 テンガン → 泰然自若 シトゥラ


「遊びと大して変わらないんじゃないか?君は襲撃では死なないんだ」

バカらしくゲームと現実を混同しておく。

「本当にやる気は無かったんだが、余裕そうだな。
では近々"誘い"に行こう。君の希望通りトレーニングルームで。そうすると、君用にいい場所を思いついている。それを試そう」
と、あなたへ予告を行うが。きっとその機会は来なかっただろう。

この宴では、の話だが。
(-169) 2022/03/09(Wed) 23:31:36
テンガンは、一番後ろから見ている。
(a41) 2022/03/09(Wed) 23:43:42

【秘】 欲しがりな ロベリア → 蒐集家 テンガン


差し出される手があれば頬を撫でていた手を動かし、手首辺りに触れる。
もっと正確に言うならば、肌と手袋の隙間だ。

そこに触れて………。

――…指先を滑り込ませる。
これも拒まずにいるなら、だ。


布越しでなく、確かな熱が欲しい。
…と欲の込もる願いを叶えようとしている。


これが叶うなら、手袋はロベリアにより外され、君の手に己の手を重ね、触れて……緩やかに握り込むだろう。
(-173) 2022/03/09(Wed) 23:55:12

【秘】 蒐集家 テンガン → 欲しがりな ロベリア


もしかしたらあなたの手の方が冷たかったかもしれない。
しかしテンガンも触れられた肌に確かに熱を感じる。
外された手袋が落ちても視線は、重ねられ、触れられている手に向いている。
拒む可能性があるだろうか。今この手はロベリアのものなのに。


指の間を通る感触がしっかりと手を包み込んだ瞬間。
ぐ、と握り返すような力が入ったのが、ロベリアにも伝わっただろう。
それは一瞬で、すぐに力は抜け、ただ握られているだけの手、に戻ったけれども。
(-181) 2022/03/10(Thu) 0:46:15
テンガンは、ステージ上の奏者へ、今日は観客として拍手を。
(a47) 2022/03/10(Thu) 0:49:26

【秘】 泰然自若 シトゥラ → 蒐集家 テンガン

「アンタ二次元と三次元を混同するタイプ?」

死ぬときゃ死ぬわ。アンタとのやり合いの中じゃ意地汚く生き残ってやる気満々だけどなァ!

「アンタがいい場所って言うと嫌な予感しかしないんだよなァ。……ま、乗ってやる。羽目は外しすぎんなよ」

―――宴の終盤になってもやってこなかった事から、シトゥラはアイツまたなにかしでかすつもりだなと深く溜息を吐く事になる。
予告までしておいて何もしないなんて事はないだろうと、確信めいたものを持っている。
テンガンと同じく、シトゥラもそれはそれは根気があるタイプだ。何度でも何度でも立ちはだかってやるからな。
(-190) 2022/03/10(Thu) 1:24:37

【秘】 欲しがりな ロベリア → 蒐集家 テンガン


握り返すような力を感じて、不意に視線を上げる。
そうして数秒、君を翡翠に映して 緩く笑む。
一瞬だとしても、この瞬間に強く幸福を感じている。


こうされると とても好きだと、思ってしまう。


君の手の力が抜けて、こちらがただ握るだけに戻っても熱を離す事は無い。
むしろ緩やかだったはずの力は少しずつ増して、離れる事を拒むように君の手を握り込んでいる。

「………好き」

口から出る言葉は短く、思いを伝えるというよりは独り言のような。
どうしようもなく強い感情で君を欲してしまう。


最初は知ったような言葉を零す君を嫌い不快だと感じて。
けれども君はそんな
空っぽな
ボクに居場所をくれた。
……殺そうとしたのに。

与えられる事が嬉しくて、縋り、求めて。
君という存在を特別に感じて、知りたいと願い 欲した。
この思いを抱く事が許されないとしても、もう離せない。
…この思いは、確かに
ボクのもの
君を愛している。


欲だらけの思考にほんの少し嘲笑を零しそうになる。
ほらね、ボクは神子なんて器にはなれないんだ。


でもそれでいい。人らしく生きる事を、望まれている。


「………温かい、な」
(-191) 2022/03/10(Thu) 1:33:05

【秘】 蒐集家 テンガン → 欲しがりな ロベリア


視線がこちらへ向けば、テンガンからも目を向けただろう。あなたが目を逸らさないなら、しばらく目が合ったまま動かない。
握る力が強くなったのを確かに感じる。そこに交じる感情も全てではなくても、分かることはある。
それからロベリアの独り言を聞いて、「ああ」と小さく声を上げる。
やっとだ。

3日目に上手く言葉にできない何かを思ってから、今頃になって。

「君のやることは、
可愛い
。だから心配になるんだ。
監獄こんな所なんかで暮らしていたらすぐに目をつけられるだろう、と、思う。置いていけない」

やっとしっくり来る適切な単語が見つかった。
だから出た方がいいと思ったし、もしあなたが大した戦力にならないとしても構わないなと思った。置いていくより。
(-204) 2022/03/10(Thu) 2:43:46

【赤】 蒐集家 テンガン


こちらもこちらで色々終わった後のこと。


『ゲームの事ならもう少し残りたくはあったな。
勝敗はともかくハーミットの希望は面白そうだったし、折角だからミラージュへも宣戦布告したかった所だ。まあ』

『この無礼講自体は、悪くない。君達にはいい物も見せて貰えた』
(*2) 2022/03/10(Thu) 3:14:11

【秘】 欲しがりな ロベリア → 蒐集家 テンガン


こちらから目を逸らすことは無い。
だから暫し、お互いに見つめ合う時間が続く。

そうして君の声が、言葉が耳に響いて………。
その言葉に目をぱちぱちと、驚きを含む表情が浮かぶ。

「……………可愛、い」

疑問を音にしようと口を開き、急速に体が熱くなる。
あ……こ れは、……………。


咄嗟に目を逸らす。けど多分、自分の表情は赤らんでいる。
なんだそれ。……なんだよそれ。今まで話さなかったのに。


「ぁ、………………う、………ッ」

何かを言おうと口を開閉させるも、上手く言葉に出来ない。
君、心配も感じ取れていなかっただろう。なんで今。


置いていけないと そう言ってくれるのは嬉しいが。
………本当になんなんだ、君は。


腰に回した手を、自身の顔を隠すために動かして、口元へ。
握る手はじわりと汗ばむのかもしれない。
…恥ずかしい。
(-222) 2022/03/10(Thu) 7:22:00

【秘】 蒐集家 テンガン → 欲しがりな ロベリア


頷く。
ロベリアの瞬きと驚き、目が逸らされて、明らかに照れた顔で、話せない様子なのも、しっかり見た。直視した。
だから、繋がれていない方の手はあなたの頭の上に乗せた。そのまま撫でる動きは、寝かそうとでもしている程遅い。
これは可愛がっているのだと、あなたに伝わるだろうか。

汗ばむ手を握り返し、ちょっと考えられる頭で思うのは……
『君の事はとても好きだな』ということだ。あなたからなんとなく感じ取れるものよりは小さい気はするが、言わないでおく。普通、そういう事を言われると落ち着けなくなるものだろう。
喋れなくなっている人間に言う事じゃない。
言わなくても味で感じ取られてしまうことは止められないが。


隠そうとしている事は分かったし、
もう十分見て分かったし、
目を閉じた。これで君の事は見ていない。
嵐はもう、耐えられるくらいの大雨だ。
(-227) 2022/03/10(Thu) 11:10:09

【秘】 欲しがりな ロベリア → 蒐集家 テンガン


目を逸らして尚、見られている事が分かる。
君がそんな言葉をくれるとは、思わなくて。


撫でる手つきがそうなのだと強く感じさせる。
勿論それだけでなく味だって口に広がるから、
ずるい。


その後に感じるものだって、
……とても嬉しい。


アルレシャの味を忘れる、という訳では無いのだが……。
今は別の意味で落ち着かなくなってしまった。
こんなの平常心でいられるわけが無い。


口元を隠しながら視線だけを向けて、…知る。
君はもうこちらを見ていないのだと。
それはそれで寂しいのだから、難儀だ。


握る手はそのまま。もう片方の手を君の首元に伸ばし。
軽く服を引っ張ってこちらから顔を寄せる。
……触れるだけの柔らかな口付けを落とす。


ボクばかりが意識をするの、悔しいだろ。
少しでいいから覚えていてよ。…君とは違う、ボクからの証。


あのね、愛しい君テンガン
ボクは未来に期待している。
…君のおかげだ、ありがとう。
(-230) 2022/03/10(Thu) 13:43:49

【秘】 蒐集家 テンガン → 欲しがりな ロベリア


引かれたのに驚いて、その後の行動に、目を開いた。
これまでで最も近くにあなたの顔がある。
そう長くは続かなかったであろう行為を、残る感触で理解する。

「……ロベリア。君、折角俺が見ないでいた間に……いや」

何とも言えないこの感情はどう言い表そうか。
適切な単語が見つかる迄、きっと5日では済まない。これは。
なので。

あなたの顔が完全に離れる前に、こちらの顔を近づける。
唇で触れる先はあなたの頬だ。

だってこれはただの悪戯だから。

多分。


一瞬で終わらせると、さっさと離れた。
そうした方が、ロベリアの顔と反応をよく見れるから。
(-236) 2022/03/10(Thu) 15:44:38
テンガンは、最後に看守長を飾る。チョコチップマフィンvilチョコレートタルトvilチョコチップクッキーvil
(a56) 2022/03/10(Thu) 15:52:58

テンガンは、まともなチョコしか来ない。
(a57) 2022/03/10(Thu) 15:53:39

【秘】 欲しがりな ロベリア → 蒐集家 テンガン


行いの途中、君の瞳が開かれていた事に気付けない。
満足気に服から手を離し、見上げるように見つめて。

「……無防備に目を閉じる方が、悪い」

悪戯に笑う。
頬の赤みは消えていないだろうが。


君の感情が形になるまで、沢山考えてくれればいい。
自分について思案してくれる時間はとても幸福な事。

そして、君が"楽しい"以外の己の感情について考えを巡らせる事が何より嬉しい。


離れようと身を動かしたところで………。
(-250) 2022/03/10(Thu) 19:11:23

【秘】 欲しがりな ロベリア → 蒐集家 テンガン


――…頬への感触があった。

「……
、………………? 」

目を見開き、真っ赤な顔は耳まで赤らみを持つ。
はくはくと口を動かすが、音は出て来ない。

今何が起きた。どうしてボクが驚いている。
なんでこんな事するんだ? ああ、もう。……君はやっぱり、ずるい。


服を掴んでいた手は行き場を無くしたように空にある。
その手を何処にやるべきか。全くと言っていいほど思考が定まらない。

「あ、……き
、な
んで
……、ば……


浮かんだ言葉は罵倒するものだが、きっと君にも分かる。
嫌では無いしむしろ嬉しい。けれど複雑なだけ。
だってこちらから仕掛けたのに……こんなのって。


今度は顔を隠さなかった。
隠すという思考さえも浮かばなかった。


口内を満たすこの味は、なんと形容するべきか。
(-251) 2022/03/10(Thu) 19:13:06

【秘】 蒐集家 テンガン → 欲しがりな ロベリア


狼狽えるあなたの様子はしっかり視界に収めた。
満足。


「君の言葉を借りるなら」
「やり返されないと思っている方が、悪い」

言葉だけの罵倒は全く効かない。当然ロベリアの様子はこちらが狙って『嫌がる事』をやった時とは違うものなのだから、嫌でないことくらいすぐわかる。

「初めよりも分かりやすくなったな。君は。鏡でも持っていれば良かった。今自分でも確認できたらよく分かっただろう」
(-254) 2022/03/10(Thu) 19:34:21

【秘】 欲しがりな ロベリア → 蒐集家 テンガン


悔しいがその通りだとは思う。
言い返せなくて言葉に詰まる。

頬の感触が消えない。首へのあの熱も。
結局ボクばかり意識している! こんなの、忘れようが無い。


全く罵倒が効いていない事も。理解されている事も。
本当に、何もかもが悔しいと感じるのは何故か。
でも、そういうところも好きなんだ。


「あ、ぁ あ………
、嫌
…。絶
………。
分かりやすく……
なった事 くらい
分かってる
………」

君の手を握る力が緩くなったり、少し増したりと動揺がよく伝わるだろう。
自分がこんな風に感情を表に出しまくる事になるとは……。

君のせいおかげだ。満足そうで何よりだよ 愛しい君テンガン


空の手が動き ぽすッ…と、君の体に軽すぎるダメージを与えてみせた。
(-255) 2022/03/10(Thu) 19:59:08

【秘】 蒐集家 テンガン → 欲しがりな ロベリア


「分かり易い方が好ましい」
動揺する様子を見守る。きっと負けたとでも思っているのだろう。
実際、そうでもないが。

もちろんダメージはない。微動だにしない。
握る手から伝わる反応が面白い。それと可愛い。と思っていることが、やればやるほどあなたに伝わるだろう。

「まだ落ち着かなさそうだな」
そうしたのが自分だという事は分かっているが。
まだここに居座る理由がある、と思ってもいいのだろうか。
(-257) 2022/03/10(Thu) 20:18:02

【秘】 欲しがりな ロベリア → 蒐集家 テンガン


ぐッ
……………………………」

分かり易すぎるのもどうなのだろう。
同エリアの囚人や看守を思って、複雑になる。
またここに来る前のように振る舞えるだろうか。
どうか気付かないでくれ。頑張るぞ、ボクは。


微動だにしない事が腹立たしい。いや、怒ってはいない。
何もかもが伝わってくるもののも本当に考えものだ。

お陰様で落ち着きは何処へやら。

「……………
テンガン、責任取ってくれ
……」

もう駄目だ。起きた直後とは全く違う方向に動揺している。
さて、このまま君といる事でそれは落ち着くのだろうか。
どうあれ離さない。離れないで欲しい と願い続ける。


だから、もう暫くはここに居てくれ。

機械の歌が 響くまで。魚への愛が 零されるまで。


欲しがりなボクに、君を頂戴。
(-258) 2022/03/10(Thu) 20:38:08

【秘】 蒐集家 テンガン → 欲しがりな ロベリア


「責任と言われてもな」
これ以上落ち着かないような事をする気はないし、何かをするということはないが……。

「まあ君が落ち着く俺が居たい分まで、待つ」
そう言葉を返して、握った手はあなたが離すまで離さず。

きっと聞きたい音が聞こえる頃には、あなたも落ち着いていることだろう。それまではここで過ごそう。
ロベリアの言う所の責任が、その時間で足りなければ……

その後、ここから出た脱獄成功後の時間も、ある。
(-263) 2022/03/10(Thu) 20:51:05
テンガンは、また1つを手に入れるだろう。今はその、準備期間。
(a67) 2022/03/10(Thu) 20:54:18