「あ、そっか森林ってウサギが勝っても勝ちなのか。うっかりしてた。ならまぁ…いいか……？」

ふわふわしている。コードネームを付け合って呼び合ってるのが森林か共鳴か分からないってところも、あるにはあるが。

「ゲーム外の話なら全面降伏してゲーム外の勝ち取りに行ったやつもいるし、そこまでずるーい！っていうつもりはないかな。
僕だってそりゃ私情で動くしね」

「……」

頑張って決めてね、のエール。

「うーん、これだけ言われちゃうとねぇ……噛みがこれ以上無駄になるのもなんだし、じゃあ変えよっかなぁ……」

「あと」

見てよこの犠牲者の少なさ。

「まぁだからといって何かを止めるとかお願いするとかは僕からはないよ。僕を気遣う必要もないし。僕は面白くしたいだけだし」

「お互い頑張ろうねぇ」

「一応聞いてみるけど」

「正直本当に悩んでる。噛めない人が多いからさぁ……」

「……OK、分かった。死にたい奴はいねぇんだな？」

「その代わり、あーだこーだめんどくせぇ文句後から言ってくるんじゃねぇぞ。
つまらねぇとかほざきやがったら次はそいつの番だからな」

二進も三進も行かない。低く唸りながら。
有体に言えば、