人狼物語 三日月国


97 【R18ペア村】Decision【完全RP】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 学生 ガラーシャ

― 少し前・喫茶店前 ―


やっぱりそう、ですよね。


[そろそろ発とうと思っていた>>68、という言葉に、苦笑いを浮かべた。
別に、無理に引き留めるつもりはない。
きっと、彼は旅をしてきたからこそこういう人になったのだ。
今の彼が好きな自分は、彼を旅から引き離すつもりはない。
それに、それなりの大国である王国の首都であるグラジアには、旅を続ける以上、彼もまたきっと訪れる機会があるだろう。

それでも、2年以上も当たり前に近くに居て、自分の話を聞いて、いろんな話をしてくれた彼が居なくなるのは寂しかった。

しかし、「そろそろ」とは、彼はあと、何か月くらいここに居るつもりなのだろうか。
出立の時には、何かお祝いの品でも渡してあげたいと思う。
今からちょっと考えておかなければ…]
(8) 2021/09/27(Mon) 20:43:56

【人】 学生 ガラーシャ

[少しだけ思案顔を浮かべたが、彼に「サルハドには向かう予定だった」、と聞けばまた小さな笑顔が戻った。]


じゃあ、本当に、丁度良かった…です。
言ってみて、本当に、良かった、な…


[馬車も安くなりますしね、と少し照れ隠しのように言って笑い、食い気味の反応>>69を、そのまま笑ってごまかした。]*
(9) 2021/09/27(Mon) 20:45:09

【人】 学生 ガラーシャ

― 馬車の旅 ―


はあ…、馬車ってやっぱり、早いです、ね。


[サルハドに向かう道中、幌を引き上げた部分から、外を眺めながら呟いた。
馬車はどんどん道を行く。
首都を出ると、馬車は最初は整備された道に沿って、牧草地や、葡萄畑の中を進んでいった。

しかし、中継地で一泊し、出発すると、道は段々馬車をがたがたと揺らすような状態になっていく。
窓の外を流れる景色は、オリーブ畑になり、そして赤茶けた土と黄土色の砂が混ざる荒れ地が延々と続くようになっていた。

こんなところを自分は歩いてきたのかなあ、と思うと感慨深い。
実際歩いたのはこの道だったのかはもう覚えていないのだが、ひたすらに荒れ地と低い植物、たまに木とぽつんとした小さな一軒家に山羊、のような風景は、何故か何とも懐かしい気持ちになった。]
(10) 2021/09/27(Mon) 21:07:09

【人】 学生 ガラーシャ

 
アンディさんは、こっち方面には、来た事、あるんです、か?


[何となしに隣の彼に問いかける。
と、突然、馬車のスピードがゆっくりと下がってきた。]


なんでしょう…?
休憩は、今日は、まだのはず、ですけど。


[馬車から顔を出して外を見る。
直ぐ先には小さな馬車の停車場と食事処。
そして、もっと向こうには土埃…よく見れば、大勢の人々が荷物を運び、馬車道を横切っているのが見えた。]


ああ、王軍の、移動、です…ね。
別の駐屯地に、異動ついでに、積み荷を運んでいるん、です。
軍も、少し方向は違いますが…国境方面に向かっているみたい、ですね。

道を通してくれればいいんですけど…ね。
軍の移動中は、近づいちゃ、駄目、みたいですよ。
一体、何を秘密にすることが、あるのやら…です。
 
(11) 2021/09/27(Mon) 21:09:26

【人】 学生 ガラーシャ

 
[馬車はそのまま停車場に停まり、御者が皆に声を掛けに来た。
どうやら今日は、ここで早めの休憩になったらしい。]


でも、良かったです。


[馬車を降りて、背伸びをしながら笑った。]


こんなに大規模な移動をしている、ということは、あっちの方はこれからもしばらく晴れ、と、王軍の専門家が、判断してるってことです…よ。
楽しい旅に、なりそうです…ね。

じゃあ、昼、食べちゃいましょ…う。
お腹、壊さなさそうなのが、いいな…あ。


[この食事処では一体どんなものが出てくるのだろうか。
とりあえずあと1日弱の馬車の旅、無事にサラハドまで着くことが肝要だった。]*
(12) 2021/09/27(Mon) 21:10:36

【人】 学生 ガラーシャ

― 国境の街 サルハド ―


すごい…!


[2回の中継地での宿泊の翌日、サルハドに着いたのは昼過ぎのことだった。
街の入口に建つ、レンガで出来た門のような場所で馬車から降りると、一旦街を仰ぎ見た。

入口から続く大通りには、陽の光に映える、黄色味のある日干しレンガでできた建物が両脇に並んでいる。
その建物の前には、いくつものテントが張られている。
どうやら果物や、旅道具、特産の織物や装飾品も並べられているようだ。
そして、脇の細い路地の方からは、ここに居る時点でももう肉や何かの香辛料のいい匂いが漂ってくる。

人出が多い時間帯なのだろうか。
多くの旅人や街の人々がテントを覗きながら、商人と話をしており、そんな旅人について、花や小物を売ろうとしている子どもの姿もある。

そして、そんな賑やかな街の後ろには、青空の元、雪渓が残る美しい山並みがすごい迫力で広がっていた。
この地域の観光地…としても有名なラバン山脈だ。
この街に滞在する旅人のいくらかは、この山々の風景や、高山植物、星空を楽しみに来ていることだろう。]
(13) 2021/09/27(Mon) 21:42:42

【人】 学生 ガラーシャ

 
僕、ここ、来た事あるはずなんです、けど…
こんなにすごいところだと、思わなかっ…た。
全然、憶えてない。
本当に、経由しただけだった…のかも、しれません。


[少しぽかんと口を開けて、街の入口に立ち尽くしてしまった。
しかし、軽く首を振ると、気を取り直してアンドレアスに声を掛けた。]


あ、この街の案内所は、この大通りの、先の方みたいで…す。
早速、行って、宿、探しましょ…う。


[それに、併せてグラジアへの帰りの馬車の予約ももう取っておいた方がいいかもしれない。
所持金の見込みも付けたいし、ぎりぎりになって、切符が2人分取れなかったら、1人置き去りになってしまう。
いくら魅力的な街でも、それは困るな、と少し苦笑いを浮かべて、歩き始めただろう。

この旅が、アンドレアスの、「最後の旅路」の一部だとは、依然、知ることがなかった。]**
(14) 2021/09/27(Mon) 21:48:12
学生 ガラーシャは、メモを貼った。
(a3) 2021/09/27(Mon) 21:52:00

【人】 学生 ガラーシャ

― 旅の前 ―


[旅に誘ってから出発する月末までの間。
自分も色々と準備を整えた。
祖父の仕事の手伝いを一区切りまで片づけた。
一応、研究テーマとしての精霊のことを記録するための小さなスケッチブックも荷物に入れた。

だけど、それはもはや二の次だった。
アンドレアスはどうやらサルハドにいつか滞在したことがあるらしく、自分にその様子を詳しく話してくれた>>17
市場の事、食べ物の事、辺りの様子…
あそこはそんなににぎやかな街だっただろうか。
自分も行った事がある街のはずなのに、話の内容はすべて新鮮だった。

聞けば聞くほど、彼とサルハドにいって色んな場所を巡るのが、楽しみでたまらない。
行きの馬車の手配も無事に済んでいる。
あとは天気さえよければ…

と、考えていたところで、ふと、彼から提案があった。
…やはり彼も、おそらくあと数か月程度での別れの事を、意識しているのだろうか。
どちらかといえば、見送る自分が餞別を贈りたいのだが…]
(24) 2021/09/27(Mon) 23:19:24

【人】 学生 ガラーシャ

 
何が、したいんでしょう…ね。
サラハドに行ってから、考えるでもいいです…か?
だってまだ、話を聞くだけじゃ、全然実感がわかないです、よ。


[笑って答えたあと、続けた。]


でも、僕にも…
何かできる事があったら、言ってくださ…い。
きっと、叶えます、よ。


[どこかのん気に、アンドレアスに対抗しただろう。]*
(25) 2021/09/27(Mon) 23:20:09

【人】 学生 ガラーシャ

― サルハドの宿 ―


あー


[宿の部屋に入った瞬間、思わず一言声を上げると、荷物をどさりと床に置き、近場の寝台にころりと転がった。
若かろうが年寄りだろうが、やはり馬車でずっと同じ姿勢で居るのは、疲れる。

転がりながら、身体をアンドレアスの方へ向けて、呟いた。]


やっぱり、アンディさんと、旅に来て良かった…です。


[馬車から降りた後、軽くテントを覗きながら大通りの市場を通り過ぎ、案内所に着くまでは良かった。
が、宿を案内してもらったものの、相場がわからないのだ。

安ければいいのかといえば、部屋が10人の相部屋だったり、場所が街の中とはいえないくらい端だったり、中々良い場所がわからない。

そこでアンドレアスが颯爽と空き部屋登録のある宿からめぼしい場所をいくつか探し、さらに値引き交渉まで行ったのだ。
おかげで、価格は予算をやや下回るのに、立地は大通り沿いと最高、街の喧騒も厚いレンガでほんの少しばかりの音が聞こえるくらいの静けさが確保されているこの部屋に泊まることが出来た。]
(26) 2021/09/27(Mon) 23:39:49

【人】 学生 ガラーシャ

 
本当に、今日はゆっくり眠れそう、です。


[もう明日は朝早く出発することもない。
街中なのに、静けさが感じられる宿で、ゆっくりくつろぐことができそうだ。
しかし、市場でも回るかい?という声には、むくりと身体を上げた。]


あの、僕たち、昼飯食べてないですよ…ね。
肉が、食べたい…


[言った瞬間、お腹が鳴って、微妙に気恥ずかしく顔を伏せた。
けれども、あの門の時点で漂っていた香りは大通りを通っていくときにも存分に漂っていて、もはや忘れられなかった。]


…アンディさん、もし、店がどこにあるか知ってたら、連れて行って、もらえませんか…?


[多少申し訳なさそうに、彼にお願いした。
何がしたい…
旅の前のアンドレアスの問いに答えるならば、今は一番、あの香りの元の肉が食べたかった。]**
(27) 2021/09/27(Mon) 23:41:00

【人】 学生 ガラーシャ

― 宿 ―


…いや、笑ってるけど、アンディさんだって、結構、食べるじゃないです…か。


[思わず吹き出す彼>>30を恨めし気に見つめる。
街に着いたのが昼過ぎ、そのあと紹介所で宿を探し、ここにひとまずおちつくまで、何も食べていないのだ。
彼だってお腹が空いていないわけがない。

しかし、お願いすれば早速彼には心当たりがあるようだ。
せっかくの旅行だ。
やはりその辺の適当なものよりは、うまいものを食べたい。

ウインクをして部屋の外へと向かおうかという彼を追うように、ベッドをきしませて降りた。]
(32) 2021/09/28(Tue) 21:30:22

【人】 学生 ガラーシャ

― 市場 ―


こ、これ…だ!


[大通りと交差する広めの路地に入ろうかというところで、既にあの匂いが道に溢れてきた。
大通りもテントが張られて賑やかだったが、こちらの道も負けてはいない。
むしろ、少し狭めになったことで、大通りよりも人がひしめきあっている。

売られているものは土産物に、保存食、果実…
どうやら、食べ物の市場も近い通りのようだ。
そして、奥に進めば今度は屋台がひしめきあっている。]


もう結構昼も過ぎてるのに…すごい、人います…ね。


[商人の呼び声につられるように辺りを見回しながら、屋台の並ぶ方へと向かって行く。
そしてとうとう、アンドレアスの少し張り上げた声が聞こえた>>31
匂いの元はやはり、シャシリクの屋台だった。]
(33) 2021/09/28(Tue) 21:32:46

【人】 学生 ガラーシャ

 
うま、そー…


[ふらーっと、案内してくれた彼を追い抜かすように屋台へと導かれていく。
店先では、串に刺さった肉が焼かれ、がんがんに煙が上がっている。]


え、買いましょう。


[彼の言葉>>31にあっさり頷くと、屋台の主に、自分と彼の分の二本、串を注文する。
言葉は訛りもあるが、さすがに同じ国内、問題なく伝わる。

そして…
と、そこで、すっと横からアンドレアスが財布を開いて会計を済ませてしまった。
なんともスマートだ。]


…夜、僕が出します、よ。


[年下とはいえ奢られっぱなしはなしだ、と釘を刺すように言ったそのすぐに、屋台の主からシャシリクを手渡される。
まあとりあえず、食べるしかない。
早速まだ油がじゅうじゅう言っている、その肉にかぶりついた。]
(34) 2021/09/28(Tue) 21:33:52

【人】 学生 ガラーシャ

 



[熱い。
そして旨い。
無言でもぐもぐした後、また無言でもう一口にかぶりつく。
香辛料がかなり効いている。
漬け込みの表面への染み方もばっちりだ。]


…これは、ビールが…


[と言いかけた所で、狭い道の真ん中を小さな荷車のような屋台が通っていく。
フレッシュジュースの移動販売だ。
パイナップルそのものがいくつかと、パイナップルをジュースにしたものが、大びんに入れられた上で、水に浸かっている。

そうだ、ここの辺りの水は、山脈の雪渓から溶け出ているのだ。
きっと夏でもひんやりと冷えているのだろう。
びんが冷えて汗をかいているように見えれば、そちらに無言でふらーっと寄って行っただろう。]
(35) 2021/09/28(Tue) 21:37:24

【人】 学生 ガラーシャ

― 大通り ―


[さて、どのくらい市場にいただろうか。
色々食べ歩いたり、ちょっとしたものを買ったりしているうちに、すぐに西日が強くなってきたことだろう。
そもそも最初に来た時間が遅めだったのだ。
大通りの人出も一旦落ち着いてきている。

さあ、昼が遅かったせいかそこまでお腹は空いていないが、夜も軽くどこかに飲みに行きたい。
彼も飲むのが嫌いではないことは、今までのグラジアでの付き合いの中でもよく分かっていた。
と、その前に、と、ここに着いた時に思った事を思い出す。
散財する前に、帰りの馬車の予約を取っておくのだ。]


アンディ、さん。
手配所が閉まる前に、先に、切符、買いに行きません、か?
グラジアに帰る、馬車の、切符です。

僕、この調子でこの街に居たら、完全に馬車代使い果たしそう…ですし。
ぎりぎりに頼んで席が一つしか取れないとかで、グラジアに、一人で帰るはめになったら、寂しい…ですよ。


[冗談を言って、笑った。]**
(36) 2021/09/28(Tue) 21:50:23

【人】 学生 ガラーシャ

― 大通り ―

[帰りの馬車の予約を取ろう。
結構当たり前のことを言ったつもりだったのに、アンドレアスの態度は煮え切らないものだった。>>41
そんなに散財する気かい、という軽口>>42にもいつもの飄々さがない

わかるでしょう。と重ねて言って笑った。
結局シャシリクを食べた後、パイナップルジュースに惹かれ、そのまま併せて砂糖のふられたバウルサクを買って道端の塀に座って食べている時に、歩き売りの商人に声を掛けられふらふらと壁に精霊の影が映るように加工されているランプを買いそうになっていた自分の姿をみれば…

テンションが上がっているのが自分でもわかる。
それだけに、帰りの旅銀だけは先にしっかり確保しておかないと危ういのも感じていた。

しかし、次に彼に告げられた言葉は、あまりに唐突なものだった>>43
(44) 2021/09/29(Wed) 10:01:37

【人】 学生 ガラーシャ

 
え…


[すぐには次の句が出てこない。
そのまま彼の話を聞く。
最後まで聞いて、呟いた。]


いや、帰らないなら、切符代勿体ないから、いい…です。
自分の分だけ、買うんで…


[確かに、旅人が、グラジアを拠点にちょっとした旅行をする、というわりには荷物が多いなとは思っていた。
けれども、それにしたってもう戻る気がないことに気が付くほどの量ではなかった。

…旅人というのは、こんなものなのかもしれない。
ある日ひょいっと現れて、ある日ふっと居なくなる。
だけど、それでも、2年以上も付き合いがあったのに。
少なくとも自分は、彼を…一番の友人だと思っていたのに。

そこで小さく息を吐いた。
きっと、彼にはそれこそグラジアにも他にたくさんの友人がいるのだろう。
暗くて、精霊はいます、とか変な戯言言ってくる、これと言った友人もいない自分とは違う。
彼にとって、自分は特に、出立の見送りも期待していない、その他一人と言ったところだったのだ。

たまたま旅程があったからここまで着いて来てくれただけなのに、誘って良かった、と喜んでいたのが、我ながら滑稽だった。]
(45) 2021/09/29(Wed) 10:04:09

【人】 学生 ガラーシャ

 
…でも、お世話になったか…ら。


[突然声に出して、彼を見た。]


わかりまし…た。
じゃあ、夜は、奢ります。
旅出を、ちゃんと、祝わせてくださ…い。

…あと、ほんとに切符買ってきま…す。
ほんと散財しそうなん、で…。


[自分だけはやけ酒飲むことになるのかなあ…
強い散財の予感を感じ取り、どこか申し訳なさげな彼>>43に、気にしてないです、と苦笑いを浮かべて伝えると、手配所には一人で入って行った。]
(46) 2021/09/29(Wed) 10:05:14

【人】 学生 ガラーシャ

― 夜の街 ―

[夜。
大通りのテントのいくつかは店じまいをしている一方、いくつかは残って、ランプの灯りで商売をしている。
そして、あの屋台街の方からは、相変わらずいい匂いが漂っていた。
昼には感じなかった匂いまで漂ってくる。

そして、街の建物も、酒場や宿屋のような店が入っていると思しき建物以外は、それぞれ小さな灯り一つ二つで生活をしているようで、既に真っ暗になっている建物も多い。
やはりグラジアよりは、大分夜が長いようだ。
そしてその分、今の時間でも広い空に遠くまで星が見えた。]


星、綺麗です、ね。
今日は、山や…砂漠ではもっと、綺麗に見えるでしょう…ね。


[街を二人で歩く。
一旦宿に戻り、少し休んでから、街を歩き始めたのだ。
大分お腹もこなれてきた。]


どうしま、す?
どこか、行きたいとこあったら、そこにしましょ…う。


[隣の彼に、笑って聞いた。]**
(47) 2021/09/29(Wed) 10:06:15
学生 ガラーシャは、メモを貼った。
(a5) 2021/09/29(Wed) 10:07:14

【人】 学生 ガラーシャ

― 酒場 ―

[どこか行きたいところに、とアンドレアスに伝えると、やはり彼は心当たりがあるのか、あまり迷う様子もなく、路地を進んでいく。
ぽつり、ぽつりと明るい光の灯った家が立ち並ぶ、そのうちの一つに入ると、店内は、外からは窺い知れないくらいの喧騒に包まれていた。

店内はさほど広くない。
しかし、どうやら長年やっている店のようで、地元の人間や、旅行客らしき一団、なんにせよ常連のような少し年上の客が多かった。
アンドレアスが彼らに軽く声を掛けて、席を空けてもらう。>>52
丁度2人座れるくらいの広さが出来た所に、二人で並んで腰かけた。
彼のおすすめを聞けば、うむ、と悩む。]


僕、馬乳酒って、飲んだことない…ですよ。
ジュースみたいな、ものです…か?
…誰か、飲んでる人、いま、す?


[アンドレアスにぐっと顔を近づけて、囁いた。
あの人のあれ、などと目で示されれば、それとなく店内を眺めまわしながら物を特定していった。]
(56) 2021/09/29(Wed) 23:50:44

【人】 学生 ガラーシャ

 
マンティ… 
あ、あの人が食べてる奴、ですか。
あれ、いいですね。
ラグマン、は…
あー、普通に、つまみにも、なりそう…


[と、店内をきょろきょろしていれば、ついさっきまで結構食べていたにもかかわらず、大分お腹が空いてくる。
思わずじゃあ全部、そしてビール、と言いそうになり、首を振った。]


いや、いや…!
この飲みは、アンディさんの、旅出を祝う、会ですよ。
アンディさんが好きなの、頼んでくださ…い。

 
(57) 2021/09/29(Wed) 23:53:24

【人】 学生 ガラーシャ


[辺りがそれなりに煩いため、顔を近くするなり大き目の声を出すなりしないと隣ですら良く聞こえない。
自分にしては大きな声を上げつつ、隣を見ると、彼の表情がどこか…彼が別れを告げた時より、どこか明るくなっているのがわかった。
思わず小さく微笑んで、彼に言った]


良かっ…た。
すいません、自分も、ちゃんと、昼間は祝えなかった…から。
その…驚いて、しまって。
でも、ちゃんと、お祝いします。
だから、アンディさんも、笑っていてください。

さあ、アンディさん、飲みたいもの、食べたいもの、全部頼んでくださ…い!
乾杯しましょ…う。


[自分はとりあえずビールを頼む。
飲み物が先に来れば、まずは彼と乾杯を交わしただろう。]
(58) 2021/09/29(Wed) 23:54:05