人狼物語 三日月国


138 【半突発R-18】隠り世への送り雛【飛び入り歓迎】

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視点:


【人】 気紛れ者 空木

―隠り世・奥の院―


[残りの気がかりは、と咲夜の姿を探す。
湯呑を前に、境内で見かけた男と話し込んでいるのを見つけた。
微かにそのやりとりが耳に届き、やがて重なる姿>>12]


  なんだ、もう見つけたんじゃん。

[彼女に告げた、唯一人に愛されない訳がない。という言葉。
思い出して微笑み、気づかれる前にと静かに引き返した。
狛の未来の番と仲睦ましげにしていた少女は、どうしただろうか]
(16) 2022/03/22(Tue) 22:02:35

【人】 気紛れ者 空木

―現世―


[ふと気が付けば、独り境内の薄暗がりに立ち尽くしていた]


  ―――……?

[何か、白昼夢を見ていたような。
 そこで、友人を見つけたような。
 寂しい少女に出逢ったような]

  なんだっけ、やたら酒と飯の旨い小旅行、みたいな。
  まだ酒、呑んでないんだけどな。

[不思議な感覚を持て余しながら、階段の方へと足を向ける]
(17) 2022/03/22(Tue) 22:04:33

【人】 気紛れ者 空木

[賽銭箱の前に座り込む少女。悲痛に暮れるかのように空を仰ぐ姿>>11
傍近く寄って、声をかけた]

  大丈夫?どっか具合悪い?

[何とはなしに既視感を覚える。そんな筈はないのに。
それに、彼女の隣には、確か誰かが居たような気がして]


  君──…、一人?
  どこかで会ったこと、あったっけ。

[これではまるでナンパだと思いながら、面を押し上げて彼女を見つめた]
(18) 2022/03/22(Tue) 22:06:35

【人】 気紛れ者 空木

[どこか呆然とした彼女の佇まい>>19
可愛らしい子だ。間近で見れば、明らかに泣き腫らした目元が見てとれた。
目が合って、そうして]


  え、うっそ。

  どっか痛い──…感じでは、ないな。

[ますます泣かせてしまった。
けれど、少なくとも声を上げて泣く体力はあるようだ。
彼女の前にしゃがみ込んで、視線の高さを合わせた]
(30) 2022/03/23(Wed) 12:54:00

【人】 気紛れ者 空木

[傍から見れば、泣かせている張本人だ。
周囲から突き刺さる視線も非難も、幾分痛いものだけれど、
それよりも>>20]

  …なんか泣きたいこと、あったんだね。
  いいよ、泣いちゃいなよ。気が済むまでさ。

  でも、ちょっと場所だけまずいかな。

[賽銭箱の正面、参拝に向かう人々の視界のちょうど真ん中に、
涙に濡れる顔を晒すのは忍びない。
座り込んだままでは、人とぶつかりそうでもある]

  少しだけ、歩けそう?
  ──…一人で、立てる?

[通行の邪魔にならない隅の方を指差してから。
躊躇いがちに、手を差し伸べた]
(31) 2022/03/23(Wed) 12:56:14

【人】 気紛れ者 空木

[彼女は打ちひしがれた様子だったが、返答は思ったよりしっかりしている>>32
彼氏と喧嘩でもしたのだろうか。
でも、何かもっと――やるせないような泣き方だったけれど。
考えつつ、彼女の身体を軽く支えながら歩きだす]


  あ。これ、使う?

[はい、と差し出したのは、きちんと畳まれたハンカチ。
人混みから少し離れた頃には、止め処なく溢れていた涙も落ち着きを見せていた]
(34) 2022/03/24(Thu) 23:10:45

【人】 気紛れ者 空木

[見ず知らずの男に泣き顔を見られるのは気まずいだろうかとは
思ったが、無防備な状態で放っておきたくもない。
顔をあまり注視しないようにと、彼女の隣で屋台通りの喧噪を眺める]


  ん?いえいえ、何もしてないから。

[訥々と口にされたお礼には向き直って、笑顔を向けた>>33
さっき。その言葉が、何かひっかかる。
けれど記憶を浚っても、思い当たる節がなく]

  うん、しばらく前からここにいるよ。
  連れがいたんだけど、まぁ。振られちゃって。

[さらりと告げてから、彼女の傷を抉ったかも知れないと気づく]
(35) 2022/03/24(Thu) 23:22:51

【人】 気紛れ者 空木


 あー…、っと。
 泣いた後ってお腹空かない?
 もし一人なら、なんか食べる?

[気まずい表情を浮かべつつ、屋台を指差して言葉を継ぐ]

 あ。ナンパじゃないからね、一応。

[振り返り、真正面から見つめた彼女の顔。
泣き腫らした跡も鮮明なその顔に、気丈な子だ、と何故か思った]
(36) 2022/03/24(Thu) 23:31:26

【人】 気紛れ者 空木



  どういたしまして?

[自前のハンカチと使い分ける様が律儀で、ひそりと笑う>>37
自分の不用意な言葉は、やはり彼女に刺さってしまったようで。
また小さく泣き声が上がった。
けれど、それ以上涙が勢いを増すことはなく。
返ってきたのは、それでも前向きな言葉だ>>38]

  チョコバナナいいね、俺も好き。

  よし、食べよう。こういう時はいっぱい食べよう。
  お腹空いてるから、付き合って?

[財布を出させる気はない意をやんわりと籠めて。
屋台の方へと足を向ける]
(43) 2022/03/25(Fri) 0:45:29

【人】 気紛れ者 空木

[不意に振り向く彼女。どこかへと投げかけられた声>>41]


  ああ、俺もまた来ないと――…、?

[自然と唇から零れた言葉に首を傾げる。
『また』何故そう思ったのだったか。
でも、きっとそうだ]
(44) 2022/03/25(Fri) 0:51:07

【人】 気紛れ者 空木

[名を問う声に、意識が引き戻される>>42]

  あ、ええと。
  空に木、で、空木雅。

[注文したチョコバナナを受け取りながら名乗った]

  三國さん。下の名前は?

[向き直ると、包装を剥がしたチョコバナナを差し出して尋ねる]
(45) 2022/03/25(Fri) 0:57:34

【人】 気紛れ者 空木



  いま、間あったね?

[少し考えてから、明かされた名前。
しっかりした子だ、警戒されているのかと苦笑する>>46]

  ももちゃん。似合ってるね。

[柔らかい響きを唇にのせて、軽く頷く。
チョコバナナを齧れば、じわりと甘さが舌に沁みていく。
思わず溜息ひとつ]

  疲れてる時甘いのって、すごい効く…。
(47) 2022/03/25(Fri) 1:16:40

【人】 気紛れ者 空木


  何か食べたいもの、他にある?

[もきゅもきゅと擬音がつきそうな食べ方は愛らしい。
つい、いっぱい食べさせたくなってしまう。
さっきの今で然程食欲があるかは分からないが、順調に食べ進めるようなら聞いてみる]

  お腹膨れたら、駅まで送ってくよ。
  もちろん、迎えにきてもらってもいいし。
  一人だと危ないよ、こういう感じで声かけられちゃうから。
(48) 2022/03/25(Fri) 1:24:53

【人】 気紛れ者 空木


  いい心がけ。
  君は、頭のいい子だね。

[のどかな田舎ではあるが、彼女の言う通り、
今のご時世自衛は大切だと賛同する。
彼女が初めて笑顔を見せた。
少し無理はしているかも知れないけれど、笑えたことにほっとする>>49]

  んー…、そうだね、なんか変に疲れてる。

[掌を首に当て、こき、と鳴らして]

  仕事帰りだからかな、俺あそこのお役所勤めなんだけど。

[地元民ならすぐ思い当たるだろう方角を指差して、付け足す]
(52) 2022/03/25(Fri) 1:47:38

【人】 気紛れ者 空木


 そう?じゃあ、また今度。

[彼女の少し落ち着いてきた様子に、何気なく軽口を叩く>>50
送るという申し出への答えは曖昧で、けれど。
続いたのはこちらもまた、軽口で>>51]

  …そういうこと聞くと、男は大体そうだって答えるから、
  聞くもんじゃありません。

[逆に揶揄われた気がして、彼女を流し見て咎める]
(53) 2022/03/25(Fri) 1:57:39

【人】 気紛れ者 空木

  そうそう、普段はあそこに箱詰めになって、
  割とマジメにお仕事してる。

  これはね、…まぁ何ていうか。
  元カノに殴られまして。
  それで、つけてる。

[年下に打ち明けるには少々恥ずかしい事情を告白して、指先で面を弄る>>54]

  でもせっかく来たし、楽しんでった方がいいなと思って。
(56) 2022/03/25(Fri) 2:18:43

【人】 気紛れ者 空木


 それはさすがに出さないでしょ、多分。
 そもそも普段、自分から女子高生に近づいたりしないしなぁ。

[さてどうだろう、未知の領域だ>>55
人並みの倫理観は持ち合わせているつもりだがと首を傾げる。
滑らかに言葉が出てくるようになった彼女といると、何とはなしに気が和らいで、率直に言葉を返す]


 …ほら、危なくなる前に帰るよ。駅でいいの?

[強く固辞されるようでなければ送ろうと、彼女を促した]
(57) 2022/03/25(Fri) 2:34:49

【人】 気紛れ者 空木


  ありがと。
  ももちゃんは…その制服、あそこの高校だよね。
  学校、楽しい?

  多分はほら。未知数だから?

[まるで年末年始に集まった親戚の子供に聞くような台詞だ>>75
けれど、反論の言葉には思わず笑って>>76]

  …子供扱いしてないから心配してるんですよ、お姫様。
  危なくなる前に、ね。

[何しろ隣に立つ自分でさえ未知数だ。
今度は軽薄な台詞に、やんわり警鐘を込める]
(81) 2022/03/25(Fri) 21:43:51

【人】 気紛れ者 空木

[彼女との会話はテンポが良く、物怖じしない物言いも小気味好い。
するりと掌に、柔らかな感触。
不意打ちに、思いがけず心臓が跳ねた]


  ……駅まで、ね。
  人混みだし、はぐれないように。

[付け足した言葉は、我ながら言い訳めいて響いた。
軽く握り返して、ぱっと前を向く。
歩き出す歩調は緩やかで、彼女の歩幅に合わせるもの。
今はそれ以上に、鈍いかも知れないけれど]
(82) 2022/03/25(Fri) 21:56:45

【人】 気紛れ者 空木


  良かったね、楽しくて。
  大丈夫、個人情報を悪用する気はありません。

[一目瞭然の情報ではあるが、ひらひらと手を挙げて潔白を示す]

 え、じゃあはっきり、危ない方ですって言った方が良かった?

[今も危ない感じなのか、と聞かれたさっきの意趣返しに、
とぼけて返した>>83]
(86) 2022/03/25(Fri) 22:38:36

【人】 気紛れ者 空木

[はぐれてもいい。その言葉は確かにその通りなのだが>>84
なんとなく面白くなくて]


  …かわいくない。

[繋いだ手を軽く揺すって抗議する。
さっきまで大泣きしていたくせに、彼女の言葉は軽妙だ]
(87) 2022/03/26(Sat) 0:15:58

【人】 気紛れ者 空木



  ――強い子だね、君は。
  迷子にならずに、自分で帰れた。

[はぐれないように、迷子にならないように>>85
彼女のそんな言葉に応じるように、するりと滑り出た言葉。
強く握られた手を、同じだけ力を込めて握り返した。
やがて駅に近づけば、その手をそっと離して]
(88) 2022/03/26(Sat) 0:23:48

【人】 気紛れ者 空木

[財布に入れっぱなしの予備の名刺を取り出し、さらさらと裏に走り書き]

  はい、これ俺の個人情報。

[言及した通りの勤務先に本名、ついでに私的な連絡先も書き足したそれを、掌の代わりに握らせた。
彼女の連絡先は、敢えて聞かずに]

  …ハンカチ、返してくれるんでしょ?
(89) 2022/03/26(Sat) 0:28:27

【人】 気紛れ者 空木


  それは、逃げられなくて良かった。

[初対面の彼女に逃げられても、別に構わないはずなのだけれど。
口にしたのは、本音だった>>90]

  うそうそ、ごめんって。

[抗議する様を視界に収め、目を細めた。
可愛いと思っているその本音は、今度は胸の内に留めて。
うっかり逃げられたら、捕まえるのが大変そうだ]
(94) 2022/03/26(Sat) 1:24:07

【人】 気紛れ者 空木

[気丈に振る舞う彼女なら、突き返されるかも知れないと
予想した個人情報は、無事に受け渡されて>>91]


  …もらってくれるんだ。

[押し付けたくせ、安堵したように零れた声音は、自覚より柔らかく響いた]


  うん、じゃあ。またね。

[気をつけて、と雑踏に背中が消えゆくまで見送り、踵を返す。
実のところ自宅は、電車に乗る必要もない距離にある]
(95) 2022/03/26(Sat) 1:25:55

【人】 気紛れ者 空木



  ……っと、

[唐突に鳴り出した携帯を取り出せば、未登録の電話番号が
ディスプレイに表示されている。
一瞬迷い、通話ボタンを押して耳に宛がう]
(96) 2022/03/26(Sat) 1:26:51

【人】 気紛れ者 空木


 って。切れてるし。

[ほんの短時間に、また不意を突かれた。
一方的にこちらのペースが崩されている気がして、小さく舌打ちを漏らす]


  …まじかよ。

[呟いたのは、らしくもない自分の言動に。
着信履歴から、彼女の番号をアドレス帳に登録する。
少し迷って、それから]
(97) 2022/03/26(Sat) 1:29:35

【人】 気紛れ者 空木

[絵文字も付けずに、素っ気ないメッセージだけを送信する。

多少無愛想を装っても、そう遠くないうちに、
また逢う約束をとりつけてしまうだろう。
―――予感が、する*]
(98) 2022/03/26(Sat) 1:33:30