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人狼物語 三日月国


265 【ペアソロRP】配信のその先に2【R18/R18G】

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視点:


【人】 初波華音



  ま、待って
  待って、待って……!??!?
  その声で一息に褒められたら流石に
  ちょっと正気でいられないっていうか
  ほ、本当に……!!??!!??

  …………あ、りがと 嬉しい


[ボイスレコーダーがこの場にないのがもどかしい。
 一言一句大切に録音して永久保存したいのに。

 あまりに嬉しいと、言葉がうまく出てこないものね。
 触れ合っている掌だってどんどん熱くなってしまう。]
  
(28) 2024/05/27(Mon) 22:16:24

【人】 初波華音



  そっか、
  ソウマくんは壮真くんだったのね
  うう〜〜〜本名もかっこい……秋月?
  どこかで聞いた、ような…………


[両親が好きでよく聴いていたクラシックのCD。
 世界にその名を轟かせた天才ピアニスト。
 あの人も確かそんな名前じゃなかったかしら?
 名前は確か、

 喉元まで出かかっている名前を思い出したとき
 突然、ゆらりと視界が開けた。]
 

  ……ん?
  壮真くん?


[繋いだ手はまだ熱い。
 というか、そういや妙ね。
 いくらなんでも熱すぎる。]
  
(29) 2024/05/27(Mon) 22:17:25

【人】 初波華音



  ──っ、
壮真くん!!!


  どうし……うわ熱ッ
  もしかして熱出てる……!?


[椅子から滑り降りて顔色を確かめてみれば
 そうしている間にももう、
 意識が朦朧としている様子で]
 

  ど、どうしよ…………!!
  とにかくベッド行こ!?!!?
  壮真くん、壮真くん立てる!!?
  誰かお家の方は──居なさそう、か

  
  ……ごめん、ちょっと触るね
  あと少しだけがんばって……!

  
(30) 2024/05/27(Mon) 22:17:36

【人】 初波華音


[つい数分前の会話の掌を返すようだけれど
 緊急事態だ。許されたい。

 返事があっても、なくても
 彼の片腕を自分の肩に回させて、
 担いで引きずるようにして身体を持ち上げ
 ベッド上に無理矢理押し倒す。

 室内を見渡して目に留まったのは
 さっき彼が持ってきてくれたペットボトルの水。
 封を開け、その水でハンカチを軽く濡らして
 取り急ぎの応急処置として彼の額に置いた。]
 

  ……全然気付けなかった……
  ごめんなさい、ごめんね壮真くん
  
  冷却シートとか体温計とか解熱剤とか、
  どこかにあると良いのだけど……
  
  ──あっ


[ポケットの端に鍵束が見えた。
 彼をここに一人置いて行って良いものかどうか。
 でも……、躊躇う時間も今は惜しい。]
  
(31) 2024/05/27(Mon) 22:18:41

【人】 初波華音

 

  壮真くん、借りるわ
  すぐ戻ってくるから待ってて!


[起こしてしまわないようにそっと鍵を開けて
 階下へと向かって駆け出した。

 十数分後には、
 思い付く限りの看病グッズを両腕いっぱいに抱えて
 部屋に戻ってくるはずだ。*]
 
(32) 2024/05/27(Mon) 22:19:43

【人】 秋月壮真

 

  嫌じゃ、ない……
  自分が誰かと何かをする想像が
  出来なかっただけで……

  華音がさみしい? それは……嫌だ


[彼女が自分を変えてくれる。
 世界が広がって、音色だってまた変わるだろう。
 
センセイはそれが嫌で俺を閉じ込めたのかな。

 
(33) 2024/05/28(Tue) 18:47:18

【人】 秋月壮真

 
[自分なら閉じ込められたとしても
 きみがいるならそれだけで良い。
 寧ろ他の誰にも邪魔をされずに
 きみにだけおはようを言って
 きみのことだけを見て
 きみの吐息で肺を満たして
 きみの爪や髪がどれだけ伸びたかに気づいて
 きみにだけおやすみと伝えて眠る
 そんな生活に憧れてすら……。
 でも、きみがさみしいなら望むことが誤り。]
 
(34) 2024/05/28(Tue) 18:47:22

【人】 秋月壮真

 
[額同士が重なれば
 近すぎてピントが合わず二度、三度と瞬きをして
 左の目、右の目と順番に見た。
 すごくきれいで、宝石みたいだった。
 こんなに近い……、って意識する前から顔が熱い。]


  …………は、い


[舐めないでと言う彼女は凛々しくて
 思わず敬語になってしまった。
 かわいい上に格好いい。だいすき。
 ……どちらかと言うと彼女が何処かへ行くなら
 自分のような強引な手段をとる自分以外の
 悪い虫がつくことが心配事になりそうだが
 目の前の光景を網膜に焼き付けるのに忙しくて
 それを考える余裕は今はない。]
 
(35) 2024/05/28(Tue) 18:48:03

【人】 秋月壮真

 
[頭の上から足の先まで愛おしさが
 詰まりに詰まったきみのこと
 万が一にも十万が一にも億が一にも
 嫌ってしまう日がくる筈がないのに
 自分にそうされるのが怖いときみは言う。
 きみがどれだけ魅力的なひとか
 言葉にし尽くせないけれど
 その一端くらいは知るべきだ。]


  余り外出しない方だから
  不便をかけてしまうと思うけど……

  ……うん


[自分はもうとっくに幸せを感じていて
 きみがくれる幸せをきみにも貰って欲しい。
 閉じ込めて自分だけのものにしたい欲は
 正直な所まだ完全に消えた訳じゃない。
 だけどきみが自分のことを慮ってくれるから
 部屋以外で過ごす未来にも光が見えた気がして……、
 ぎこちなく微笑んだ。]
 
(36) 2024/05/28(Tue) 18:48:56

【人】 秋月壮真

 
[慌てるその表情もその声もみんなかわいかった。
 動画に収めて何万再生もしたいのに
 (勿論許可をとってから)
 スマートフォンを取り出すのも億劫なくらい
 腕が、身体が重かった。]


  ……………………?


[床の冷たさが心地よくて、
 永住しても良いなんて馬鹿なことを考えた。

 だけど、なにかぐいぐいされてるような……?

 最後に測った時は七十何kgだっただろう、
 折り畳んだ自分の巨体を支えようとしてるのが
 朧げながら判れば、運ぼうとしてくれている方向に
 鉛のように重い身体を持ち上げた。]
 
(37) 2024/05/28(Tue) 18:51:46

【人】 秋月壮真

 
[額に何か冷たいものが載せられ
 謝る声が聴こえた。
 気付けなかったって、何に?
 頭が重い……。]


   (……もしかして俺は体調が悪いのか?
           そのことを言ってる?)


[本人も漸く気付いた位だから
 気に病むことはないのに、優しい人。
 その気配が離れていこうとするから
 朦朧とした意識が失われる前
 心は不安で塗りつぶされた。

 置いていかないで────]
 
(38) 2024/05/28(Tue) 23:27:45