人狼物語 三日月国


93 【身内】星の海と本能survive -Ap-02-【R18G】

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人間失格 ヌンキは、メモを貼った。
(c0) 2021/09/04(Sat) 22:02:44

【墓】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

処刑室。

いつも通りの笑顔で使用人は静かに座している。
何ら変わらぬ様子ではあるが、この時だけ身に纏うものを変えていた。
前で紐を結び、留めるタイプの入院着。

それだけを着て、微笑みながら皆を待っている。
(+0) 2021/09/04(Sat) 22:07:35

【独】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

は〜いそれじゃあご指名いただきありがとうございます狂人のヌンキで〜す♡

みんな〜見てる〜?
(-4) 2021/09/04(Sat) 22:16:29

【独】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

皆で作った地獄だぞ

たんとおあがりよ
(-5) 2021/09/04(Sat) 22:17:03

【墓】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

「やあどうも!皆の俺だよ!それじゃあ処刑を始めようか!」

人が集まる頃。
処刑対象はいつも通りの声で進める。

「俺の死亡条件は
『緩やかな失血死』


首に手首に足首に。
もしよかったら胴体も!
好きに切ってもらって失血死するまでを俺は観察したいんだ。

ほら、出血量の推移による人間の肉体の変化を理解しておけば他人の治療なり何なりに活かせそうだろう?」
(+1) 2021/09/04(Sat) 22:24:25

【墓】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

「…………」

使用人はいつも通りだ。

いつも通りであると決めたのだ。
(+2) 2021/09/04(Sat) 22:24:52

【墓】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

「……テンガン、シトゥラ、ごめん。ごめんよ……」
(+3) 2021/09/04(Sat) 22:25:18

【墓】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

「……。シャト殿、俺の声って放送することできる?」

おもむろに処刑対象が口を開いた。
(+4) 2021/09/04(Sat) 22:43:56

【墓】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

「ああ、よかった。来てくれた」

微笑みながら安堵する。

処刑対象は基本的に両足を伸ばし、上半身だけを起こして楽な姿勢を取っている。
また、意識が残り動けている間は希望するなら相手の希望に合わせて立ったり座ったりと体勢を変えるだろう。

処刑対象は笑みを浮かべたまま、静かに受け入れる。
(+5) 2021/09/04(Sat) 22:53:13

【墓】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

「シトゥラど……」

いつも通りに口を開こうとして、やめた。

「シトゥラ」

二人きりの時にだけ捨てていた敬称をここでも捨てる。
決して本物の親子ではないけれど、母親のように穏やかな水面のような声音で話を続ける。

「大丈夫、俺は帰ってくるよ。ハマル殿もテレベルム殿もシェルタン殿もラサルハグ殿も、皆そうだっただろう?

ほら、果物包丁とかあるよ。それ持って、テンガン殿とこちらにいらっしゃい。
テンガン殿もぱっと済ませちゃおうよ!俺もサクッと起きるからさ、そうしたら3人でスイーツ食べちゃおう!ねっ?」
(+6) 2021/09/04(Sat) 23:06:40

【秘】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ → システム管理 シトゥラ

抱きついた拍子に、貴方に囁くだろう。

「よくできました。
俺も大好きだよ、シトゥラ」
(-12) 2021/09/04(Sat) 23:15:04
ヌンキは、抱きしめて、頭を撫でて、微笑んだ。
(c2) 2021/09/04(Sat) 23:18:03

ヌンキは、皆を受け入れる。道具だからではなく、自分の意思で。
(c3) 2021/09/04(Sat) 23:18:38

【秘】 システム管理 シトゥラ → 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

あなたの血を浴びながら、褒められ、大好きと言われ、満足げに微笑む“娘”の姿を見て
あなたは何を思うのだろうか。
(-13) 2021/09/04(Sat) 23:19:56

【秘】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ → 防衛部所属 テンガン

掻き切り、貴方が離れようとした瞬間だろうか。
対象の唇が震える。

『おつかれさま、テンガン殿』
(-16) 2021/09/04(Sat) 23:27:27
ヌンキは、微笑んで見送った。「またあとでね」
(c4) 2021/09/04(Sat) 23:30:19

【秘】 防衛部所属 テンガン → 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

ちらと、青が貴方を見る。
貴方のエメラルドグリーンはまだ健在だっただろうか。

「……」

小さく開きかけた唇は空気を震わせることのないまま閉ざされた。

目を伏せ、テンガンは貴方から。処刑室から、立ち去った。
(-19) 2021/09/04(Sat) 23:36:43

【秘】 システム管理 シトゥラ → 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

シトゥラはママの部屋にいた。
白い服の男たちがママを運んで来て、シトゥラを一瞥すると軽く頭を下げ部屋を出て行く。

ベッドにと横たわっているママは、さっきハグした時と違って冷たくてちょっと固くなっている。
でもシトゥラは怖くなかった。
だって大好きなママだから。

よいしょと言って寝台に乗り、ママの隣で横になる。
ちょっと狭いけど平気、シトゥラは小さいから。

「まま、いっしょにねんね、ね」

シーツをかぶりママに抱き着く。
冷たいけど大好きなママだ。

「ねえ、まま?あのね」

(-20) 2021/09/04(Sat) 23:39:57

【秘】 システム管理 シトゥラ → 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

自らの薄い腹を撫でさすりながらあなたの耳元で囁く。

「ここにね、ままのあかちゃんがいるよ」

それは心が壊れた者の妄言か、それとも本当に、奇跡的に、種が実を結んだのかはわからない。

「わたしね、おかあさんになるの。ままのあかちゃん、うむんだよ」

嬉しそうにあなたに報告をし、
眠くなってきたから、
シトゥラは幸せそうな顔で、
眠りに落ちていった。
(-21) 2021/09/04(Sat) 23:47:01

【秘】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ → アンテナ キュー

貴方が離れる瞬間。

「ごめんね、最後まで力になれなくて。
がんばって」

処刑対象の唇が震えた。
(-22) 2021/09/04(Sat) 23:52:45

【秘】 アンテナ キュー → 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

「……、わわからない、けど。」
「ももしかして、ぼ、ぼく、遅かった、の、かな。」


貴方にその意図が、そもそも声が伝わるのか、わからない言葉を小声でかけて。
(-23) 2021/09/04(Sat) 23:52:49

【秘】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ → 運び屋 バーナード

貴方が処刑を終えて離れようとした瞬間。
対象の唇が震える。

「平気なフリしちゃってさあバーニィったら。
……起きたら、泣き虫バーナード って言っちゃうからね」
(-26) 2021/09/05(Sun) 0:06:12

【秘】 運び屋 バーナード → 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

あなたの言葉を理解して、一度泣き笑いのような表情を浮かべる。

「……ああ、言いに来いよ。俺の悪友」
(-28) 2021/09/05(Sun) 0:10:49

【秘】 アンテナ キュー → 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

頑張る。と言いたくて、言ったら見つかってしまいそうで、やめた。その代わりに一瞬だけ、じっとあなたと目を合わせた。
(-29) 2021/09/05(Sun) 0:16:31

【秘】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ → 生真面目 レグルス

ザクッ☆とした直後、貴方が離れるよりも先に処刑対象は唇を震わせた。

「君本当変わらないなあ。そういうところが、美徳なのだろうね」
(-30) 2021/09/05(Sun) 0:20:45
ヌンキは、ザクッ☆とされた。
(c5) 2021/09/05(Sun) 0:20:54

【秘】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ → 正弦波 カストル

貴方が下がる直前。
処刑対象の唇が震える。

「カストル、君のおかげで俺も頑張れるよ。
ありがとうね」
(-31) 2021/09/05(Sun) 0:24:53

【秘】 生真面目 レグルス → 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

「私が変わってしまったら、
 変わらない私を信じて損をした人らに
 申し訳が立たないからな。
 死ぬまで変わらないよ、私は」

では、また。そう言ってレグルスは貴方から離れていった。
(-32) 2021/09/05(Sun) 0:25:42
ヌンキは、笑おうとした。うまく笑えているかな。
(c6) 2021/09/05(Sun) 0:51:09

【秘】 観測者 サルガス → 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

サルガスは、表情こそいつもと何も変わらない。
否、変わらない様に振舞っているだけである事が、
意識さえ残っているなら、既に貴方には分かっているのだろう。

観測者は嘘を吐く事が苦手だ。
それには自分の本心を抑えつける事も含まれている。
親しく接し、けれど自らには理解できず、
しかし尚も此方に笑顔を向けようとするであろう貴方に、
その眼の色は、恐怖と抵抗感に、強く揺らいでいる。

――それでも視線を逸らさない。

自らが 決断して この手で 殺すのだから。




この恐怖を覚えて置かなければならないのだから。
それが我々に課せられた義務であり、貴方への贖罪であるが故に。
(-39) 2021/09/05(Sun) 1:07:32

【秘】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ → 観測者 サルガス

処刑対象の体が貴方の一撃によって大きく傾く。
一つにまとめられた髪も、顔も、振り子のようにぐらりと揺れて。

その動く最中に、処刑対象は唇を震わせる。その動きを貴方は見ることが出来ただろうか。

「サルガス殿。
えらいね。おれ、ちゃんときみのめをみているからね」
(-41) 2021/09/05(Sun) 1:14:01

【秘】 観測者 サルガス → 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

貴方に咲く赤と、自らの身に返る赤と。
それでも尚も貴方の眼を真っ直ぐ見るサルガスに、より強く揺らぎの色が見える。

それは、サルガスが貴方の命を確かに刻んだからなのか。
それとも、貴方の言葉がサルガスに届いたからなのか。
(-42) 2021/09/05(Sun) 1:23:09

【秘】 情報屋 ムルイジ → 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

ーー抱き締めてから、離れる間。ほんの僅かに鼓動が激しかった。

離れる直前、到底いつも通りとは言えない、陰鬱な目をしていた。


貴方以外には知れない、貴方にすら余裕がなければ分からないこと。
(-44) 2021/09/05(Sun) 1:32:15

【秘】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ → 情報屋 ムルイジ

抱きしめたままでいる貴方なら、処刑対象が唇をかすかに震わせていることに気付けるだろう。
急速に血を失って事切れる寸前なのだから、ひどく分かりにくいかもしれないが。

「いつ、も、みんなを みまもってくれ、ている よね
おつ、かれさ、ま。で、も、じゃあ きみ は」

陰鬱な瞳について何かを語りたかったが、うまく唇が動かなかった。
(-45) 2021/09/05(Sun) 1:36:25

【墓】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

真白の入院着が赤いいのちの色に染まっていくのに反比例して、処刑対象の肌は青白く変化していく。海のような鮮やかな輝きを持つ色などではない。眠りにつく死者の色。

「……ぁ、う……たしか、全血液量の……20%が失われると……ね、ショック症状、が…………」

一人、また一人と『処刑』を行っていく間。
処刑対象はずっと唇を震わせ続けていた。

気を失わないように、誰に語りかけるわけでもなく話し続けている。
いつも通りの声……にしたかった。
いつも通りの笑顔……を浮かべたかった。
上手くできているだろうか。命はどんどん流れていく。何人目からだろう、判断が出来なくなっていた。
(+7) 2021/09/05(Sun) 1:38:12

【墓】 使用人(遺伝子組み換え) ヌンキ

とめどなく血が流れる。
止血しないと。

痺れが霧散して、感じずにいた痛みが体を這い回る。
体が悲鳴を上げている。


頭痛がする。


「え、えと……は、ぁ……あせ、かいて、る?と、思……呼吸、ぁ、はやくな、て……は、くる、うまく、出来、」

頭痛がする。


「こど、が、……よく、聞こえ、どく、どく……て、あと、ずつ……」

頭痛がする。


「ずつ、な、て……症じょ……に、あった、か、な…………?ぁ、目の……ま、が、くら、……耳も、ぅ…………」

寒くなってきた。震えが止まらないような気がする。分からない。
自分ではもう何も分からない。
(+8) 2021/09/05(Sun) 1:39:17