人狼物語 三日月国


97 【R18ペア村】Decision【完全RP】

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【人】 学生 ガラーシャ

 



[彼から目を反らし、無言で立ち上がると、ぼさぼさの頭を掻く。
そうだ、夜は、浴場にも行かずに眠ってしまった。]


そういえば、アンディさんは、お風呂、入りまし…た?


[と、彼に問いかけた。
宿で湯を借りた旨>>13を聞けば、むしろ、目的地到着当日にも関わらず、さっさと寝てしまった事を詫びただろう。]


じゃあ、僕、お風呂に、行ってこようと…思い、ます。
これだけは、場所、事前に調べて置いたんです…よ。


[と、鞄からいくつかの印がついた、サルハドの街の地図を取り出した。]


温泉…です…!
山だ、から…!


[少し興奮して、調子の悪そうな彼に見せつけるように両手で地図を広げた。]
(21) 2021/09/30(Thu) 22:47:15

【人】 学生 ガラーシャ

 
…結構、浸かると、体力使うみたいなので、今は良くないかも…しれません、が。
具合が、良くなりそうだったら、また、明日とか、一緒に行きま、しょう。


[言葉を続けたあと、地図を閉じて、彼に笑いかけた。
正直、今のアンドレアスと一緒に風呂に入るのは、こちらが変な気分になりそうで、さりげなく後日の利用を誘導してしまった。
不謹慎にもほどがある。
けれども…]


なるべく早く、戻ってきま…す。


[またそれとなく彼から視線を外すと、地図や宿にあったタオルを持って、部屋を出ただろう]*
(22) 2021/09/30(Thu) 22:48:29

【人】 学生 ガラーシャ

― 温泉 ―


これは…よい…


[街の少し高台の方にある公衆浴場は、この街でも人気のスポットだった。
何せ、山脈から湧き出る温泉をそのまま引いているのだ。
それどころか、湯船から湯が結構な勢いで溢れている。

それだけに、わりと朝一で来たはずなのに、湯船には既に3,4人の先客がいた。
これは午後以降は、ラバン山脈の登山客で繁盛しそうだ。
他にも温泉を引いている浴場はいくつかあったが、ここが一番長時間開いており、また街にも近かった。

と、一息ついたところで他の客から声を掛けられる。]


『お兄さんも旅の人かい。
ここの温泉、いいだろう。
でも、向こうの浴場の温泉も、ここより入場料が安い上に、色が白いんだ。
はしごする人もいるよ。』
 
(23) 2021/09/30(Thu) 23:12:06

【人】 学生 ガラーシャ

[おお…と、感心しながら聞いていると、他の客も少しずつ話に入ってくる。
この温泉は最高だ、自分は山を越えて国境越えしてきてからずっとここだ、そうなのか、自分は砂漠側から来た…]


…そういえば、僕は中央から来たんです、が…
途中で国軍を見まし、た。
連れが、砂漠が最近安定してるから…
そちらに物資を運んでるんじゃないか、って。

今は砂漠の方、通りやすいん…ですか?


[ふと思い出し、砂漠から来た、と言っていた客に聞く。
すると、彼は、少し考えて話した。]


『確かに通り抜けて他国に行くなら今だろうな。
けれども、これから天気が安定するから、紛争が起こりやすくなってくるぞ。
この国はまだ安定しているが、北の方の小国が大体毎年争い始める。
国軍が物資を運んでいるのも、念のために備えているのかもなあ…』
 
(24) 2021/09/30(Thu) 23:14:03

【人】 学生 ガラーシャ

[ありがとうございます、と小さくお礼をして考えた。
今なら、砂漠越えも安全に行えそうだ。
あの、精霊を、調査…しに行くのも。

でも、彼は、アンドレアスはどちらに旅立つつもりなのだろうか。
もし北を目指しているとしたら、砂漠の方へ向かったら、そのままもうここにすら一緒に戻らない、ということになるのだろうか。
でも、今行かなければ、彼の向かう先で紛争が起こる可能性が高まってくるとしたら、出来るだけ早く…]





[温泉を両手で掬って、顔を洗った。
これから彼の向かう先すら聞いていないのだ。
聞きもしないで考えすぎるからこうなる。
ちゃんと聞いて、考えることは考えればいい。
彼の一番いいように。

湯船から上がれば、軽く頭を洗い…もう一度惜しむように短く浸かって、風呂を出た。]*
(25) 2021/09/30(Thu) 23:15:14

【人】 学生 ガラーシャ

― 宿 ―


アンディさん、居ます…かー


[宿の部屋に戻ってくると、一声かけた。
温泉に浸かって目もしっかり覚め、少し涼しくまだ人気もそれほどない朝の街を歩いて帰ってくれば、気分は爽快極まりない。

早めに帰ってきたつもりではあるが、それでも待たせてしまったため、彼も気晴らしに、朝の散歩などで外に出ているかもしれない。
もし、部屋に姿が見えなかったら、彼が戻るまで、部屋で荷物の整理などをしていただろう。]**
(26) 2021/09/30(Thu) 23:20:08

【独】 学生 ガラーシャ

/*
一緒に温泉行けないの残念…
持ち帰り湯の概念を作るしかない

朝の街でアレクシアとすれ違うもありだなあ

もう、行きたいところ食べたい物めちゃくちゃ満喫している…
(-3) 2021/09/30(Thu) 23:22:28
学生 ガラーシャは、メモを貼った。
(a3) 2021/09/30(Thu) 23:23:14

【独】 学生 ガラーシャ

/*
なんだかガラーシャは弱ったアンドレアスが好きでちょっとやばいな…
でもこの村はやばい村ではないからちゃんとアンディさんの健康を祈る
(-4) 2021/09/30(Thu) 23:26:53

【人】 紅柱石 アンドレアス

―宿―

そのようだね。

[>>20勘違いという線も考えたが、二人で聞いたのなら気の所為ではないのだろう。]

うーん、それだったら陽が昇ってからにしそうだけど。

[疲れの残る頭で思考を巡らせるが、客室で何かしらあったのならば有り得るかもしれない。
けれど、扉の向こうで暫くの間、中を窺うような瞬間があった。
やはり何処か腑に落ちない。

そんな青年は同性という気安さと、倦怠感から居住まいを正す事にも気が回らなかった。
普段ならば、寝乱れた格好のままでいる事に詫びるくらいはしただろうが。]
(27) 2021/09/30(Thu) 23:39:53

【人】 紅柱石 アンドレアス

[>>21不意にガラーシャが立ち上がる。]

あぁ、私はあの後に湯を借りたよ。

[風呂について聞かれれば、申し訳ないと思いながらそう答えた。
けれど逆に彼は早々に寝た事を詫びてきたので、疲れていたのだから仕方ない、と声を掛ける事になった。]

そうなんだ。

[彼は鞄から印の付いた地図を取り出す。
事前に調べていたというから、楽しみにしていたのかもしれない。
此方に地図を広げる様子はいつもより興奮しているようだった。]

温泉、か……。
面白そうだね。

[西の山脈が関係しているのか。
旅客などは喜びそうだ。
青年も人間であったなら、きっと勇んで訪れただろう。
旅暮らしではいつも宿屋で湯を借りるか、誰もいないのを確認してから水浴びをしていたから、温泉を意識する事はなかった。]
(28) 2021/09/30(Thu) 23:40:59

【人】 紅柱石 アンドレアス

ふむ、そういうものなのか……。

気を使わせてしまって悪いね。
どんなだったか、後で教えてくれるかい?

[>>22温泉に入った事がないので、感心したように聞いて。
彼の内心は知らず、青年はいつもの笑みを浮かべてみせる。

一度くらいは入っても良いかもしれない、と思う。
髪を隠して、十分に気を付けなければいけないが。]

うん、いってらっしゃい。

[手を振って彼を見送ると、部屋の鍵がかかっている事を確認し、再び身体をベッドに横たえた。]

……少しだけ……。

[青年はそう言いながら、目を閉じた。
普段は出来る限りの用心をした上で、ベッドでない場所でも寝つきはいい方。
泥に浸かるような眠りが程なく訪れる。]*
(29) 2021/09/30(Thu) 23:41:51

【人】 紅柱石 アンドレアス

―宿―

[疲れに寝不足が重なり、身体は限界だったらしい。
ガラーシャの帰ってくる頃、青年はまだ寝息を立てていた。

部屋の扉の開く音にも目を覚ます事はなく、寝返りを打って暫くした後にようやく目を覚ます。
見送った筈のガラーシャがそこにいるのを見て、驚いたようにアンバーの瞳を瞠った。]

あ、あれ……?


おかえり。
こんな体たらくですまないね。

[そう言いながら、起き上がって髪を手櫛で整え始めた。]**
(30) 2021/09/30(Thu) 23:43:16

【独】 紅柱石 アンドレアス

/*
視線の相手は、同族の予定。
出会うのはもう少し後(打ち明けてから)がいいかな。
(-5) 2021/09/30(Thu) 23:45:51
紅柱石 アンドレアスは、メモを貼った。
(a4) 2021/09/30(Thu) 23:46:46

【独】 紅柱石 アンドレアス

/*
打ち明け話の準備をしないとだ。

余力あればアレクシアの方も動かしたいな。
(-6) 2021/09/30(Thu) 23:47:32

【人】 学生 ガラーシャ

― 宿 ―

[朝風呂から帰って来ると、果たして彼はまだ部屋の中に居た。
やはり調子が良くなかったのか、ベッドの上で二度寝をしていたようだ。>>30

自分の声で起き上がった彼は、さっきより顔色も良く、いつもの調子に戻っているように見え、何だかあらゆる意味で安堵した。]


やっぱり疲れが、溜まってたんです…ね。
温泉、良かったです、よ。
自分の行ったところ以外にも、いくつかある、みたいで、外で湧いているところも、あるみたい…です。
街の人たちが、そこから湯を取っていく、みたいな場所も、教えてもらいまし…た。


[そして、自分も荷物の近くに行くと、軽く整理をしながら何気ないように声をかけた。]


…そういえば、アンディさん、は。
ここからどこに、向かうつもり、なんです…か?
 
(31) 2021/10/01(Fri) 19:55:01

【人】 紅柱石 アンドレアス

―宿―

[>>31二度寝をして、体の疲れが取れた気がする。
頭の方もすっきりとしたようだ。]

うん、そうかもしれない。

[絡まりやすい髪を直しながら同意する。
温泉について彼が話すなら、]

……へぇ、一つだけじゃないんだ。
外に湧いてるって事は外で服を脱ぐ事になるのかい?
そんなところがあるなんて、この街は恵まれているね。

[などと、普段の通りに応じて。
荷物の整理を始める彼に旅の行き先を聞かれれば]

ラバン山脈を迂回しようと思っているよ。

[青年の故郷はチャルビ砂丘を越えた方が近いが、そちらには軍が向かっている。
人間は宝石人間(ジェム)の郷を感知するすべはないが、出来る限り人目を避けた方がいい。]


君は、砂漠に調査に行くんだよね?

[時間に余裕があれば、同行したいと思っているが。
彼は許してくれるだろうか。]*
(32) 2021/10/01(Fri) 20:30:13

【人】 学生 ガラーシャ

― 宿 ―


山を迂回、ですか…
北側、から、ですか?
それとも南側へ…?


[確かに、山の向こうへ行こうとするなら、出立はこの時期が最後だ。
冬の山越えはかなりの重装備が必要だし、一人で行くのはかなりの危険を伴う。
迂回していくにも大分大回りになり長旅になる中、冬は辛い。

しかし、結局彼はどこを目指しているのだろう?
そして、今の時期ならそのまま山越えした方が、天気も安定し、人も沢山通る時期だからむしろ安全なのではないだろうか。
不思議なルートだな、と思い、聞いてみた。

そして、砂漠に調査に行くんだよね、と聞かれれば>>32、頷いた。]
(33) 2021/10/01(Fri) 21:00:25

【人】 学生 ガラーシャ

 
ええ、できれば今日明日のうち…に。
昼間、馬車で少し先のオアシスの集落まで行って、夜、砂丘を見に行ければ、と。

新月、なんです。


[言いながら、彼の様子を窺った。]


アンディさんは、どこか、行きたいところはないんです…か?
 
(34) 2021/10/01(Fri) 21:01:22

【人】 学生 ガラーシャ

[聞いたすぐ後に、少し自嘲気味に笑った。]


いや、次の、旅先のことで、頭がいっぱい、って感じ、ですかね。
次に行くのは、どんなところなんです…か?
きっと、ずっと、そうやってアンディさんは、旅をして周るんですね…
少し、羨ましいかも、しれません。


[世界は広い。
グラジアにはもう帰ることはない、という判断をするのも、また当然なのかもしれない。
自分みたいな知り合いだって、きっと世界中に居るし、作れるのだろう。

もしかしたら、自分はどこかで彼を羨み嫉んでいるのかもしれない。
そして、そんな彼と旅をすることに、誰へのものとも知れない優越感すら抱いている。
まったくしょうがない人間だ。
苦笑いしながら、彼に声を掛けた。]


取りあえず、朝ごはん、買いに行きましょう…か
どこかで食べながら、話、聞かせてくださ…い。**
 
(35) 2021/10/01(Fri) 21:03:37

【人】 紅柱石 アンドレアス

―宿―

うん、ラバン山脈を越えた事はあるけど、迂回した事はないから。
南側にしようかと思ってる。

[>>33山越えをすれば確かに国境を越えるのは早い。
けれど、あの辺りは宝石商人も通るルートだ。
青年の住む集落の近くにも別の宝石人間の集落があり、彼らは年ごとにそこを回る。
集落に彼らを入れるわけにもいかないので、商人と会う為の屋敷があるのだ。
彼らはそこを拠点として近隣の宝石人間(ジェム)達と商売をする。
何処に耳があるか分からない中、知り合いに会う可能性は避けたい。]
(36) 2021/10/01(Fri) 21:33:19

【人】 紅柱石 アンドレアス

……そう。
新月の夜なら、また会えるかもしれないね。

[>>34今日明日の内に、という言葉になるほどと思った。
彼が精霊と出会った時、季節はいつだったか分からないが、タイミング的には一番だ。
調査はどれだけかかるのだろうか。
──青年が自分の事を話しても、彼は変わらないだろうか。]

……え? 
(37) 2021/10/01(Fri) 21:33:48

【人】 紅柱石 アンドレアス

[>>35思考が他所に飛んでいた故に、彼の問い掛けに対して反応が遅れた。
彼の笑みには自重の色が乗っている。]

ええと…。

[旅をして回るのが羨ましい、という彼に、これで旅をやめる心算なのだとは言えなかった。
彼の内心に浮かぶ事は分からないが、影が落ちてしまったように思う。
何とか気の利いた相槌を打とうと考えていたが。]

……うん、分かった。
今なら市場でも焼き立てのノンが売っているんじゃないかな。

[山を越えた先にある街の事を思い出さなければ、と思いながら宿屋を出た。]*
(38) 2021/10/01(Fri) 21:34:05

【人】 学生 ガラーシャ

― 市場 ―


ああ、ノンはわかりま…す。
美味しいの探しま、しょう。


[今日の彼もまた何か煮え切らない>>38
何かを言いあぐねているような…ごまかそうとしているような。

思いながらも宿を出て、市場へと向かう。
2日目になると慣れたもので、先に立っても迷うことはない。
朝は朝で、また別の香りが漂う市場へ着くと、そこではいろんな形のノンやサムサが売られていた。
ふらふらと引き寄せられるようにまた開いている屋台を巡る。

結局、他のものとは一線を画す綺麗に型取られたノンが目に入り、勢いでそれを買ったのと、ちゃんと煮えている豆のスープを一杯買った。
アンドレアスは何を買っただろうか。
自分のものを買い終わった後、彼を探して辺りを見回した。]


あ、アンディさ…ん。
何買いました、か?

もしよかったら、あっちの広場、で、座って食べましょう。


[ふっとその先を指さす。
それなりの広場に、木が点々と生えている。
昼間は広場を囲う低いレンガの塀などに腰かけて食事をしている人も多かったが、今の時間、目に入るのは、たまに横切るようにその場を通り過ぎる人と、鳩くらいだ。
静かで、空気も綺麗だろう。]*
(39) 2021/10/01(Fri) 22:07:43

【人】 紅柱石 アンドレアス

― →市場―

[>>39そこでは商人達が店を開き、品物を物色する客の姿があった。
焼き立てのサムサや、美しい文様の描かれたノンが店先に並んでいる。
羊肉と野菜を入れたショールヴァを売る屋台もそこにあった。
ガラーシャがふらりと歩き出すのを横目に、青年も品物を見始めた。
十数分もすれば、青年はノンとチャイを手にしていた。
ショールヴァも良い匂いをさせていたが、今は入る気がしなかったのだ。]

私はノンとチャイだよ。
……うん、いいね。大丈夫。

[指さされた先にあったのは、この時間は人気の少ない広場だった。
いるのは鳩と、道行く人だけ。
青年はそれを確認して肯いた。
起き抜けには厳しかった朝陽も、木陰の下なら過ごしやすいだろう。]*
(40) 2021/10/01(Fri) 22:49:26

【人】 紅柱石 アンドレアス

―広場―

[青年達は木陰の近くにある煉瓦の上に腰かけた。
青年はチャイを口に含む。
南方とは違い、甘みのない所為で茶葉の味がよくわかる。
そうして暫くノンを千切って口に運んでいたが、やがて口を開いた。]

私の行く場所、だったね。
王国の西側、ラバン山脈を越えた先にフジェンドという街があってね。
此処よりも小さいんだけど、綺麗な細工物が売られているんだ。
それが見たくて……

[そこで青年は口を閉じる。
それはよく出来た、旅人らしい動機だった。
実際に細工物を目当てにその街に向かう者もいるだろう。
けれどこれは、昨夜、寝る前に話そうと思った事ではない。]
(41) 2021/10/01(Fri) 22:51:00

【人】 紅柱石 アンドレアス

[急に喉が渇いた気がして、チャイを飲んだ。
通り過ぎていく旅人のまま、別れる瞬間まで偽る事は出来る。
けれどそれは嫌だと思った。
結果的にここで彼と別れる事になったとしても後悔はしたくないと。]

……ガラーシャ。
聞いて欲しい事があるんだ。
いいかな?

[青年は緊張した面持ちで彼に声を掛けた。]*
(42) 2021/10/01(Fri) 22:51:33

【人】 学生 ガラーシャ

― 広場 ―


うまい…


[広場に着くと、今度はアンドレアスが先導して、丁度いい煉瓦を見つけ、並んで腰かけた。
まずは2人でノンにかぶりつく。
朝風呂に入ってお腹が空いていたことも有り、アンドレアスよりは自分の方が大分進みが早かった。
豆のスープを飲みつつ、彼のチャイも見やる。
帰りに自分もチャイを買っていくのはありかもしれない。

と、彼が宿屋の部屋で途中になっていた、旅の行先の話を話し出した。
とてもすらすらと、スムーズだ。>>41
先ほど言い淀んでいたのが噓のように…]


あの、もし、何か、僕に、ごまかそうとか、していることがあるなら…
言ってほしい、です。


[つい、はっきり言葉に出してしまった。
そして、困ったように小さく笑った。]
(43) 2021/10/01(Fri) 23:06:43

【赤】 学生 ガラーシャ

 
 
だって、きっと、もう二度と、会えないんでしょ…う?


[昨日の酒場でのもうグラジアには戻らない、と暗に伝えるような言葉で感づいていた。
彼は、もう、この街を最後に、自分とは再び会うことはない、と想定している。
そして、理由ははっきりしないが、自分をごまかして、綺麗に痕跡を残さずいなくなってしまおう、としている節もある。
彼はそれでいいのかもしれない。
だけど…]


でも、それなら、せめて僕は、遠くから、貴方のいる場所を思って、貴方の無事を祈りた…い。
それも、許してもらえません、か…?


[懇願するように呟き、彼が何か伝えようとする素振り>>42を見せれば、小さく頷いただろう。]*
(*2) 2021/10/01(Fri) 23:08:49

【人】 紅柱石 アンドレアス

─広場―

[>>43空腹を感じていたのか、隣の彼は食が進んでいるようだ。
青年の方は途中で手が止まってしまう。
それを紛らわすように青年は語り始めた。
けれど流暢な語りを止めてしまった時、彼から声がかかった。

図星だった。
この街に来る前から、出会った頃から、ガラーシャに隠している事がある。
彼の顔に浮かんだ控えめな、困ったような笑みに胸が痛んだ。]
(44) 2021/10/02(Sat) 0:07:20

【赤】 紅柱石 アンドレアス

[>>*2胸が引き絞られるような思いだった。
彼はそこまで悟っていたのか。
青年がうまく隠せなかっただけかもしれないが。

今まではうまく出来ていた筈なのに、彼に対しては出来なくなってしまう。
懇願する響きに歯を食い縛った。
感情が零れてしまいそうで。

覚悟を決めた心算でいた。
これまでに出会った人達と同じように別れる心算で。
けれど蓋を開けてみれば、青年の心の中はぐちゃぐちゃで。
]
(*3) 2021/10/02(Sat) 0:07:54