人狼物語 三日月国


129 【身内】狂花監獄BarreNwort2【R18G】

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【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

「――――……俺、道覚えるの苦手なんだってば!」


足音をふたつ響かせて。

「――――……なんもないよ、ちょっと用があるだけ」


道が分からなければ部屋の位置など覚えている訳もなく。
レヴァティヘルプが発生しました。道案内されています。
あなたが居るであろう……あなたの部屋まで。

「…………、あー、
あーーー……


扉の前まで来てから今更、緊張を感じ声が掠れ。
ノックをしようとした手が空で揺れ。
レヴァティには何してるんですか、とお小言を呈され……。

あーも、うるさいな
…………、アルレシャ、いるか?」

確かに部屋に遊びに行くと約束はしたかもしれないが。
バタバタしていて時間が取れずにいたらゲームももう中盤過ぎて。
まさかこんな形になるとは思ってなかったな、全く、本当に。


そうして声をかければコンコン、と控えめに扉をノックするだろうか。
(-224) 2022/02/26(Sat) 19:56:54

【秘】 白昼夢 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス

ーーーノックの音の後。
ガタン!
と一度音がした。

部屋の中の揺れさえも感じられるなら、そう、凄い動揺した音がするだろう。
また、部屋の中には、アルレシャの音しかない。あとは、しても待機状態の端末の音くらい。
異様なほど、静かだ。


少しして、ぱた、とドアに近付く音があった。

「……どうしたの、ポルクス」

まだドアは開けない。
ちょっとまだ心の準備ができていない。
(-229) 2022/02/26(Sat) 20:19:22

【秘】 蒐集家 テンガン → 白昼夢 アルレシャ

/* ハロー!スピカPLさんは本格的に動けるのは22時〜0時くらいまでとのこと〜サクサク対戦ならいける……?もしくは0時以降は置きレスで?
6日目になってからの方がいいかしらね……?死者はともかく今日はアルレシャ忙しいかなと思っているわ……!
(-230) 2022/02/26(Sat) 20:30:49

【秘】 白昼夢 アルレシャ → 蒐集家 テンガン

/* ハァイ!連絡ありがとう!そうねサクサクならいける気もするけど、6日目になってからの方がじっくりやれそうではあるわね……?
アルレシャは暇だとは言わないけど、それはそれとして急ぎ足でやるのはすごい勿体無いと思うわ!
(-231) 2022/02/26(Sat) 20:35:20

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

「レヴァティちょっと……あっちいってて……もう大丈夫だから!」


ガタン、と響く音に驚き肩が跳ねる。
大丈夫か……?

扉に身体半分を預ける形で音を確認して。
防音機能付きの部屋の振動はどうにも感知しづらい。
集中すればできなくはないけど……


扉付近へ来るあなたの音を、なぞるように手が動き。

「あー、いや……いつもロビーにいるアンタの姿が、見えなかった、から……」

心配事は。

「…………、
嫌いになった?
 
俺の、こと……


もうひとつあって。
また困らせるようなことしてるんだろうな、俺。
(-232) 2022/02/26(Sat) 20:41:19

【秘】 蒐集家 テンガン → 白昼夢 アルレシャ

/* そう〜〜〜勿体ない!!!折角3人の戦闘だし……じゃあスピカPLにも連絡するわね!
6日目があってよかった〜お返事Thank you!


テンガンからは『疲れた。明日にしてくれ』と連絡があった事にしてね!
(-234) 2022/02/26(Sat) 20:43:27

【秘】 白昼夢 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス

感知しづらい、ということすら分からない、程度には。
さほど貴方をよく知っているわけでもないのに。


けれど、貴方の声を、言葉を、二つ目までしっかり聞ききって。
ガッ、と勢いよくドアを開いた。
もしかしたら貴方がバランス崩すかもしれないけど、今そんなこと考えていられない。


現れた顔は、そりゃもう困惑やら動揺やら、色々複雑なものが混じっていて、いつもの笑みなど作っていられずにいる。
聞こえる音も大体そうだろう。

「……お前のことが嫌いって音は、聞こえるかよ」

きっと一つも聞こえないはずだ。
お前を凹ませるくらいなら、俺が多少恥かいた方がマシだ。
(-242) 2022/02/26(Sat) 21:22:07

【神】 白昼夢 アルレシャ

通達を見た後。

「……というわけでー。僕以外に投票よろしくね。
僕はシトゥラを吊りたいし吊って欲しいんだけど……理由いる?」
(G3) 2022/02/26(Sat) 21:45:23

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

ドアノブに手が掛かる音がした。
目を閉じて音を拾う事に集中していたからそこまでは理解できた。が、集中に力を割いていたせいで身体を退かすタイミングが出遅れた。

「お、
…………っ、」

ほんの少しバランスを崩し、それでも予測したからコケる程ではない。
鮮明になったあなたの音を改めて心臓で受け止めて。
あなたの顔を見て。ばつが悪そうに俯いて。

「…………、…………、」

首を横に振った。音は聞こえないかもしれない。
自分の心の臓に響く音を信じている、はずなのに。
あなたの事になると信用しきれなくて不安になってしまう。
……身体が上手く動かない。
(-243) 2022/02/26(Sat) 21:51:21

【秘】 白昼夢 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス

バランスを崩した貴方を見ても、咄嗟に謝れる精神状況ではなかった。
バツが悪そうな様を見れば尚更だ。

「……嫌ってねぇよ、ただ、どんな顔して顔合わせりゃいいかわかんなかっただけ」

ロビーに顔を出さなかった理由も告げて。
ちら、と室内を振り返る。

「……入る?……入るなら、ちょっとだけ待って欲しいんだけど」
(-247) 2022/02/26(Sat) 22:12:42

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

俯きがちに、ちら、と視線をあなたの方に向け。
落ち着かなさで上着の裾に手を伸ばしぱたぱたと整え。

「…………、ン、……そっか」

そうして言葉を聞けば少しだけ安心する。
いつものはつらつとした様子は無いまま。

入る?と問われればまた身体が固まって。

「え、あー……えっと……じゃあ……待って、る」

掠れた声でしどろもどろに返事をした。
待ってろと言われなくても縫い付けられたようにここから動けない。
頭が上手く回ってない気がする。
俺、今までどんなだったっけ?
(-254) 2022/02/26(Sat) 22:41:13

【秘】 白昼夢 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス

元気がないような気がする、と思いはしたが。
恐らく自分の態度が良くなかったのだろう、と思った。

「すぐだから」

安心させる為にそう言い置いて、一度扉を閉じた。
数分もかからぬくらいでもう一度扉を開け。

「ほら、もういいよ」

少しばかり表情もマシになった、ような。
そんな様子で声を掛け、招き入れる。

部屋の中は無礼講の外でお茶会に誘ったときと同じような。
温室を彷彿とさせるように花で飾られ、白いテーブルとティーセット、自分のための椅子と貴方のための椅子。

貴方が訪ねてくるとは知らなかったのに、少しの時間しかかけていないのに、もう茶会の様相だ。

……貴方が茶を飲むつもりがあるかどうかにもよるが。
(-257) 2022/02/26(Sat) 22:52:47

【赤】 白昼夢 アルレシャ

かっる。
まぁ、いいならいいよ、楽しもう」

知ってたけど!知ってたけどさぁ!
(*14) 2022/02/26(Sat) 22:54:02

【赤】 白昼夢 アルレシャ

「……でも、そもそも投票がハーミットに傾くようなら、……
いやどっちにしろ2回死ぬな……


どうにしろ殺すって言ったしね。
(*15) 2022/02/26(Sat) 22:56:41

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

安心させる為の言葉には頷きだけを落とした。
でも落ち着かない、服をぱたぱたする手の動きは止まずに扉の前。

「…………、?」

開かれた扉の先を見て首を傾げ。
まあ、そういう約束だったもんな、と納得をした。
あなたを見る顔に変わりはない。
不安そうな顔で。

招かれれば重たい足取りで部屋の中へと入っていくだろうか。

「…………、え、っと、」

部屋の中に入ればもう一度辺りを見渡して。以前と同じであれば、自分の為に用意された場所はこれだろうかと、椅子の背を指先でなぞりつつ。
座っていいのかな? あなたの方に視線を向けた。
(-274) 2022/02/27(Sun) 0:29:07

【秘】 白昼夢 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス

どうしてそんな顔をしているのか分からない。
自分の音はそんなに悪いんだろうか。
さっき首を横に振っていたから、そんなことはないと思うんだけど。


貴方の様子をずっと見ていて。
自分も椅子に座ろうとして、やめた。

「………違う感じの部屋がいいか?」

座るのは問題ない、けれど。
緩やかに首を傾けた。もしこの問いに頷くのならば、その椅子には座らない方がいい。
(-275) 2022/02/27(Sun) 0:41:13

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

音に何か問題を感じた訳ではないが。
気を遣わせてしまったのかな、と不安になった。

自分の振る舞いをどうしたらいいのか分からない。
ライブとか、パフォーマンスとかならわかるのに。


問いかけられて慌てて首を振った。
そういうつもりじゃなかった、咄嗟に出る言葉は違うが。

「ンーン! ……だいじょうぶ」

俺また何か変なことしてたかな?

視線を落とし椅子を引いて、大人しく座り。

「…………、話、?」

以前の約束を果たすのなら、自分のしたことを話すんだったか。あなたが今でもそれを聞きたいと願うのかまでは分からないから、ゆるく首を傾げつつ。
(-279) 2022/02/27(Sun) 1:02:20

【秘】 白昼夢 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス

気をつかう、の範囲にもよるが。

貴方の様子の方がずっと気になるからか、さっきまでの動揺は随分と落ち着いている。
大丈夫ならいい、とそのまま椅子へ促し、自分も対面へ座った。

「あぁ、そんな約束してたな。聞かせてくれるのか?」

貴方のカップに、蒸らし終わった紅茶を注ぐ。
差し出して、自分のカップにも注いだ。

人の話を聞くのが好きだ。だから、いつだって貴方の話は聞きたい。
(-281) 2022/02/27(Sun) 1:13:04

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

座ってから暫くはあなたを見ていたが。
やがて視線はカップに注がれ始めた紅茶の方へと移った。

瓶をラッパ飲みするような男には、まともなお茶の機会など殆どなく、ちゃんとした食器へと流れていく飴色のそれを見るのは……なんとなく、ちょっと、面白い。

「……ン、そういう約束だったから……いいよ」

面白いのであなたに注がれる分の紅茶の様子も見ていた事だろう。
その動作が終わってからやっと口を開き。

「……と言っても、何から……話せばいい、かな?
 俺、喋るの……たぶん、下手くそだし……」
(-285) 2022/02/27(Sun) 1:36:51

【秘】 白昼夢 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス

視線が紅茶に移ったのに気付けば、ほんの少し角度を変えて見えやすくした。紅茶を注ぐ様子をじっと見る人はたまにいるから。
砂糖とミルクも手に取りやすい場所に置き。

……マカロン出してやるべきかな、とちょっと思った。
せっかく無礼講なら本物を注文した方がいいかな。


「んー……下手なのは別にいい。全部聞くから。
話したくないこともわざわざ話せとは言わん。
……何から聞こうかな…。一番気になってんのは、『あの事件が起こることをお前は少しも把握してなかったのか否か』かなぁ……」

話を聞く、と言った日からもう随分経った。貴方のことを調べ直しもした。
それで一番気になったのはそこだ。なにぶん、映像の中の貴方は本当に戸惑っていたように見えたから。
(-286) 2022/02/27(Sun) 1:46:52
アルレシャは、後で清掃ロボ呼ぶ羽目になるのは僕な気がしたな。
(a272) 2022/02/27(Sun) 1:58:51

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

全ての動作を見終わり。
それでもそれらに手を伸ばすことはなく。
なんとなく食欲がない気がした。


「黙るのも結構、疲れるから……アンタが知りたいなら別に、なんでも、」

そうして問われた言葉に目を見開いて。
"あの事件"……何の話をしているのか一瞬で理解してしまう。

「…………、ッ!!」

あまりの動揺で立ち上がり。その勢いでガタンと音を響かせ椅子が床に転がり。嗚咽を漏らし。振動の刃を自分に向けようと……
――少し前の自分が実際に起こした行動だ。


それでも今回はまだ。この身は動かず椅子の上にある。

「俺、は……、俺、……は、……わかん、ないよ」

戸惑いは顕著に表れる。声の震えまでは繕えない。
いくら考えたって答えは出なかったんだ。


「ただ、別の国で、ライブするって、聞かされて……確かに、ちょっと音おかしいかもって、思った、けど……いつも、アイツ、そうだったし、でも俺、は、話、聞けなくて、俺、は……何も……、!!」

ああ、ダメだ、何もわからない。
何をどう話すのが正しいのかも。心音の落ち着け方も。
(-291) 2022/02/27(Sun) 2:11:03

【秘】 白昼夢 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス

紅茶に手をつけない様子を見て、マカロンについてを聞くのはやめた。
振動が分からなくても、人を見てれば分かる。


もし、貴方が椅子を倒して転がして、それどころかティーセットの全てを割ったとしても、アルレシャは何も言わなかっただろう。
そういうことを聞いたのだと、ちゃんと理解している。
だって貴方が何回も聞かれて、何回でも信じてもらえなかった部分なんだろう。


「うん、……うん。な、いいよ、纏まんなくていい。
吐き出したいこと吐き出せばいい、俺のこれは尋問じゃねぇし」

自分の方のカップを持ち、砂糖も入れずに一口。
カップを持ったまま、貴方の様子をじっと眺める。

「アイツって、……聞いてもいい話?」

調べたから知っている。一緒にライブをしていた片割れが、今も足取り掴めていないらしいこと、とか。
でも、貴方のペースでいい。だから、少し控えめに尋ねるだけ。
(-293) 2022/02/27(Sun) 2:21:54

【秘】 白昼夢 アルレシャ → 従者 ムルイジ

/* ハァイGM!お疲れ様、こんな夜分にごめんなさいね!
ちょっと提案というか質問というかがあって伺ったわ!

『もうLWだと分かってるし、見えるところ(白チャ)での襲撃は可能か』についてよ。こちら、もしも被襲撃者から許可が出たらというのを前提にして、如何なものかしら?
もしお時間あればお答えいただけると嬉しいわ!
(-295) 2022/02/27(Sun) 2:33:46

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

呼吸の乱れ。心音の乱れ。
自分のが荒れると心臓に響いて酷く気持ちが悪くなる。
苦しそうな顔で胸を抑えて。息を吸って、吐いて。
それでもあなたが変わらずにいてくれるのだけは、安心できる。


「……、ン……、」

男は片割れの存在をずっと黙秘している。
"アイツ"なんて三人称すら出した事がない。
話をする事で、その存在に与えてしまう影響を恐れた。

こんな場所に来て欲しくないというエゴだ。


「…………、俺、には……
双子の兄貴
が、いたんだ……」

また大きく息を吸って、吐いて。震える涙声で。

「ずっと、一緒にいた、んだ……親に捨てられてから、も、盗みをするのも……ライブをする時も、ずっと一緒で……バカな俺のこと、見てくれてて……構ってくれてて……」

「あんな、優しかった、のに……俺のこと、見捨てるわけない、だろ……、でも……、」

分からなくなってしまった。
あの事件で離れ離れになってしまったから。
靄がかかったように、今はその人が分からない。
兄がずっと自分を羨み、妬んでいたと音で理解していたから。

力のせいで、嫌われたのかなと疑ってしまって。
(-297) 2022/02/27(Sun) 2:49:05

【秘】 白昼夢 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス

あんまり苦しそうな顔見たくねぇな、と思う。
口には出さないし、勿論態度にも出さないけど。
自分にできるのはただ、『普通』にしていることだけ。


「………、うん」

聞いている。余計な口も挟まず。貴方の声が途切れるまで。
振動が分からなくても、今の貴方の声が震えていることはわかるのだ。
宥め方は、分からないが。

「俺はお前の兄じゃねーから、分からんが。
……何がしたかった、とかもわかんねーが…」

なんと言えばいいのだろうか。
分からず、少し黙った。聞いたのは自分のくせに。
(-299) 2022/02/27(Sun) 3:13:05

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

机に両肘をついて。顔を覆うように両手を当てて。
長いため息。手の隙間からぽた、ぽた、と零れる。
出来損ないで泣き虫の弟がそこには居る。


「…………、利用される、な゛ら、利用されるで、別に、よかったんだ、俺、は……っ゛、だって、何をするのも゛、ずっと一緒だったから、一緒だった、の゛に、……俺え゛」

"金は盗んでも己の為に使ってはならない"
"他人のステージを邪魔してはならない"
"あらゆる命に害を与えてはならない"

全て兄の教えだった。


「ただ、言って、……欲しかったよ、……ずっと、俺、に……羨望と、嫉妬と、罪悪の音を向けてたのは、もう、いい゛っ……!! ひと、殺すなら、殺すで、俺、は……っ……」

一緒に居られるならそれで良かったんだ。

捨てられた俺らは 長く生きてたってどうしようもないからさ。

捨てられたオレらは長く生きてたってどうしようもないからね。
(-304) 2022/02/27(Sun) 3:43:39

【秘】 白昼夢 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス

ーー感情の吐露を聞いた。
アルレシャは人の話が好きで、その人の口からその人の言葉で語られるそれらが好きだ、けど。


ティッシュやハンカチが必要か。
でも本物は出せない。

心落ち着く空間が必要か。
これ以上のものは知らない。


結局考えて、答えは出なくて。ティーカップをテーブルに置いて、少しだけ身を乗り出した。
撫でる、のは躊躇して。顔を覆う手に、片手の指の背をひたりと触れさせるくらいの。そんな算段で手を伸ばす。

「……大好きなんだなぁ」

だった、ではなく。今尚そうなんだろう。
感想が口からこぼれ落ちる。それだけだ。
(-305) 2022/02/27(Sun) 3:59:28

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

漏れ出す嗚咽が心臓に変に響くから気持ちが悪い。
だからきっと、崩れないように、元気を繕う必要があったんだ。
でもアイツの話をするといつもこうだ。
だからこそ逃げていたのかもしれない。


「…………、…………、」

人を殺していいなんて思えはしない。
それでも兄と一緒ならそれすらも出来てしまえたんだ。


しゃくり上げたまま。
ああ、今でも大好きなんだな。

あなたの言葉には小さく頷き。涙がこぼれ落ち。
手に触れた熱を求めるように、片方の手の小指が微かに動き。

「――――……」

一度だけ、音のないままに口を開き。
涙声に邪魔されて名前が呼べない。
(-308) 2022/02/27(Sun) 4:28:38

【秘】 白昼夢 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス

しゃくりあげる音が聞こえる。聞こえるから、それだけを聞いている。
無理に言葉を挟もうとはしないし、無理矢理泣き止ませようなどとも思わない。

避けられなかった手は、貴方の手に触れている。涙で濡れても、払われたり避けられたりしない限りは触れていようと思っている。
小指の動きに気付けば、擦り寄るように一度軽く動かした。貴方の手に阻まれて、涙すら拭えはしないが。

「……お前が、何も言わないの、なんとなく分かったよ」

冤罪、だとしても。それを選んだとしても。
好きなものを犠牲にはできなかったんだろう、きっと。
そうして、冤罪を何より嫌うアルレシャは、納得した息を吐いた。
(-310) 2022/02/27(Sun) 4:38:28

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

「…………、ン」

上手く呼吸ができない中で絞り出された返事。

泣いた顔を見られるのはなんとなく、嫌で。
だってカッコ悪いし。

だから隠していたけれど。退かしてしまおうか。
擦り寄せられた手を片方の手で力なく掴んで。

ぼろぼろと零れるこれの止め方はいつも分からない。
涙の滲む虚ろな瞳が、ぼんやりとティーカップを捉えていた。

「…………、あるれしゃ、」

吐息混じり。さっき呼べなかった名を音にして。
こうして名を呼べるくらいには呼吸はマシになってきた。
続くはずだった謝罪の言葉は言えなかったが。
(-312) 2022/02/27(Sun) 5:09:18