人狼物語 三日月国


86 【R15RP】君と僕の、夏祭り

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【独】 一年生 花巻 楓

/*
やっと文字装飾の存在に気付いた人がここにいます…(


タグ覚えてないから失敗したくなくて入れてなかったけど、機能にちゃんとあったんだね…
(-77) 2021/07/25(Sun) 23:52:20
一年生 花巻 楓は、メモを貼った。
(a45) 2021/07/25(Sun) 23:57:11

【人】 一年生 花巻 楓


 ……それにしても、
 明菜ちゃんももう三年生なんだよね。

 明菜ちゃんは進路どうするんだろ。


 あぁ、そういえば…

[明菜ちゃんを見送って思い出すのは、
明菜ちゃんと同じ三年生の先輩のこと。

お話はしたことないけど、
いつも狐のお面をかぶってる人っていうのは
付き合いが少ないあたしの耳にも届く位には有名人で。

でも、あたしが気になったのは珍しいから、じゃない]
(191) 2021/07/26(Mon) 0:38:30

【人】 一年生 花巻 楓

[
そろり、そろり



あたしは自分の泣き声の方が大きくて
その足音に気が付くこともなかった。


初めてその誰かに気が付いたのは、
帰り道の地面に描かれた何か。

近付いて見てみると、
狐さんがゲンキダセって言ってくれてて。

来た時には確かに無かったその変化に

大人だったら誰か居たのかって思う所だろうけど、

いかんせん子供だったので


神社の狐さんが、書いておいてくれたんだって

そう思ったのだ]
(192) 2021/07/26(Mon) 0:39:36

【人】 一年生 花巻 楓

[人に見られてたって思ったなら
もうここで泣くのは止めてただろうけど

狐さんなら泣いてても許してくれるかなって子供の謎思考で、
それからも場所を変えることなく泣きに来た。

ひとしきり柱の陰に蹲って泣いて、
顔をあげて歩き出すと、地面に絵と言葉が書いてある。
狐さんの時もあれば花びらの絵もあって

もしかしたら神様かもしれないって思ったのも
子供の単純思考だから、許してもらいたい。


でも、確かにそれで
あたしはひとりで泣いてるわけじゃないんだって
まもってもらえてるんだなって思えて

あたしのこと嫌いな人の言葉より
見守ってくれてる人達のこと優先しようって
あたしが好きな人たちの言葉を大事にしようって
思えるようになったんだ]
(193) 2021/07/26(Mon) 0:40:21

【秘】 一年生 花巻 楓 → 三年生 神田 京平



[それはもしかしたら、

 きつねさんのひそかな祝詞>>114


あたしの中に残ってた澱みを祓ってくれたから

 かもしれないね]


 
(-86) 2021/07/26(Mon) 0:42:08

【人】 一年生 花巻 楓

[ひそかな、どこの誰かも分からない
けれど大切な恩人のことを
探す術ももっていないあたしは、
お礼を言うことすらできないままだけど。

あの狐のお面の先輩が、もしかしたら
あの時の狐さんだったりしないかな、って

だって神様とか狐さんとか、本気で信じてるわけでも……いや、多少は信じているけれど

地面の字も絵も、今にして思い返すと

あたしと同じような子供が書いたものだったし



そうだったら、お礼が言いたいなって思うけど
流石になんの切っ掛けもないまま
神社の狐さんですか?なんて聞けないし

明菜ちゃんなりを通じて、気軽にお話できるようになったら
そんな昔話も切り出せるかな**]
(194) 2021/07/26(Mon) 0:44:29
一年生 花巻 楓は、メモを貼った。
(a48) 2021/07/26(Mon) 0:48:52

【人】 一年生 花巻 楓

─ 回想:花巻庵屋台 ─


 はい、是非いらしてくださいね!


[長尾先生への気の早いお勧めは、好意的な反応を返してもらえた>>42
その言葉が社交辞令じゃないのも分かってるから、
先生の口に合ってくれたら良いなってこれまた気の早い願いを抱いた。

だって、篭芽町に昔から住んでる人の口には馴染んでる自負はあるけど
新しく来た人の口にも美味しいって思ってもらえるかはいつもドキドキするのだ。

だから篠田さんが個人的に買いに来てくれたのもすっごく嬉しかったし

先生が最中を買いに来てくれてるのも、本当に嬉しいのだ]
(201) 2021/07/26(Mon) 1:31:04

【人】 一年生 花巻 楓

[だから、満面の笑顔で先生にたい焼きを渡したのだけど]


 え…?


[最近よく眠れてるか?>>44って問いかけに、固まった。

化粧で隠してるし、頑張って授業を聞いてるつもりだったけど
ばれちゃうくらいに眠そうに見えるのかな。
それとも汗でコンシーラーが落ちちゃったかな。
無意識、目の下に手をあてたまま、
先生から言われたことを聞く。

何か困ったこととか、悩んでること。

そう言われて、困ったのは
なんていえばいいのか、わからなかったから]
(202) 2021/07/26(Mon) 1:31:22

【人】 一年生 花巻 楓

[あたしはうちの和菓子が大好きで、
だから家の手伝いをするのは全然イヤじゃない。

でも、あたしができることなんてあたしじゃなくても出来ることで


バレーだって、好きだから辞めたくなくて勉強もがんばって、
遊ぶ時間は無いから友達は少ないけど
中学から一緒の子とかは変わらず仲良しだし
バレー自体、前よりうまくなってると思う。

でも、あたしがいなくてもきっと特に支障はなくて


今のあたしがしてるのは、あたしがしたいことだけだけど

特別な何かを持ってないあたしががんばる意味はあるのかな、なんて


そんなことを、話されたって困らせるだけじゃないかな]
(203) 2021/07/26(Mon) 1:33:15

【人】 一年生 花巻 楓

[でも。
あたしが無理してるって、きっと両親も隣の兄も気付いてて。

父なんかは自分が言い出したことだから、口出しできないだけだろう。
でも、心配してくれてるのは、わかってる。

わかってて、気付かない振り、してたけど
無理がいつまでも続かないのなんて、考えなくても分かり切ってて]


 ……先生


 人生相談みたいなことでも、いいですか?


[気付いてくれた人で、頼ってと言ってくれたのは
長尾先生が初めてだったから。

今すぐは無理だけど、話に行ってもいいですかって
聞いたら、先生は応えてくれたかな**]
(204) 2021/07/26(Mon) 1:33:57
一年生 花巻 楓は、メモを貼った。
(a53) 2021/07/26(Mon) 1:37:24

【人】 一年生 花巻 楓

─ 花巻庵の屋台 ─


[兄たちからは、もう良いから遊んでおいでって言われたけれど
もう少しだけここにいるって言ったのは
もう少し客足が落ち着くまでは手伝いたかったのもあるけれど

来てくださいって誘った人が、まだ全員来ていなかったから。

誘っておいて、来てくれたのにあたしが居ないなんていやだなって
そう思って屋台の手伝いを続けていたから、
声が聞こえた時>>206>>219は、本当に嬉しかった]


 落川先生!

 大丈夫、品切れにはならないように多めに用意してましたから
 どれでもお好きなものを選べますよ…って、あれ?

 あ、鳳先輩もご一緒なんですね
 来てくれてありがとうございます!

[最初に気付いたのは、背の高い落川先生。
どれでもって言ったけど、いつも餡子入りのお菓子を選んでるから
兄は聞く前からつぶあんの準備を始めてて。
先生が振り返って声をかけた所で、鳳先輩も同行してると気付いたけれど
その時もまだ、先生のシャツの裾は摘ままれてたのかな>>218]
(235) 2021/07/26(Mon) 15:41:25

【人】 一年生 花巻 楓

[二人が一緒に来たことに、不思議に思う部分はあったけど
約束通りって前置きと、お勘定を一緒にっていう先生の言葉で
なんらかの経緯があって奢るって話になったんだろうなって推察した。

人の詮索自体は好きじゃないから、変な勘繰りはしないつもりだけど
ちょっとだけ、先生の好意を受け取れるなら
おばあちゃんの好意もまた受け取ってくれたらいいのに

そんな、ちょっとだけ黒い気持ちが浮かんでしまったけれど
花巻庵で好きじゃないものなんて無い>>219って言葉と
お元気ですか?って言葉>>220に、心の翳りは簡単に晴れ]


 …うん。 元気だよ。

ここには来てないけど、お店に今も出てくれてる。

[誰のことを聞いてるかなんて、分かってる。
ちゃんと祖母のことを覚えてくれているんだって
気にしてくれてるんだって、それだけで嬉しかったけど
去年もこっそり頂いてた>>221って言葉で、もっと嬉しくなって]
(236) 2021/07/26(Mon) 15:42:42

【人】 一年生 花巻 楓



 あのね。

 おばあちゃん、多分今はお店の前の縁台で
 花火を見てると思うんだ。


 花火が終わった後も、しばらくそこで涼んでるはずだから、
 …この後時間があったら、寄ってあげてくれないかな。

 お父さんもね、
 ……凛ちゃんに、また感想聞きたいって言ってたから。

[祖母は元気だけど年の為祭りの熱気は厳しくて
父と一緒に花巻庵を切り盛りしていて、この場には居ない。

でも、折角鳳先輩が、屋台にとはいえまた来てくれたのだ。

先輩に対する後輩としてじゃなく、
あの時手作りの籠を受け取った子供に戻って
おばあちゃんとお話してた凛ちゃんに、また来てほしいってお願いをして]
(237) 2021/07/26(Mon) 15:43:43

【人】 一年生 花巻 楓



 お待たせしました、

 こちら、つぶあんとカスタードになります。


 焼きたてですので、気を付けてお食べ下さいね。


[そう言って手渡した紙袋には、それぞれ赤と黄色のシールを貼って。
それとは別に、先生の被ってる帽子の形と、籠の形のべっこう飴を
来てくれてありがとうの気持ちを込めて、手渡した**]
(239) 2021/07/26(Mon) 15:44:10
一年生 花巻 楓は、メモを貼った。
(a62) 2021/07/26(Mon) 15:46:24

【人】 一年生 花巻 楓

[鳳先輩と落川先生は渡したべっこう飴をどう思ったろうか。
遠慮されてもお祭りももう終盤だし材料が少しでも使えてありがたいし
貰ってくださいと渡して、二人が屋台の前から離れるのを見送った後。

花火も始まったし、折角の食券が使えなくなるぞって
兄から言われて、流石にそろそろ出なくちゃかな、とは思ったんだけど]


 でも、まだ紅葉先輩が…


[朝、目を輝かせて駆け寄ってくれた彼女>>1:19
見にきてください>>1:183って確かに言ったのだ。

絶対って約束したわけじゃないから、
来なくたって責める気持ちは起きないけど
でも、いつもだったら必ず来てくれてたのに
今日だけ来ないなんて、思わなくて]
(252) 2021/07/26(Mon) 19:49:59

【人】 一年生 花巻 楓

[兄は、もみじせんぱい?って首を傾げた後
あぁ、学校の先輩かって納得して、
</black>その様子を、お兄ちゃんもあこがれてたはずなのに</black>
</black>何で知らない人みたいな反応するの?って思ったのは束の間</black>
それなら遊びがてら探してくればいいだろって屋台から出され
ついでにうちのたいやきも、つぶあんとずんだ一つずつ渡されて。

言われてみればそうだな、って思い直したのは、
振り返ってみれば毎年準備は一緒にしてたけど
一緒にお祭りを楽しんだことなかったなって気が付いたから]


 それじゃ、あたし遊んでくるね。

 せっかくだし、これも使わせてもらっちゃおう。


[ゆづちゃんが離れ際に渡してくれた、奢りの食券を一枚加えて
たこやきと五平餅、それと堂本青果店さんの屋台に寄って
おじさんから勝負の結果ときゅうりと焼きトウモロコシをゲットした後
此処でしか会ったことのない先輩を探して、祭りの喧騒の中を歩き始めた**]
(253) 2021/07/26(Mon) 19:50:25
一年生 花巻 楓は、メモを貼った。
(a65) 2021/07/26(Mon) 19:55:21

【人】 一年生 花巻 楓

─ 回想:花巻庵屋台 ─


[楓ちゃんって、もう一回呼んでくれた声>>242
今目の前にゆづちゃんが居るんだって実感を強くしてくれる。

機会があったのに気付けなかったのはお互い様で

だって男の子だと思ってたからって

あのひと夏の間だけでもあんなにいっぱい見てたのに

髪の長さが違ってるだけで面影は変わってないんだから

なんで気が付かなかったんだろうって


もしもゆづちゃんから謝られたら、

あたしもすっごく謝りかえしちゃうだろう



……それはそれで、お互いに謝りすぎて

笑いだしちゃいそうな気がして、楽しみかもしれないけど


胸がいっぱいで、言葉に詰まりそうなのもお互い様なんだって
ゆづちゃんの声が、少し揺れて聞こえてきたから]
(273) 2021/07/26(Mon) 21:39:35

【人】 一年生 花巻 楓



 …ううん、こっちこそ。

 覚えててくれてありがとう。

[ゆづちゃんが伝えてくれる言葉に
お互いにごめんねって言い合ってるって
ちょっとだけ、笑いかけちゃったけど
髪型と、今着ている浴衣のことと
ずっと前から、笑顔が大好きだって伝えてくれた言葉に

今度こそ、目の奥の熱が耐えきれなくなって
零れ落ちちゃわないように、両目をぎゅうっと瞑った]
(274) 2021/07/26(Mon) 21:43:42

【人】 一年生 花巻 楓

[嬉しい気持ちからだから、零れたって構わないかもしれないけど
大好きだって言ってくれた笑顔なんだから、
汗はともかく涙で崩れさせたくなくて左目を擦って堪えたら
反対の右目を覆う眼帯のことを聞かれて>>244]


 あ、えっとね
 ちょっと転んでけがしちゃったの。


 血もちょっとだけだったし、
 念のためってだけですぐに外せるから大丈夫だよ。

[あたしの答えを聞いて、よかったって言ってくれるゆづちゃんに
明菜ちゃんたちも心配させちゃったし、
やっぱり今のままじゃいけないかなって

気をつけなくちゃ、って思いながらありがとうって伝えた後
まだ話したいことは途切れないけど、
流石にずっと引き留めておくわけにもいかないって思って]
(275) 2021/07/26(Mon) 21:44:11

【人】 一年生 花巻 楓



 本当!?

 嬉しい、約束だよ。


 いつでも来てね、待ってるから

 お休みの日だったら、午後はいっつも居るからね


[またお店に来てくれるって問いかけに、
一年中行っちゃうかもって返事>>245は社交辞令かもだけど
勿論って言ってくれたのが嬉しくて、食い気味で約束にしちゃった。
その後、おすすめのつぶあんのたい焼きと、
べっこう飴をこっそり渡して、またねって手を振りかけたのだけど]
(276) 2021/07/26(Mon) 21:44:34

【人】 一年生 花巻 楓



 うん?

 ‥……えっと、うーん

[差し出された食券>>246に、いいのかな?って思ったけど
自分はべっこう飴を勝手に渡したのに
ゆづちゃんからの厚意を断るのもどうかなって思って]


 じゃあ、うん。

 ごちそうになります、
 ありがとう、ゆづちゃん。

 ゆづちゃんもお祭り、楽しんでね。

[ありがたく食券を受け取って、ゆづちゃんのにっこり笑顔も貰って
今度こそ、またねって手を振って見送ったのだった*]
(277) 2021/07/26(Mon) 21:45:16
一年生 花巻 楓は、メモを貼った。
(a70) 2021/07/26(Mon) 21:50:07

【人】 一年生 花巻 楓

─ 回想:花巻庵屋台 ─


[落川先生と一緒に来てくれた鳳先輩は控えめな会釈だけで、
先生との会話が終わるまで待っててくれた。

お祖母さんには親切にして頂いた>>265
という言葉から始まった、鳳先輩の話は
あの頃のことが、鳳先輩にとっても嬉しかったこと、
今でも感謝してくれてることが伝わって

あの時の事を、今でも迷惑をかけたって、
思ってることも伝わったから]


 
全っ然迷惑なんかじゃないよ!



 凜ちゃんなら、それこそ真夜中に来たって大丈夫だよ
 なんならお父さん2時には起きて餡子炊いてるし!


[言葉自体は、夜に伺うのは>>266って疑問に対しての返答だけど
鳳先輩──凜ちゃんが来ること自体、迷惑じゃないと
迷惑かけたって思ってる彼女の考えを、力を込めて否定したかったから]
(285) 2021/07/26(Mon) 22:21:01

【人】 一年生 花巻 楓

[それでも。
凛が、自分から行きたい、会いたいって思わないなら
無理やり連れていくことも、お願いすることも出来ないから

思案する彼女を黙って見つめたまま、答えが出るのを待って
後で行ってみます、そう言ってくれた彼女が、
楓ちゃんって呼んでくれたから]


 ──、うん、ありがとう。

 出来れば、また何時でも顔を出してくれたら嬉しい。
 今度はあたしも、一緒にお話したいから。


[あの頃はちょっとでもお店に立ってることが楽しくて
でも、おばあちゃんのとこに来るおねえちゃんも気にはなってて
顔が合ったらにこっと笑って、笑い返してくれるのが嬉しくて
会えなくなるなんて思ってなかったから、それだけで良かったけど
本当はもっと、ちゃんとお友達になりたかったから
今夜だけじゃなく、前みたいに来てほしいって気持ちを伝えた*]
(286) 2021/07/26(Mon) 22:21:42
一年生 花巻 楓は、メモを貼った。
(a72) 2021/07/26(Mon) 22:24:49

【人】 一年生 花巻 楓

─ お祭りの中 ─


[さて、そんなこんなで二つも嬉しい出来事があり
ふわふわとした足取りでまず向かったのは堂本青果店。

そこにはおじさんと牡丹さんだけで、
明菜ちゃんは友達と花火を見に行ったと聞かされて
ついでに、勝負は明菜ちゃんの勝ちとも教えてもらって]


 そっかぁ、良かった…って

 言ったらおじさんに悪いね、ごめんなさい!


[明菜ちゃんを応援してたので、つい口から出てしまった安堵は
皆明菜の味方だな、なんて言葉を引き出したかもしれない
勝負がつくまでの間に、ときやくんとお友達さんがサクラした話とか聞いて、
内心昨日勝負のこと教えちゃって悪かったかな、とは思いつつ
焼きトウモロコシときゅうりを一本ずつ買うことで
こっそり罪滅ぼしの気分を味わった]
(290) 2021/07/26(Mon) 22:48:03

【人】 一年生 花巻 楓

[それからタコ焼き、五平餅と買ったのは
やっぱりずっと動き詰めでおなかが空いてたのもあるけれど、
紅葉先輩と一緒に食べられたら良いなって思ったから。

元々持たされてたたい焼きも合わせると結構な荷物になったけど、
流石にこれは飲み物無いと厳しいって気が付いたから
更にラムネを二本買って。
個人的にお兄ちゃんに頼んだべっこう飴は、
帯に差して運ぶことにした。

紅葉の葉の形のそれを先輩にあげたいんだって言ったら、
やっぱり変な顔されたけど
おかしいな、お兄ちゃんも先輩の話してたはずなのに

さっきまでと同じく作ってくれて。

ありがとうってお礼を言いかけたところで
そういえば、あの先生には渡してなかったなって言われて
言葉に困ったのは、自覚があってのことだったから]
(291) 2021/07/26(Mon) 22:48:52

【人】 一年生 花巻 楓

[長尾先生は、生徒のことをよく考えてくれてる先生だと思う。
もちろん先生として尊敬してて、嫌なところなんてない。
だから、先生にもほんとはおまけ、したかった。

でも、できなかったのは
先生が、先生だから。

節度があって、真面目で、
周りにどうみられるか気にしてて。
そういう所を本人も隠してるわけじゃないから
いやでも分かるのだ。

特別扱いは嫌いだろうなって。
だから、おまけであっても、
受け取ってもらえないかもしれない。

もしも、そういうのはもらえないって断られたら
落ち込んじゃうって、思ったから]
(292) 2021/07/26(Mon) 22:49:26

【人】 一年生 花巻 楓

[長尾先生が初めてお店に来た時、

ゆづちゃんが初めて来たときに似てるなって思った。


お菓子の説明をじっくり聞いてくれて

あたしの感想を真面目に受けとめてくれて


それからも、お店に買いにきてくれて

好みに合えば、美味しかったって伝えてくれる。


また来てくれないかなって、思ったのだって

あたしの言葉を大事にしてくれる、人だって思ったから



先生じゃなかったら──


せめて、花一高校の先生じゃなかったら


あたしは、きっと自分の中に生まれた感情に

言葉を付けることが出来ただろう]
(293) 2021/07/26(Mon) 22:51:37

【人】 一年生 花巻 楓

[でも、高校に入って

紹介される先生の中に、あのお客さんが居て



先生になんて、漫画や小説の中の世界でならある話だけど

現実には中々越えなきゃいけないハードルが多すぎる。


そもそもあたしなんて、

ちょっと前までランドセル背負ってたくらいの子供で


世間的には大人扱いされることもある年でも

先生からしたら生徒の内の一人でしかなくて



だから、


あたしは、この気持ちを誰にも伝える気はなくて


でも、密かに大切にするくらいは、許してほしいから。


誰にも秘密の気持ちを守りたいためだけに]


[先生だけにはおまけの飴を渡せなかった。

そんな唯一の人が、今自分の探し人と一緒にいるなんて
探している今は、思いも寄らない*]
(294) 2021/07/26(Mon) 22:56:20
一年生 花巻 楓は、メモを貼った。
(a77) 2021/07/26(Mon) 23:01:01

【人】 一年生 花巻 楓

[両手いっぱいに縁日の食べ物を抱えて
浴衣の帯にべっこう飴を挿して。

屋台の手伝いで動き回るのが分かってたから
足元は下駄じゃなくてスニーカーだからちょっと風情に欠けるけど

傍目からは、きっとお祭りを心から楽しんで見えるだろう。


同じようにお祭りを楽しんでる人たちは、
今は空に咲く大輪の華に夢中で、周りなんか見てないかもだけど


あたしは、そんな華よりも
彩り鮮やかな笑顔の、大好きな

でも、どうしてこんなに大好きなんだろう

夏のお祭りの準備の間しか、接点はなかったのに]
(320) 2021/07/26(Mon) 23:53:03

【人】 一年生 花巻 楓

[だって、あの時

家族や幼馴染のお兄ちゃんお姉ちゃん以外で
短い髪のあたしを、

初めて可愛いって言ってくれた

それから毎年、会うたびに可愛いよって
言ってくれるお姉ちゃんだったから


もう会えないんだよって言われたけど


お祭りでは、会えるんだって思ったから



───あれ、

なんで会えないんだって、言われたんだっけ?



知らず足を止めたあたしの視界に、
探してた人の姿は、見つかったかな**]
(321) 2021/07/26(Mon) 23:54:13
一年生 花巻 楓は、メモを貼った。
(a81) 2021/07/26(Mon) 23:56:11