人狼物語 三日月国


87 【身内】時数えの田舎村【R18G】

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視点:


【神】 公安警察 清和

>>G4 宵闇【4日目 『不発弾』処理】

「遅れてきた分、残りは全部カケルにやってもらうか」

なんてな。と悪戯っぽく冗談めかして言いながら笑う。
浴衣姿にギター、その次はスコップとミスマッチな姿がおかしくって。
なんだその格好、と思わず小さな笑みが零れる。

しかしそれも、最後のひとりが来ないと聞けば少し曇ったものになり。

「……そうか。
 なら、この不発弾処理も、随分と大仕事になりそうだ。
 埋める時も、アキラが一番頑張ってくれてたからな……

 やっぱり、いてくれないと困るんだよな。
 アキラは、自分なんかってよく言ってたりしたけれど……」

清和や宵闇と比べれば、御山洗はどこか退いた位置にいたと思う。
自らの皆の憧れの存在であろうとする振る舞いもそうする一因ならば、
そうさせてしまった自分の罪なのかもしれないと少し罪悪感を感じた。
(G10) 2021/08/20(Fri) 3:34:17

【神】 公安警察 清和

>>G10 宵闇 百千鳥【4日目 『不発弾』処理】

「……お、出てきたぞ。
 そうだそうだ、こんなのだった。懐かしいな……」

そうしている内に無事、タイムカプセルは掘り起こされる。
ふたりでかなり掘っていたので、三人になってからは早かった。

着いた土を払って、その場にいる三人みんなで見られるように置いた。

「さあ、開けるぞ。ふたりとも……覚悟もしとけよ? カケル」

封が切られる。
はたして、かつての三人は何をこの不発弾に詰め込んでいたのだろう。
(G11) 2021/08/20(Fri) 3:35:29

【神】 公安警察 清和

>>G12 宵闇 百千鳥【4日目 『不発弾』処理】

「それじゃあ、次は責任持って連れてきて貰わないとな。今度も」

"次"と"今度"があると信じて疑わない様子で、宵闇に向かって微笑む。

ずっと昔から、ずっとそうだった。

清和は、小学生になるのと同じタイミングでこの田舎に越してきた。
その前から村にいたのはふたりで、割って入るなんてできなかった。
だからこそ、俺たちを三人にするのはずっと宵闇の役目だった。

「だから言っただろ、そんなもん入れて開けるとき後悔すんなよって」

などと言っているが真っ赤な嘘。
そんなこと言ったような記憶も、宵闇がそんなもの入れた記憶もない。

ただ、宵闇をからかう為に言うハッタリをかましながら、
あの頃の自分自身がタイムカプセルに残したものを確認する。
(G13) 2021/08/21(Sat) 1:06:43

【置】 いつかの 清和

──清和 瑠夏『不発弾
<タイムカプセル>
』の主な中身

『一枚の写真』
中学生の頃の三人が写っている。
清和が思う、三人が最も"三人"だった頃の写真のようだ。

『オイルライター』
"火遊び"に使っていたもの。
"ワル"との決別のために過去に置いてきた。

『キーホルダー』
"相棒"であるバイクに付けていたもの。
懐かしいデザインのそれも、決別のために過去に置いてきた。

『手紙』
"10年後のカケルとアキラへ"と書かれた封筒に入っている。
(L7) 2021/08/21(Sat) 1:07:58
公開: 2021/08/21(Sat) 1:10:00

【置】 いつかの 清和

俺の親友たちへ。

お前らがこの手紙を読んでいるということは、
俺はそのタイムカプセルの回収に失敗したということなのだろう。
もしくは、何らかの事情でそちらに行けなくなってしまったのか。
ともあれ、先に手紙に辿り着いたお前らに向けて俺は筆を取っている。

何も言わずに出て行ってしまったこと、お前らは恨んでいるだろうか。
この手紙を書いているときから、そうすることは決めていた。
俺たちの田舎がなくなってしまう以上、誰かがしなければならない。
その役割をする悪者は、俺であるべきだろうと、カッコつけていた。

本当は、俺もお前らと離れるのは寂しいと思う。
だけど、お前らを守るためにはいつまでも田舎にはいられなかった。
俺は必ず警察官になると決めた。みんなを守れるようになるために。
ハーフだろうが、金髪だろうが、誰にも文句を言わせるつもりはない。

だから、お前らにもちゃんと夢を叶えて欲しいと願ってる。
俺は、お前らの音楽や料理が、みんなを笑顔にできるように、
この世界の平和と安全を守れるような人間になってやるから。

カケル、アキラ。
俺は、何処に行ってしまってもお前らの幸せをずっと願い続けてる。
お前らが幸せに笑って生きていてくれることが、俺の幸せだ。

だから、どうか笑ってやってくれ。
こんな手紙を残してやる、バカな清和瑠夏って男のことを。

お前らの親友より。
(L8) 2021/08/21(Sat) 1:18:05
公開: 2021/08/21(Sat) 1:30:00

【神】 公安警察 清和

>>G13 宵闇 百千鳥【4日目 『不発弾』処理】

「ふ……」

過去の自分自身が書いた手紙の内容を確認し、どこか呆れたように笑う。

「だっせーな、10年前の俺……
 こんなもん、お前らには見せらんねえわ」

手紙を誰にも見せずに懐にしまって。

「やっぱり、誰にも見られないようさっさと処分するしかなかったな。
 この不発弾は……」

ここは夢の世界。
本物の不発弾は、今もまだあそこに埋まったまま。
ならば、それを掘り返すためにまたあの場所に集まることもできる。

だからこそ、この手紙は誰にも見せないでおく。
もう一度、今度こそは"三人"で掘り起こすために。
(G14) 2021/08/21(Sat) 1:27:48

【秘】 宵闇 → 公安警察 清和

「なあ、そういやルカ。お前この間最後のぎゃふんの『ん』は
 ──俺が作る、お前への歌と交換だって言ったな」

不発弾の処理が終わった後くらいそろりとやってきて話す。
ここから帰りたくないような
誰かが自身を呼んでいるような、そんな声が聞こえていた頃
けれど、薄々とここが夢だということに気づきはじめていた頃。

「それは"ここから"帰って再会した時ってのはどうだい」

ここで全て済ませてしまうことはできる。
その材料が揃っているからだ。

「全部田舎で済ませちまうのも、なんか勿体ないだろ
 ──まあ、先に聴いておきたいってんならいいけど」

せっかく再会したのだから、その先があってもいいはずだ。
だからこれは口実のようなものだった。
清和を追いかけるための。

「それに、実はさ、その曲ってのはお前だけでなく
 アキラにも聴いてもらいたい曲なんだよな、どうだ?」

そして、男は不敵に笑った。
(-54) 2021/08/21(Sat) 14:41:04