人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【墓】 グルメライター ヤワタ

[服やメイクを整えることは、心の準備に繋がるのだと解釈していた。
初めてなら尚更、気持ちが追いつくまで、すべてを見せる覚悟が決まるまでに時間がいるだろうと。
どんなに毎度天を仰ぐとしても、無理強いをしないと決めていて、
今日だって「その日」でなければ手を繋ぐだけで寝ようと。

必要な心の準備が、彼女の心にずっとあった燻りが解決したことで整ったのなら。

綿密な計画を練ったデートの後でもなく
ここは立派なホテルでもないが、

今日が、この夜が、「その日」になる。]


 マシロちゃん、


[荒い息を隠さずに、愛しい名前を何度も呼ぼう。
君も呼んでくれるだろう?
君自身も知らなかった甘い声色を響かせて。

――世界一幸せにしたいなりたい。]
(+355) 2023/03/14(Tue) 21:02:11