人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【墓】 厨房担当 マシロ

 

[ 調理する側だったうさぎはいつぞや据え膳の皿に乗り、
  堂々すやすや眠る始末だったけれど。
 穏やかな草食動物のようにも見えていた恋人の、
  獲物を捕食する寸前めいた、肉食動物みたいな荒い吐息。

  砂糖菓子のような甘い声が自分を呼んだ。
  ────……だから私も、名前を声にする。 ]


  夜綿さん、

       ……おいしくたべてください。


[ できれば、その、やさしく。
  舌足らずに紡いだお願いの結果は、さて。 ]

 
(+393) 2023/03/14(Tue) 22:24:22