人狼物語 三日月国

202 【ペアRP】踊る星影、夢現【R18/R18G】


【神】 緑山 宗太朗

帰ってきて、夜になって。また一緒に夕飯を作って、一緒に食べ終わって。
紙コップ花瓶には指輪だったものが浮かんでいるだろうか。乾燥を防ぐため、とかで。
諸々を済ませて、まったりとした時間を過ごしていた頃。
男はなにかに誘われるようにふらっと、何となさげにソファから立ち上がって。
ぽつぽつと外に出たら、空を見上げて「おっ」と声を上げた。

声を上げてから、貴女の元へ声をかけながら。

「美海〜。」
ねぇねぇと、貴女と目線を合わせようとしている。
貴女が座っているなら、近くで屈んで見上げる姿勢を取った。

「今日って晩酌付き合ってくれる?」
「……ちょっと飲ませたいのとか、あって。」

この日の為に選んできた酒が、荷物の中にまだ眠っているのだ。

「後、月が綺麗だから……」
外で飲もうと月見酒のお誘いを。
月、なんだか久々に見た気がするから。
(G0) 2023/03/08(Wed) 22:53:56