人狼物語 三日月国

82 【身内】裏切りと駆け引きのカッサンドラ【R18G】


【神】 陶酔飛行 バーナード

>>G14 プロローグ ダビー
「ほう?自信たっぷりに言うじゃねぇか。ねじ伏せる気も起きないつまらない男にはなりたくないもんでね。その分簡単に取らせる気も更々ないが。そんなに暇なら、悪い遊びでも幾らでも教えてやろうか?ダビーお坊ちゃん。色々“お吸いに”なられる?」

このやり取りの応酬自体を楽しむように、顔に当てている指先を時折トントン、と動かしている。元々軍人の上に戦いに関して昂りやすい気質を宥めるのも鍛錬と経験で覚えている。いずれにせよ、気乗りしない場合、この男はサッサと話しを切り上げる傾向があるので、結果はさておき選択しないという懸念は必要ないだろう。

「この船に乗れないであくせく働いてる蟻の事まで考えてる暇こそありゃしねぇよ。これでも『男子の憧れる職業』に入ってるんだぜ?金も相応に出して貰わねぇとなぁ。
 ──ふうん。あの警備を搔い潜って持ち込めた、か。聞きたい事は山程あるが、ここで言っても意味がねぇな。それこそ坊ちゃんが熱中症で倒れかねない。俺に運ばれたいなら構わないがね。武器屋はいつでも開店中かい?」

部屋番号を受け取って、一目見てから流れるように破いた。即座に記憶してしまえば互いに不要との判断だ。
(G1) 2021/07/01(Thu) 21:25:50