人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【神】 路地の花 フィオレ

>>G25 ルチアーノ
「……」

噛み砕いて伝えられたことを理解するほどに、表情が曇っていく。
全ての人間ってどこまで、とか。こんなの理不尽じゃない、とか。色々言いたいことはあったけれど。
まだ誰にも分らないだろうことだと思ったから。

ある程度の説明が済んだタイミングで、新聞を覗き込むような体勢から背中のあなたに体重を預ける形になって。
理解出来たところで、納得できるわけもなく。途方に暮れたような顔は変わらない。

「全く外に出ない、なんてことは難しいわ」
「詮索しないように、一市民として過ごすならきっと外に出ても大丈夫なのよね……」

子どもたちには会いに行かないと。急に姿を見せなくなる方が不自然だろうし。
女も思慮深くないとはいえ、考えなしに危険に身を晒すほど馬鹿でもない。
閉じこもっていろと命令でもされなければ、外に出ていくつもりだった。

「そうね、……皆、不安だと思うし。一度落ち着く時間は必要だわ」
「お店は流石に、ファミリー傘下のところがいいのかしら……ううん、美味しいお店のご飯を持ち寄ってアジトで食事会もいいのかも」

これもロメオと相談しておくわ、と前向きな返事。
実のところかなり楽しみにしていたものだから、中止にせざるを得ない状況にはなっていないことには安堵している。

#アジト
(G27) otomizu 2023/09/15(Fri) 1:04:52