人狼物語 三日月国

202 【ペアRP】踊る星影、夢現【R18/R18G】


【神】 緑山 美海

ぽつぽつ、ぽつ。
涙と共に言葉を紡ぎ続ける。

「···あのね、不安だったの」


女は、あの夏の日のことを、全てが終わった日のことを語り出す。

「あの時、宗太郎と再会できて嬉しかった」
「···でも、その時の私たちはいつ消えて無くなっても可笑しくなかった」

「···宗太郎と離れ離れになって、お母さんにも会えずに、本当の意味で独りぼっちになったら、どうしようって」

ずっと母に会いたかった、誰かと一緒に居たかった。···もう独りぼっちで生きていたくなかった。
····でも、空の上に天国があるのかも分からない、そこに行ける保証ない。

馬鹿な私が、そんな単純なことに気付いた時には、もう何もかもが手遅れで。
(G47) rururu_966 2023/03/13(Mon) 21:25:50