人狼物語 三日月国

45 【R18】雲を泳ぐラッコ


【鳴】 アジダル


[ そうこうしているうちに漸く足元の存在に気が付いて。 ]


  ……シグマ?
  あれ、どうしたのその……


[ 膝を折って目を合わせればその昏さには見覚えがあった。というかその姿や出で立ちもだ。]


  お、おう。変な覚えかたされてんのはともかく……
  久し振りだね。元気そうで何よりだぜ。
  けどお前どうして。


[ 見覚えがあると言えど普段通りでない彼の姿。明らかに異常事態だ……とは言い切れないのが
ランダ村出身の
妙な飯を食べ合った弊害だろう。
 軽く屈んで眼を合わせれば、あの時と同じ警戒心が滲んでいる。
 そういえばあの時、己はこの棘をどかしてやることは出来なかったな。子供の扱いには慣れているつもりでいたがほんの少し気がかりだったのは覚えていた。]
 
(=1) 2020/10/02(Fri) 7:24:17