人狼物語 三日月国

23 【完全身内】Días preciosos【R18RP村】


【人】 ハンター見習い ミゲル

─某国・街中─

[ミゲルの機嫌はそこぶる悪かった。
普段ならボタンの2つほど外しているのにキッチリと襟首まで止めている。
その襟の向こうには真新しい白い包帯。

衣服を見れば世界に浸透する教会のシンボルは欠けており見習いを示していた。]


……アンタさぁ

[黙りを決め込んでいる外聞上の相棒に視線をやる。
上背のある男を睥睨しても迫力はないのは承知だが
済ましきっている横顔に向かって忌々しげに目が吊り上がるのは半ば条件反射]


俺に何か言うことないわけ?


[吐き捨てるように言って、苛立つように早足になる。
時折きちんと付いてきているかの確認を怠らないのは監視も兼ねているからだ。

ミゲルは吸血鬼狩りのハンター見習い。
目下のところ正式なハンターになれるかの試験真っ最中であり、
この数ヶ月幾度も理不尽だと罵った相棒は────教会が囲っている半吸血鬼だ。**]
(5) 2020/02/24(Mon) 22:00:34