人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 厨房担当 ゲイザー

― 日中:『うさぎ』への道すがら ―

[速崎璥は、不機嫌だった。
 書店の棚から手に取った雑誌をその場で床に叩きつけない程度の分別はあったが、ともあれ、不機嫌を得た。
 フーディーの下で、隠し切れない低い呟きが零れる。]


 何なの、あれ。


[努めて冷静に棚に戻したその雑誌には、若手声優をPRする特集記事が掲載されていた。
 その記事内で大々的に載せられていたグラビアを見るなり、速崎はこのような顔をするに至ったのである。]
(15) 2023/03/13(Mon) 16:16:03