人狼物語 三日月国

132 【身内RP】穏健なる提案【R18G】


【人】 清掃員 カミクズ


話し合いを終えて、後片付けを終えて、その後の事。
清掃員は、一人でいつかの事故現場に居た。

「楽しかったなあ…」

見るも無残な残骸、残された痕、それらをぼうっと眺めていた。
清掃員は、誰かの名残に疎外感を覚える事は無いけれど。
こういうものには、確かな寂しさを感じる。
それは、楽しかった時間を思い起こさせるものだから。

「ほんとうに、楽しかった」

めそめそめそ、今にも泣き出しそうな、下手くそな笑顔。
そんなに怖がるなら、言わなければいいのに。
そう言われてしまっても仕方ない事だと思うけど。
それでも、生きてしまう事の方が今はずっと怖かった。
それでも。

「……死にたくないなあ…」

あなたも同じ気持ちだったのだろうか。
それとも、やっぱり。

「僕は、兄さんみたいにはなれないんだな…」
(15) 2022/02/24(Thu) 13:33:01