人狼物語 三日月国

179 【突発R18】向日葵の花枯れる頃【ソロ可】


【人】 楯山 一利


観念して、アイツの家に電話を掛ける。
すぐにお袋さんが出た。

『あらカズくん。
 ウチに電話なんて珍しいわねぇ。

 ……え?あの子と一緒じゃないの?
 出かけてから随分経つわよ。』

つまり、今家にはいない。
もう5時間は経っているとの事だった。
ちょっと心配し始めたのか、どうしたのかと聞かれて
なんて答えれば良いかも分からず
適当に言い訳をして、なんでもないって電話を切った。

暗くなったら、余計に探しにくくなる。
それに夜道を女の子が一人で
ブラブラと出歩くのも危ない。

早く見つけなきゃ……。
無事なことを祈って、俺は街中を駆けまわった。
(21) 2022/10/21(Fri) 19:34:48