人狼物語 三日月国

87 【身内】時数えの田舎村【R18G】


【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>@3 >>@4 夜長 【祭りの終わり】

「呼子姉もきっと
 僕が皆と、また昔みたいに遊んでいられた事
 よかったねって言ってくれるとは思うんだ」

「でも、だからやっぱり寂しくて。
 呼子姉と一緒に来て、一緒によかったねって笑いたかった。
 それはもう叶わない事だから、
 いつまでも考えたって仕方ないのにね」

 淋しげに笑って、晴臣へと片手の小指を差し出した。

 目の前に居る人が、和臣でなく晴臣だという事は
 夢の残滓がそうさせるのか、大して違和感も無く腑に落ちて。

「ね、晴臣くん。
 僕はきっと、それでもずっと同じ事を考え続けてしまうから
 また会いに来て、君達の居る"今"を大事にできるように。
 いつか遊びに連れ出しに来て、考える暇も無くなるように。
 …またいつか、約束してくれる?」
(22) 2021/08/19(Thu) 22:12:44