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人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 厨房担当 マシロ

 

[ この店の人たちは、大咲のお菓子を要らないと言わない。
  母のように捨てたりしない。

  分かってるのに、それでもデザートを作れない。
  一度っきりの試供品と銘打った一歩は結局踏み足で
  ……正直、厨房にこのままいていいのかな、と
  思い悩んだ夜だって記憶に新しくて。
 
  誰かの笑顔越しに過去の自分を救ってるだけじゃないのか?
  そんな風に思った直近は一日だけ、
  厨房に立たなくなったり。
  色々考えた。たくさんたくさん悩み尽くした。
  "要らない"と明確に示されたケーキの残骸の記憶。 ]

 
(39) 2023/03/05(Sun) 10:44:32