人狼物語 三日月国

129 【身内】狂花監獄BarreNwort2【R18G】


【人】 規律指揮 スピカ

>> 44 アルレシャ
先程までは少女にも戦意があったのに。
振り払われた自分の手を少女はただじっと見ていた。反撃を反射的にしなかった。なんでか自分を思い出したから、怖くなかった。
そのつもりはないから……しかし、処刑を行わなければいけないとも思っていた。代わりに殺せる人はもう多くない。

そう思っているのに、相手の攻撃に目が行かない。
先日の処刑対象ナフ相手に銃をおろしたときと同じ感情を持っている。あの日もそう考えていた。

「アルレシャ様」
あなたが銃等で彼女を攻撃しても、彼女は上手く避けられないだろう。屠る力を持ったまま、ただゆっくりと歩くようにアルレシャに近づいていこうとする。
だってなんだか怖くないのだ。これがもらった力であろうか。そうでもないかもしれないが。
(45) 2022/03/07(Mon) 5:08:23