人狼物語 三日月国

66 【絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男vsダークライ】


【人】 根暗 ミヤノ

─月曜日・夕方/私立野薔薇大学・喫煙所─

[授業が終わり、スマホを見ながら器用に人混みの間を縫うように歩いて行く。手元のそれには今日連絡先を交換したばかりの同級生の名前が表示されていた]

……こういう時って挨拶送るべきなのか?

[人と関わるのは得意ではない。自分は他人が好きでは無いし、きっと他人もこちらのことは気味もノリも悪い奴だと思っているはずだ――、そういう思考が幼い頃から拭えない。
とはいえ、親切にしてくれる人まで無下に扱いたいわけではないのだ。
慣れないことに煮えそうな頭を休めるべく電子タバコの入った袋を手に喫煙所へと入ったところで、先客>>38に気が付いて足を止めかけ、けれども何とか歩を進めた]

っ……。

[授業を取ったのは一度きりだが、確かにそこにいるのは教授だった。
自分はまだ19歳。喫煙しているのがバレるのはまずい。
しかし、そうは言っても彼の授業はかなりの大人数だったから己のことなど覚えてはいないだろうと、目立たぬよう喫煙所の端へと移動して]
(46) 2021/04/06(Tue) 19:55:47