人狼物語 三日月国

141 【誰歓RP】bAroQueチップで遊ぶ村【花見】


【人】 東天

[何代か前は女であったと言う。
先代は左の義肢を手袋で覆っていたと言う。
代替わりの時期もまちまちで、予告も報告もなく、
ただ全ての認識は見た者に委ねられている。

変わらぬのは、その背丈、髪艶、衣の色。
演目も基礎は変わらず、ただ演目は舞手に聞かねばわからない。
各地を旅する故に、恐らくそれは榛名に元からあるものではなく、
だが、何十年と"彼"が舞うものだから、榛名の祭りのものとして馴染んでいた。
舞手により細部の違いや、得意とする演目に差異はありはする。
例えば──いつかの代は片足が粗悪な義肢だったお陰で、跳ねるのに苦労したと聞いている。

面から伸びる紐の房が結ばれた髪へ交じり、
体が翻ればまた離れていく。
出会っては別れを繰り返して、次第に舞いは終演へ。]
(53) 2022/04/10(Sun) 22:30:17