人狼物語 三日月国

98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】


【人】 不覊奔放 ナフ

>>61 ルヴァ
もしあなたの考えを知ることがあるなら、もう終わったならよかったのに、なんて言ったかもしれない。持ちかけられた話に待ても出来ず突っ込んだ獣が何を、という話ではあるのだが。

男は約束に頓着しない。他人がつく嘘もどうでもいい。
だから、あなたの命は、キャッシュバックされたら『ラッキー』で、されたので『ラッキーになった』というだけだ。

男は男で。
暴力は頭脳に劣るな、と考えているので。
やっぱりどう足掻いても交わることはなさそうだ。

噴き出す血を浴びて、悪魔が笑う。これほど人並みはずれていても、血の匂いは特に周りと変わらないなと感じた。

あなたの向ける銃口が見える。見えた。あなたの目が濁ってきたのを知っているし、照準は少しばかりずれている気がした。

「……俺なァ、今回、脳味噌でしか死んでねェン、」

呟いた言葉が聞こえるなんて思っちゃいない。
男は少し身を捩り、
あなたの照準に心臓を合わせた。


銃声が聞こえる。有り余る血が噴き出す。常人より多く、さながら作り物のスプラッター映画のように。強すぎる心臓が、止まれと言われてめちゃくちゃに暴れているかのように。

びくん、と一度跳ねて。
その場に倒れ込んだ。 血の海を作りながら。
(64) 2021/10/18(Mon) 2:11:26