【人】 夢うつつ 真珠─参道階段付近の屋台─ [>>59男の送り雛に関する説明を、分かったような分かっていないような顔で聞いて] 欲の限り……? お菓子とかいっぱいもらえるの? そっか……わたしも、おくりびなに、なれるんだ。 ももこちゃんも、知ってたの? 詳しいんだ? [>>60男が警告めいた言い回しをした事にも気付かずに、あまり意味も判っていない様子で、そんな素っ頓狂な反応を返す。 ――ただ、どこかで自分は、「それ」を知っている。 …そんな感覚が一瞬過ったものの、次の瞬間には忘れていた] 守る……って、ももこちゃん、わたしを守ってくれるの? そしたら、わたしもももこちゃん、守ってあげるね。 ありがと、おじさん。 うん、またかくりよ、ってとこで会おうね〜 [去って行く後ろ姿にそんな風に声を掛けて、萌々子の方を向いて「何だったんだろうね?」と不思議そうな顔をしつつも。 男の話が妙に気になる自分の感覚が、普段とは違う物のような気がして、しきりに心の中で首を何度も何度も捻っていた*] (69) 2022/03/17(Thu) 0:20:24 |