人狼物語 三日月国

164 夏の想いのひとかけら【R18】


【人】 社会勉強 早乙女 珠梨

[色々と混じり気のある優しさも存在してて
 好意の裏に潜んだ本音に気付くことはなく、   
 ——いつの間にか、気が付いた時には。

 彼がわたしを好きだとか、
 彼がわたしと付き合ってるとか
 彼がわたしを抱いたとか。

 小さなコミュニティには噂が立ち込め広がった。
 ぎくしゃくして、関係性には歪みが生まれて
 楽しかったはずの場所はなくなっていた。
 
 その答えまで至れない割に、
 漠然と中心にわたしが居たことはわかってて
 
  “ そういうとこだよ ”

 仲良しの友達はそう言ってた。
 曖昧な言い回しを理解できないわたしに
 すぐ人に甘えるのやめな、って教えてくれた。]
(71) 2022/07/31(Sun) 19:45:54