人狼物語 三日月国

100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】


【人】 夜の一族 チャンドラ

>>101 キエ

月の明かりに照らされて、同じ灯りを纏う今のわたしはただのチャンドラ
あなたが教えてくれた
篝火
は、あなたにはきっと必要のないものだと漠然と思っている。

あなたに
篝火
を分け与えることよりこの
篝火
を大切にする方が、あなたに報いることに繋がると信じている。

「嬉しいわ。あなたにそう言ってもらえると」

だから、お話はこれで終わり。
あなたがこれからどうするのか気になるけれど。
もしいなくなったとしても、不思議と寂しい気持ちにはならない気がした。

だってあなたは不思議な人だもの。
またひょいと姿を見せてくれる、そんな夢さえ見せてくれる。

「またお話しましょうね、キエ」

だからわたしはそう告げてあなたに手を振った。
星屑の尾を描きながら、また夜の空を駆けていく。

白い鴉がいなくても、今のわたしはこうやって、1人で夜を駆けることができる。
(102) 2021/10/28(Thu) 0:03:46