【人】 3年生 黒崎 柚樹ぅわ…………おい、し…………っ! [ありがとうございます想像以上ですべらぼうにおいしいですなんだこれってくらいにおいしいです……と、悶える私。 栗が栗なのに栗じゃないみたいだ。甘さも香りも最高なのに口の中でほろりと解けていくようで。] 武藤もどうぞ。 一緒に食べよう? [値段が値段だからサイズもそれなりだったわけで、野球ボールより大きいな?っていうくらいのケーキは、そもそもが2人で食べることを想定しているんじゃないかと思えるくらい。 最初から分けようとしたけど、それは強行に固辞されたから、まずは一人で抱え込んでいたわけだけど。] …………あーん、しようか……? [津崎と3人でパフェ食べたり、おにぎり1個でぎこちなくなってしまったり、そんなこともあったなあとは密かに振り返りつつ、まあ、今は多分、こういうことしても許されるのじゃないかな?と、他意なく思った。 キスはしてしまったのだし、今更食べ物分け合うとか、武藤相手なら私の側に抵抗があるはずもなく。 御機嫌な私は、はいどうぞと一口分のスーパーなフォークを差し出したのだった。*] (105) 2022/09/17(Sat) 12:34:31 |