人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 厨房担当 ゲイザー

― その夜から日は過ぎて、 ―

[あの晩の他愛ない希望出しだけでなく、誕生日会のことそのものも、速崎は忘れかけてしまっていた。
 3/31が迫ってきていることまで気付かない程では流石になかった……と言いたいところだったが、日付の感覚が半ば薄れてしまう>>54程度には、この間に色々あったのだ。年度末でもあったからね!
 この「色々」の中には、まだ大咲から――真白から未だ告げられていない答え>>37もあったのだけれど。
 あの日の手紙の返答通り、本当にゆっくり、気長に待ちすぎてしまっていたのかもしれない。]


 うん? 時間あるけど。


[こんな調子の速崎だったものだから、瑞野>>47から最初にそう聞かれた時、
本当に何の用事なのか判っていないまま
二つ返事をしていた。
 この日の日付上、サプライズにもなりやしない筈の露骨な誘いは――けれども当人にとっては図らずもサプライズと化してしまっていたのである>>53。**]
(109) 2023/03/15(Wed) 20:29:18