人狼物語 三日月国

69 【R18RP】乾いた風の向こうへ


【人】 第11皇子 ハールーン


[──『どうして戻ってきた。』

その答えを、自分はもう自覚して持っている。
およそ死んでも口に出せないもの。

菓子を囲んで談笑しつつ、ぐるぐると渦巻いていく暗いものから離れられそうにはなかった。そんな折、]



 「──…………へぇ?
  これはこれは、珍しい客人が居るもんだね。」



[この国特有の乾いた風のような。生き物を選ぶ無慈悲な抑揚のない低い声が響いた。]*
(114) 2021/04/22(Thu) 21:54:22