>>116 御山洗、夕凪
こちらもこちらで準備を済ませて、夕凪の様子を伺いにきた所だった。
近くに停まってる軽トラに顔を出して。
「アキラさん良かった借りれたんだね。
荷台もう凄い量、全部食べきれるかしら?」
食べ切れるのだろう、此処の男連中はそういう奴らだ。
「それにユウちゃんもおつかれ、ご褒美にこれ……どうぞ。
水分とっときなさい」
引きずってきた酒類満載のクーラーボックスから冷たいスポドリを探し出して渡す。
これでもそのくらい察せる立場の人間だから、つまらない体調不良で不意にして欲しくなかったから。