【人】 黒崎柚樹[酒の存在に素直に喜んでいる武藤の笑顔は、長く見知ったものだったからこちらも微笑んでしまったし、] さすがにこの場所で一升瓶空けるほど飲まないけどね。 [と、しれっと告げるくらいの余裕はあった。] そうだね。 走れるところあると、嬉し……、 ………………。 なんで、走りたがると思った……? [だって、今の武藤が知っている私は、"仲良くなりかけの、陸上やってるクールガイ"程度のものでしょう? 息が詰まると走りたくなったり、大学でのトレーニングの他、家の周囲を早朝や夜に走っていることは、今の武藤はまだ知らないだろうことなのに。] (134) 2023/03/01(Wed) 18:20:36 |