人狼物語 三日月国

57 在りし日の記憶、邂逅に微睡み


【人】 機関設計士 スタンレー

[中世に生きるスタンレーにとって、そこが現代の日本の街並みだということが分からない。

街並みから分かる文明の高さを目の当たりし、持ち前の好奇心が顔を出していた。

コンクリートによる高層の長方形の建築物が建ち並ぶ。装飾は無くどれも無機質だ。

地中からは灰色の柱が伸びており、柱と柱には太い線がかけられている。
恐らくこれは電気を通すものだ。と推察した。
ブーヨプスキュリテ王国は電線が地中に埋められているため、スタンレーら電柱を見たことは無かった。

遠くには線路を掛け渡す高架が見える。この世界にも鉄道があるのか?とスタンレーは疑問に思う。

スタンレーが生きる時代はいわゆる中世だが、ブーヨプスキュリテ王国の科学は発達しており、電気、水道、ガス、鉄道、コンクリートが存在している。
また、スタンレーの友人(ユキムラと言うがそれはまた別のお話)と来たら、モンスターを倒すゲームを所持していた。

時を同じくして、日本も積極的に他国の技術を取り入れ、独自の文明を築いていたが、スタンレーの知る日本の風景とは似ても似つかなかった。]
(137) 2021/02/03(Wed) 18:56:06