人狼物語 三日月国

87 【身内】時数えの田舎村【R18G】


【人】 少年 編笠

>>130 卯波
「よっし、やっぱ覚えてたか。卯波。
 俺だけやってたら勘違いヤローみたいになるし、
 とりあえずの賭けは勝ちだな」

それは、この村を離れる前の提案で、
ここから先、互いの人生は二つに分岐するけれど、
どこかでまた会う機会もあるだろうからと。
どちらともなくした提案だった。

ここから離れて暮らしていても、
お互いの人生がちゃんとある証明として。
互いの名前を書いたインスタントカメラを持ち、
そのフィルムがいっぱいになるまで、
歩んできた人生の中のここぞという楽しい一頁を
全て四角に収めるという遊びだ。

「悪くないだろ、この遊び。
 少なくともここ以外での暮らしを想像できないって思ってた、
 ガキだった俺らが毎日を楽しむにはまあ、いい提案だったよな」
(139) 2021/08/12(Thu) 1:52:28