【人】 騎士見習い テンガン っ! [細い指に自身を撫でられ>>193、ビクリと身体が震える。 女の声が優しく囁く。 あなたはただしい、ただしかったと。 ただしい行いをした結果なのだから、仕方ないと。 そう、自分はいつでも正しい選択をした。 これしかないと思える道を選んできた結果だ。 悪ではない。……これは悪ではない。 不可抗力なのだ。] た、耐えることで、貴女の正気を取り戻せるなら…… [口を開いてやっとの思いで呟いたその言葉は強がりか、口実か。 テンガンはこれを受け入れることを選んだ。 その選択は正義ではない、という心の声に蓋をする。 代わりにこれしかないのだと思い込む。 軽く撫でられただけの自身はすでに硬く張り詰めていた。 女の舌が艶めかしくテンガンの身体を這う。 その先の行為を連想させるかのように。] (202) 2021/05/04(Tue) 0:11:25 |