人狼物語 三日月国

86 【R15RP】君と僕の、夏祭り


【人】 二年生 稲出 柊一

[回した腕も、振りほどかれることは無く、
どんどん熱くなる身体も、
どちらの熱か分からないくらい。
すれ違うように、互いの顔は決して見えない位置にあって。
触れ合った首筋から伝わる脈が速くて、
重なっているみたいに感じた。

どの位そうしていたのだろう。
流石にこのまま永遠にい続ける訳には行かないから、
名残惜しむように緩慢に、
オレは抱きしめていた腕をほどいた。]
(229) 2021/07/29(Thu) 21:26:03