人狼物語 三日月国

75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】


【人】 甘言 イクリール

>>244     とカストル

「………そう。カストルがそう思うなら、そうなのね」

イクリールは、その考えを否定しない。
二人の閉じた世界に分け入ろうともしない。
それでも、ただその傍らに在る事を許されるのであれば
理由無く去って行く事は無いだろう。

「でも、大丈夫よ。あまり落ち込みすぎないで。
 だって、けっして悪気はなかったのでしょう?
 なら、ちゃんと話せばルヴァだって
 きっとわかってくれるはずよ。」

ただ、お話をするべきときが、今ではないだけ。
イクリールはいつも通りに微笑んで、
いつも小等部の子にそうするように、優しく言って聞かせた。
(245) 2021/05/28(Fri) 8:20:49