人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 店員 チエ

――その、まかないの時間に――

[だからといって、セロリの浅漬に手を抜くつもりはない。
 5cmくらいの幅に拍子木で切り揃えて、昆布締め用の昆布を細く切ったのと和える。
 塩と少しのお酢と、あとは風味付けのみりんと鷹の爪。
 本当は粉末の鶏ガラスープなんてあったらいいけど、そんな家庭の料理ではないのがこのうさぎ穴なので、レシピの知恵に頼りきり。
 揉み込むように馴染ませれば、少しずつ水分が出て風味が染み込んでいく。

 宣言どおりに最後にごま油ひとたらし。
 これがね、おいしいんだぞ。]
(680) mmsk 2023/03/05(Sun) 0:54:04