人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 グルメライター ヤワタ

[独占されているつもりはないから大丈夫。

真白は真白でこのパーティを楽しんでいるのがわかるから。
好きな子の声はどこにいたって耳に届くし、何気なく視線を向けた先で笑っている姿が見られることが幸せだ。

一人の食卓しか知らないまま育ったという真白。
勿論、学校に行けば給食の時間はクラスメイトと一緒だっただろうし、遠足も経験しているだろう。
けれどそれらは彼女の望んでいるものではなかったと思う。

兄と慕う人も、弟のように思う人もいて、
少し気まずかった友達と話せてもう一度一緒にクッキーを作って>>493

ここにいるのは彼女の料理を心から喜んで笑顔で食べてくれる人ばかりで、
彼女に食べてもらうことが当然の料理が広がっていて――――

真白じぶんがいることが当たり前の食卓」が今、ここにある。
欲しかったものを得ている幸せを感じているのではないかなと、思っている。]
(687) 2023/03/18(Sat) 20:24:29