人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【独】 厨房担当 那岐

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被るところだった、供養。

―― 出勤前 ――

[いつも通りに改札を出る。
 ICカードが布教された今、
 ノンストップで潜り抜ける楽さを改めて実感しながら。

 歩き慣れた店へのルートを辿っていれば、
 見慣れた長身の後ろ姿を見つけた。>>60

 少し歩みを早める。]


  サヤさ……、


[声をかけようとして、不意に傾ぐ身体に目を見張った。
 咄嗟に手を伸ばした手は、彼女の身体に触れたかどうか。

 彼女の身体が丸まったなら、そのまま止めることはしなかっただろう。
 体調が悪いことは、見るからに分かる。*]
(-20) 2023/03/05(Sun) 12:47:06