人狼物語 三日月国

129 【身内】狂花監獄BarreNwort2【R18G】


【秘】 『巫覡』 ロベリア → 蒐集家 テンガン


ロベリアはまだ、外に出る勇気を持てなかった。
だから小さく身を丸めて静かに、静かに涙を流す。

別に、覚悟をしていない訳じゃなかった。
あの場面でテンガンが動いたという事は、そういう事だから。


でも痛む舌と、それを受けて痛む胸。
他の誰かの味など感じられぬ程に強く、強く 響いた。
自分の死も近付いていたからこそ、余計に。


ポッド内に光が差す。それは君が蓋を開けたからで。

怯えるような翡翠色は君へ視線を向けるも揺れ動いている。
まるで認識しているようで、出来ていないような。

口元を押さえ叫びを堪えているのか。あるいは。
どちらにせよこちらからはまだそれ以上の反応を返せない。

辛い、苦い。焼けるような痛みが。胸が苦しい。
(-67) 2022/03/08(Tue) 11:52:03