人狼物語 三日月国

129 【身内】狂花監獄BarreNwort2【R18G】


【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 迅雷風烈 ラサルハグ



「嘗て人が一つの惑星に留まっていた頃、無数の星々の中から居住可能な良く似た星を探すのに、それは大層苦労したそうだ。
……君達が巡り逢えて、本当に良かったと思っているんだよ。」

カップを傾けながら、ふわりと微笑む。
それは軽薄さも無く、囚人で
遊ぶ
性悪看守のものでも無く、人を見守り愛する巫のものに近い透明な表情。

「ふ、ふ。やはり君は、私と同じ発想をしていて……それで一足早い。
君が言わなければ、私から頼もうと思っていたんだよ。
“早く彼を連れて出て行け”ってね。
狂花の監獄に咲くには、真っ当すぎる。」

これまでの所業やらを把握した上で、尚“真っ当”だという。
だって彼は、幸せになりたかっただけだ。
ここに収監されている多くの者達と同じように、時を終えたなら去るべき者だと。

「小国……ね。ねぇ、ラサルハグ・ライ・バートランド。
“その日”何があったのか、何故そのような惨劇が為されたのか、
に教えてくれないかい?……茶飲み話としてね。」

自分の情報を明け渡した上で。一個人として君を持て成し、その上で訊く。
覚えてないとは思えない、洗脳とも思えない。己の意思で成し遂げ、それを葬る力のある者だろうと君を見ているから。
役目に忠実なコレは、看守としてで無く聞いたなら、そちら側に持ち込むことはしない。
(-193) 2022/03/10(Thu) 1:48:32