人狼物語 三日月国

57 在りし日の記憶、邂逅に微睡み


【見】 経営企画室長 ミロク

どこかの教室


そこは学校であればどこにでもある何の変哲もない教室であった。京都の街並みの様に規則的に並ぶ数十の机、無駄に大きな黒板。

そして響く柱時計の音……。

[ゆらりと起き上がり、その景色を見る。長らく忘れていた光景だ。ここが教室であることはすぐにわかった。何が起こったのかだけがわからない。頭の整理が追いついていない。一先ず頭を動かそう。]

しかし間髪入れずミロクの脳裏に少女の声が轟く>>1。その耳鳴りにも似た感覚に、両耳を押さえ蹌踉めいてしまう。こんな声を聞けば余計に混乱が増してしまうだろう。

「…?!…っ???!」


机の1つに手を付き倒れない様身体を支える。
(@2) 2021/02/04(Thu) 23:08:54