【赤】 夢うつつ 真珠―回想・夢から醒めた朝― ……夢……また、あのゆめ…… でも、どんな夢だったっけ……? [幾度となく見た夢>>0:82はいつも、起きてしまったことを残念に思うほどの甘美さに満ちていた気がする。 内容を思い出そうとしても、はっきりとは思い出せない。そんなもどかしさを感じながらも、なぜか心の熱くなるような、焦らされるような感覚が身体の芯には残っていて。] ……ん……っ、は……ぁ……っ…… ……ぁ…んぅ……、……ちが……う…… こんなのじゃ、なぃ……んっ、んんんっ……! ……っは……ぁぁ……… [夢で味わった甘さの続きを味わおうと、身体の火照る部分を幾ら独りで慰め果てても、あの感覚を目覚めている時に取り戻すことは出来ず。 満たされぬ切なさを感じながらも、やがて夢の感触が薄れ落ち着くまで、時も忘れて自らの身体を弄り続けるのだった*] (*2) 2022/03/18(Fri) 12:33:48 |