人狼物語 三日月国

85 王都グルームズの夏の祭典


【赤】 ホテルスタッフ ゲイザー


 はふ……
 レグルスしゃま、しゅみましぇ、 わたし……

[喘ぎ過ぎてゲイザーの口は痺れてしまったようで、うまく言葉が紡げていない。
カクカクと小鹿のように震える足で立つ。
シャワーを浴びないと、流石に気持ち悪いから先に帰ると主に告げた。

ふと来た道を見ると、霧が出ている。
その霧の中から聞こえる嬌声に、ゲイザーは顔を赤らめた。]

 わあ……しゅごい、えっちな声ぇ……

[すれ違いざまに発した声は、霧の中に届くか。
夢中でまぐわう二人には聞こえないかもしれないが。**]
(*29) ELLIE 2021/07/30(Fri) 17:13:14