【赤】 オリト シア あ、そっか…… [申し訳無さそうに話す彼>>*207に、SASANKAのことを思い出す。 なかなか休みが合わないことは、今までの経験からも分かる通り。 飲食業、しかも夜までやっているとなれば難しい。 少し残念な気持ちはあるけれど、あのお店で働く彼を否定したりはしたくない。 彼の言うお盆休みに淡い期待は抱きつつ、頭を撫でる手にゆっくりと瞬いて微笑みを乗せる。] ううん、大丈夫です。 基依さんがお店を大事にしてることは知ってますから。 [飴を持つ手に力を篭めて、ぐっと握り込む。 夏が訪れるのは一度ではないし、いつかは偶然休みが重なるなんてこともあるかもしれない。 二人だけの手持ち花火でもきっと十分楽しめる。] (*217) 2021/05/22(Sat) 21:59:11 |