人狼物語 三日月国


54 【半再演RP】異世界温泉物語【R18】

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到着:マジシャン 夜長

【人】 マジシャン 夜長



[指に触れた雪は消えて、吐く息は白く空に残った。]
 
 
(15) sudati 2020/12/25(Fri) 23:00:33

【人】 マジシャン 夜長

[クリスマスの日は忙しい。
歓声に背を向けて戻る頃には遅く。
時計の針にため息を履いた。寂しくさせている恋人の事を考えて、街のクリスマスツリーを見上げた。

カバンの中には、クリスマスプレゼントが入っている。
互いにある少女にプレゼントを贈っていたことを思い出せば
似たもの同士だったと自然と少しばかり顔が緩む。
愛しい顔を思い出してばかりだと
遅くなったが今年は何とか今日中には会えるだろうか。

輝くショーウインドウの灯りの横で
端末を開き]
(16) sudati 2020/12/25(Fri) 23:15:01

【人】 マジシャン 夜長



 『メリークリスマス』


[と簡潔な一文を電子に乗せた。
反応はあるだろうか。

横顔を思い出せば、恋人が見るだろうと予想して
少し間を置きて、電話のベルを鳴らしただろう。*]
(17) sudati 2020/12/25(Fri) 23:15:30
マジシャン 夜長は、メモを貼った。
(a4) sudati 2020/12/25(Fri) 23:27:48

【独】 マジシャン 夜長

/*村建てありがとうございます。
温泉はいりたい

久しぶりで緊張する…どきどき
(-1) sudati 2020/12/25(Fri) 23:28:51

【人】 マジシャン 夜長

[ふっと笑うのは彼の声が聞こえたから。
クリスマスソングが店から流れてくる。去年は寂しい思いをさせてしまったのがどうしても心に残っていた。>>20もちろん、その後は空白を埋めるように過ごしたのだけど、恋人の心に傷を残してしまったのではないかと思ったからこそ

とんっと背を壁において視線を空に。]


 …もしもし、鬼走。
 元気か?って変なことを聞いたな。


[声は明るく。
そっちはどうだ。と彼の顔を想像しながらたずね。
少しばかり指先で自らの顎を撫でながら、言いたい事はもっと別にあるか。と
気づけば、彼の反応を想像して]
(33) sudati 2020/12/25(Fri) 23:59:50

【秘】 マジシャン 夜長 → 鬼走

  

 お前の声を聞きたくなって。

 
(-7) sudati 2020/12/26(Sat) 0:00:49

【人】 マジシャン 夜長


 …なあ、今から会えないか?


[仕事終わったんだ。と告げた。
彼に会いたいという気持ちが先走る。>>23
こんな時間に、と思うがそれ以上に彼の顔を見たくなった。>>22ちらちらと雪が落ちてくる。白い色は彼の肌を思い出させる。寒くて震えてないだろうか。
その身を今から抱きしめたい。と声を落として、
軽くリップ音を電話越しに響かせた。*]
(34) sudati 2020/12/26(Sat) 0:01:48

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長



 そうか……。
 俺もお前の声を聞きたかったよ。


[同じだな、と思わず道端で微笑んでしまう]
(-12) momizituki 2020/12/26(Sat) 10:07:52

【人】 マジシャン 夜長

[元気かと聞いて元気だと返ってくる。
本当のところがどうなのかは分からないが。彼がそう返してくれるのがうれしかった。声を聞けただけでも、彼が微笑んでくれるような気がした。それが自分の声を模したものだとしても>>45言葉と思いは伝わるのだと思え。

彼の返答に緩く目元を緩め
煌めく街の壁から離れればそのまま歩きだした。
幸いというか、故意に彼の住まいに近い仕事場を今日は選んだ。
まだまだ駆け出しの身だけど、少しずつ選ぶ事が出来るようになってきたのは、きっと彼のおかげだ。彼を思えば仕事にも精がでるというのは変だけど。

でも、彼に釣り合う男で居たいからこそ
自分は少しばかり背を伸ばし]
(52) sudati 2020/12/26(Sat) 10:43:32

【人】 マジシャン 夜長


 …ありがとう。
 ああ、もちろんその気だったさ。
 後一時間後ぐらいにつく予定だから。

 ……部屋を暖めておいてくれ。


[明日も平日だ。>>46
無理をさせることはできない、そう分かっているのに彼を思えば湧き立つ情欲があった。今すぐにでも彼を抱きしめたいと。
清廉とした佇まいの彼の衣の中を自分は知っている。自分だけが知っている。いや自分以外に知らせる気などない。

此方の休みは不定期故に、逢瀬は夜が多く、夜の帳に濡れる色が自分は好きだった。足が自然と早くなるのは愛しい恋人の寂しさを埋める為だ。

手にしたカバンの中にしまったプレゼントだけでは足りない。
そんな気がして、サンタクロースの恰好をしたおじさんから、ケーキを買えば馴染みあるインターホンを押すまでが長く感じられた*]
(53) sudati 2020/12/26(Sat) 10:46:17

【人】 マジシャン 夜長

[一時間後――]


 …メリークリスマス。


[電子の文字で贈った言葉を
今度は、生身の声で彼に届けよう。インターホンを鳴らせば、出てきてくれた彼に柔く微笑み。その身を抱きしめただろう。もちろんケーキを落とさぬように、強く抱きしめることは出来ないが、周囲を気にする前に、その手を引いて
ドアの中へと抱きしめたまま滑り込めば、きっと

唇を奪おうとするだろう*]
(54) sudati 2020/12/26(Sat) 10:46:43

【人】 マジシャン 夜長

[恋人の顔を見れば抱きしめる腕は止まらなかった。
ドアの内側で触れた唇は暖かく、彼が部屋を暖めて待っていてくれたのだとわかった>>68仕方ないとばかりにも目を閉じてくれる彼が嬉しい。ああ、と頷いたのは食事に対する心配に対して。こういった小さな事を案じてくれるのが嬉しい。彼の中で自分がどれ程の存在を感じさせてくれる。>>69]


 …仕事先で軽食が出てな。
 それなりにお腹は膨れたんだ。


[そうこたえたのち、
それから母親のような心配をする彼に甘える子どもの振りをして、すり寄った。こうするのは年下の恋人の特権だと思う。最も、自分は彼を甘やかすのも好きなのだが、それはこのあとたっぷりとすると考えていた。

少しかさついた手に彼の暖かな手が触れる
けど、すぐ離すのだから
不満げに眉を僅かに潜めてその手を引けば
手の甲を掬い上げてちゅっと音を鳴らしてから解放しよう。]
(73) sudati 2020/12/26(Sat) 12:39:47

【人】 マジシャン 夜長


 …明日、休みだからな。
 もちろんそのつもりだがお前は?明日、仕事だよな?。
夜更かししないように注意をしないとだな。


[ケーキだと片手にもった箱を渡しながら
彼の部屋にと入っていく。部屋の中にはワインや菓子があって、彼が短い時間の間に精一杯用意してくれたのだと思えば胸の奥がじんわりと暖かくなった。>>6そのまま彼が用意してくれた席に腰を下ろせば、カバンを近くに置き、それから両手を広げ]


 …鬼走、おいで。


[彼を見つめる瞳は甘い]
(74) sudati 2020/12/26(Sat) 12:43:22

【人】 マジシャン 夜長


 俺はずっと寂しかった。
 …寂しい思いをさせてたよな、すまない。


[久しぶりだ。と笑い。
彼の香を抱きしめてそのぬくもりを確かめたい。と
見上げる目は彼を辿る。彼が用意してくれたささやかなパーティはもちろん、ケーキを一緒に食べるのも楽しみだ。それにプレゼントを渡すのも、したいことは沢山ある。けどまずは彼のぬくもりを味わいたいと笑みは伝えて。

視線の端、>>20片隅に以前訪れた際にはないものに気づき
あれは、と尋ねる頃には彼は腕の中で

此方を見つめてくれていただろうか*]
(75) sudati 2020/12/26(Sat) 12:45:46

【秘】 マジシャン 夜長 → 鬼走



 言っていいんだぞ。寂しかったって
 …鬼走は、俺をせめていいんだ。


[寂しいと言わない彼に囁く声は低い。
彼が間違えだと思う事は間違えではない。どうする事が出来ないと思ってもその言葉を口にしてほしかった。甘え下手な恋人の瞳を見つめて、問いかける。彼が解を見つけなくてもこの場では、追及しないが。

素直になれない彼を愛おしく思うからこそ
その寂し気な唇を奪いたくて
口づけは触れた]
(-33) sudati 2020/12/26(Sat) 20:22:40

【人】 マジシャン 夜長

[唇と唇が離れ
ぬくもりを分け合えば
外で感じた寒さが嘘のようだと感じられた。もっと抱きしめていたいとその背を抱いて、擦りよってくる彼の背を撫でる。最初の頃を今も覚えている。彼の愛おしさは募るばかり、覆いかぶさるようなぬくもりに一度目を閉じて。

問いかけたのは>>97
部屋の片隅の存在。息を飲む声に僅か眉を動かし]


 …当たった?
 何があたったんだ。


[立ち上がる彼が誤魔化すように引き出すのだから
その背を追いかけるように立ち上がり。背後に立った。また何か考えているのだろうか。似た者同士だと思っている。お互いに意外と慎重で臆病だ。そして、互いに惚れぬいている。背後から見下ろせば、白い首筋がみえた。>>98

背から引き出しの端に両手をついて
彼を棚と自分の間で閉じ込め]
(103) sudati 2020/12/26(Sat) 20:23:53

【人】 マジシャン 夜長

 なあ、鬼走 
 俺さ…冬休みができたんだけど。
 親父が振ってくれた仕事がなくなって…それ自体は
 悔しんだが、お前と過ごせるんだって思えたら


 嬉しかった。


[こんな事を言ってはいけないと分かっているのに。
その唇を奪うように顎へ手を滑らせ
また口づけを行う。

会えなかった日々を埋めるように。彼を求め]


 …今からじゃ、
 宿は取れないだろうけど。


[彼が隠した温泉へのペア宿泊券は見ていない。
封筒の中身が何か、くじであてたのならと推測はできるが、確証はない。彼の浮気を疑うことはないし、変な誤解を抱く気などない。いや、他の誤解は抱くかもしれないが。

そっと耳元に息を吹きかけて囁きをひとつ*]
(104) sudati 2020/12/26(Sat) 20:24:38

【秘】 マジシャン 夜長 → 鬼走



  …何を隠しているんだ?
 もしかして、いけないものが入っているとか?


[そんなものではないのは
小さな封筒を見ればわかるけど。指先はわざとらしく触れた顎から薄い唇に。彼の蠱惑的な唇は柔らかい。先ほどから降れるばかりだった唇をもっとゆっくりと味わいたいと指先はふにふにとなぞり。そのままゆっくりと下唇を押す。

そうして、後ろ首にキスをして
肌が赤く染まるのを見たいと意識をする。]
(-34) sudati 2020/12/26(Sat) 20:25:11

【秘】 マジシャン 夜長 → 鬼走



 …身体に聞いた方がいいか?


[これは口実。
彼に触れたかっただけだ。と今度は首筋に噛みついた*]
(-35) sudati 2020/12/26(Sat) 20:26:18

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長

 ―――……。


[力なく笑って、首を振る。

彼を責めてはいけない。
それは、恋人同士でもマナー違反でルール違反だと思う。
よくある“仕事と私、どっちが大事なの”と追い詰めるようなレベルの。
寂しかったのは事実だけれど、彼が言うのと自分が言うのとでは違うのだから。
自分が寂しいと言ってしまったら、それは彼のせいになってしまい、でもそれでも彼はどうしようもないことなのだから。

優しい、自分の寂しさを溶かすような口づけに、泣きたくなるような気持ちも消えていった]
(-38) momizituki 2020/12/26(Sat) 22:37:08

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長


 な、なにも隠してなんか……っ


[いや、旅行のことは隠していたわけではない。言い出せなかっただけだ。
言えば彼を困らせそうで。我儘ばかり言ってそうで。
年下なのに年上の自分を甘やかしてくれる恋人。
言えばそんなこと、と笑われるような部類のものだとわかっている。
それでも、一年付き合って知った彼の生活パターンと夢を知っているから、自分が足を引っ張る存在にだけはなりたくなくて。

 ただ―――息をひそめてやり過ごすだけだ。

そんな自分の思いを分かっているのかいないのか、夜長はじっくりと責めるかのように自分の唇に触れてくる。
指で。唇で。
首筋にも口づけを落とし、罪があるなら白状しろと責めてくる。だから]
(-39) momizituki 2020/12/26(Sat) 22:38:06

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長

 言わない―――。


[首筋に噛みつく彼の頭を撫でながら、じん、と痺れるその感覚に鳥肌が立つ。
知りたかったら躰に訊けと、薄く涙の膜が張った目で彼を見返して。
ああ、夜長の匂いだ。
久しぶりに感じるその熱に、陶然とした笑みを浮かべるが、彼の肩越しに見えるテーブルの上の食べ物が見えて]


 軽食だけなんて足りてないだろ……っ


[あっちを先に食べないと、と熱い吐息を漏らしながら、囁き返した*]
(-40) momizituki 2020/12/26(Sat) 22:38:49

【秘】 マジシャン 夜長 → 鬼走

[こういうとき
自分がもっと大人であればと思う。
力なく笑って首を振る彼を見るときのことだ。マナー違反など気にしなくていいのに。もし、自分が彼よりもずっと大人であれば彼は自分を追い詰めてくれただろうか。最もこういう彼だからこその愛おしさがあるのだけれど。

此方をまず第一にしてくれる。
そういう心根の綺麗な処にまた惚れてしまう>>111
仕事がなくなった事を残念な話だと心から思ってくれるのが嬉しくて堪らないと胸の奥が鳴った。このままパーティをはじめ、休みの予定について話すのもよかっただろう。けど、彼の隠し事が気になった身は彼を閉じ込めて。

隠してないという言葉にほうと息を吐いた]
(-46) sudati 2020/12/26(Sat) 23:42:09

【秘】 マジシャン 夜長 → 鬼走


 …なら、何で
 見せてくれないんだ?
 隠していないのなら、教えてくれてもいいんじゃないか。
 ……なあ、鬼走。


[少し意地悪をしている自覚はあった。
指先が唇に触れればその咥内を浅ましくも求めてしまいたい欲に襲われた。彼が自分に隠しごとをするのは後ろめたい事があるからではない。彼が隠すのは自分の事を考えてだ。そう自覚している。けど、だからこそ。

――ほんの少し、歯がゆい。]
(-47) sudati 2020/12/26(Sat) 23:42:34

【秘】 マジシャン 夜長 → 鬼走



 そうか。


[彼の返答に軽く歯が立つ。
首筋には痕を残すことはしないが、このまま強く噛めば服では隠せぬ場所に歯型がつくだろう。撫でてくれる彼にその許しを得ていないのだとばかり、薄く涙をはった目を見つめて訴える。知りたかったら身体に聞けという彼は挑発的だ。

先ほどまで触れていた唇が浮かべる笑みは美しく
扇情的で温まった身体の奥で
異なる熱を生む]


 …いや、ああ。
 そうだな、足りていないな。


[囁き返す彼の肩を撫で
片手が彼の腹部にと向かう。
棚と此方に挟まれた彼の肉体にと背後から腰を押し付けゆっくりと此方を向く唇にキスを重ねて舌で下唇を舐めれば、そのままちゅっと吸いついた。ああ、彼の香がする。彼もまた此方の香を感じているのだとは気づかず。

片手は辿るように服の上から臍の辺りをなぞり]


 …足りていないから俺にお前を食わせてくれ。
 ここ、暖めてくれているんだろう?
(-48) sudati 2020/12/26(Sat) 23:43:19

【秘】 マジシャン 夜長 → 鬼走

  ……それとも
 先に身体に聞かれたいか?


[もう一方の手が衣類越しに
彼の胸の飾りを探り当てて摘まむ。
ぎゅっと強くするのは、意識させるため。久しぶりとはいえ愛しい恋人の身体だ。どこがどう感じやすいかも、此処の快感が育っているのも知っている。くすっと笑う声は低さを保ち、年上の恋人へと向ける視線に上目をのせ。

どっちがいいと、誘う声は彼を求めて熱く。]

 
 今度の休みってさ
 以外と多くて ――。

  泊まりの旅行ができると思うんだ。


[お前の休みはいつ。と
視線は棚にと向け、わざと聞いた*]
(-49) sudati 2020/12/26(Sat) 23:45:16

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長

 んん……っ


[他人から見られる箇所に痕をつけられるかもしれないという怯え。
誰かの不審な視線を妄想するだけで、ぞくぞくしてくる。
夜長の手が腹にめぐらされてくる。そしてピタリとくっつくように腰を押し付けられて。囁かれた言葉はひどく甘い]



 俺を食べても、腹は膨れないだろぉ……っ



[拒否しているようで、でも拒絶している言葉ではない。
そんなことは、この恋人には察されている。

ひどくされたい、
意地悪されたい。
いつも優しい彼にめちゃくちゃにされたい、と思うような破壊衝動。

こんなこと、言葉にしたら破廉恥すぎて、彼に追い詰められた時くらいにしか言えないのだけれど]
(-53) momizituki 2020/12/27(Sun) 0:24:59

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長

 ん、あ……っ


[痛いくらいに彼の指先が自分の胸の飾りをつまむ。
元来乱暴はしない彼が、そうするのだからお仕置きのつもりなのか、それとも怒っているのか。
でも、そんな追い詰められているような気持ちが、癖になりそうなくらいに気持がいい。

何かを知っているんじゃないの、と思うくらい、彼は自分にとって都合のいいことばかりを口にする。
休みが多くて、泊まりの旅行ができると聞いた瞬間に、きっと自分の顔が晴れやかになってしまっただろう。
そして、棚に一瞬視線を動かしてしまって、その中に入るものが彼の言葉に関係するものだとばらしているのも同じだったが。

彼には特にわかりやすい自分だから、隠し事をしているなんて無意味だし、そんな大した秘密でもないし。
大体、もらった宿泊券はフリーチケット。
広い期間の中で好きに宿に宿泊できるというもので。
確かにこんなすぐに宿が取れるかどうかはわからないけれど、二人部屋なんてグレードでも下げれば一番取りやすい部屋ではないかと思うのだから、すぐに打ち明けて二人で旅行の計画を立てる方が建設的なのに]
(-54) momizituki 2020/12/27(Sun) 0:25:27

【秘】 鬼走 → マジシャン 夜長

( ―――ちょっとの時間だけ、夜長を独占してもいいよな )



[こっそりとそう思ってしまう。

きっと旅行のことを話したら、彼はなんだ、と安心して旅行にばかり気を取られるだろう。
でも、こうして自分が少しの間、言わないでいたら自分のことばかり考えてくれる?と甘えたことを考えてしまうのだ。

会えなかった時間のことを彼を責めることができない分、自分を責めてほしい……いや、可愛がってほしいのだ。

本当に面倒くさい性格をしているな、自分は、と我ながら思う。
屈折して甘えているのも自覚しているけれど、彼が欲しいのだと素直に誘うより、意地を張ったふりをしてお仕置きされる方が、彼から愛されている気がしてならなくて。
それはまるで親からの愛を確かめるためにわざと悪いことをする子供のよう。
そんな底の浅い嘘、彼にはきっとお見通しなのだろうけれど] 
(-55) momizituki 2020/12/27(Sun) 0:25:57